望月ミネタロウのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
脳の疾患・障害によって、一般人とは物の見え方が違う、
あるいは誤解を招く言動に走りがちでトラブルが絶えない、
そんな子供~若者たちの話。
3巻(最終巻)はカタストロフへ向かうのか、
それとも何も起きずにフニャッと終わるのか……
と思って読み進めたら、いい意味で期待を裏切られた。
「ひとりぼっち」であることを自覚した「まりちん」の心の叫びと、
彼女を救いたいと願う英雄(ひでお=10歳♂)の奮闘が切なくも美しい。
英雄の心象風景が物語全体を包括するかのような〆も個人的に好み。
スタージョン『[ウィジェット]と[ワジェット]とボフ』を連想した。
それにしても「未確認ランチ」いいなぁ!
ご相伴に与りた