しのとうこのレビュー一覧
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だんだん本の厚みが増してる気がする。
玉鶯亡き後、西都の領主代行を担うことができる者がいない。その後継を育てつつ、西都の政務を渋々担う壬氏....本当に壬氏は実直でいい奴が故に押し付けられて抱え込むなぁ....。
そして猫猫もなんだかんだ巻き込まれやすく、今回は監禁されて連れ去られて災難だったなと思いつつ、西都へ行く少し前から猫猫の護衛を兼ねてる雀さんの正体が明らかになったり、雀の旦那である馬良さんの雀への感情が垣間見えたり、猫猫が壬氏への気持ちを考え始めたり、ヘビーな中にも前を向けるような場面があって読み応えもあった。
キャラクターたちの関係性などは、複雑さを増して、ちゃんと把握して追ってい -
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災禍って、それ事態が起きただけでも大変だけど、その後がいかにしんどいかというのを改めて感じる巻だった。猫猫が、何もできない自分を歯痒く思いつつもできることをやっている、という感じだが、猫猫はすごくよくやってると思う。自分だけでなく周りへの考慮とか、作品当初はあまりなかった部分がされるようになってて感慨深かった。感慨深いといえば、壬氏の「猫猫」呼びが、気づいたらとても自然になってたのもほっこりした。2人の関係は本当にゆっくりとしか動かないけどそれはそれでほっこりするね。今回は壬氏が「補充」といって猫猫の手を繋ぐくらい。かわいい。
玉鶯の事情とか、陸孫の過去とか、怒涛の情報量と怒涛の展開で、玉鶯が -
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猫猫たちは無事に西都に到着。かなり前から話に上がっている蝗害が近づいているのだろうけれど束の間の平穏(?)という感じが大部分を占める。馬閃と里樹の意外な再会があったり、羅半の兄が登場したり、懐かしい人物たちが出てきたのも個人的にはよかった。
ただ最後にその蝗害が、えげつない感じにやってくる。重たい話がしんどい中で、人物たち(と新しく登場するアヒル)のささやかなおふざけや冗談、いつものやりとりが救い。
壬氏を西都に呼びつけてきた玉鶯は、壬氏を自分の引き立て役にしたいそうで、壬氏の存在感は主張弱め。猫猫が冗談で求婚されてるんだけど知ったらめんどくさく(読み手としては楽しく)なりそうで、いつバレるの -
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現代では治せるような病気でも、昔は村ひとつ全滅させることもあったり。
これは現実にも言える話ですね。
医学や薬学の発展過程なんだとはいえ、犠牲が出ていく様子は何とも言えない気持ちになります。
感染症がメインだったので、あまり猫猫の活躍はなかったですが。
他のキャラたちの存在感があって、謎だった背景が明らかになったり、読み応えがありました。
全体通してちょっと重い話だったかなと思ったところで、最後のほっこりがとてもよかったです。
最後にこういうのがあるのと、読後感が良くなりますね。
本音を言えば、もっと進展してほしいとも思っちゃいますが。
ここまできただけでも十分な進展なのかな。 -
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壬氏のぶっ飛んだ行動のせいで、とんでもない秘密を抱えることになってしまった猫猫は、自身が医術を学ぶ必要性があると感じ、女性は医官になれない環境の中で医術を学ぼうとする。これまで養父・羅門が猫猫と医術の間に距離を持たせていた意図もわかるし、猫猫の気持ちもわかる。発展と倫理の天秤は、特に社会という中で考えると本当に難しいなと思う。その観点で、この巻はこれまでになかった医術描写も多く重ためな感じではあった。
その中で、高順一家の面々が勢揃いしたのだがこの一家ほんとに濃いとか、案内された部屋の中でだらけたり壁で懸垂したりする場面が挿絵になってたりとか面白い部分もあったり。最後猫猫が壬氏にする行動がだい -
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まず言いたいのは、表紙がかわいい。蛇と睨まれた蛙感が溢れつつも微笑ましさが拭えない2人がとてもかわいい。
今回は、いつぞやに変人軍師・羅漢が言ってた碁の本が完成して宮中で大流行する。
壬氏の乳兄弟・馬閃の姉兄たちも新たに登場して、また濃い人たちが増えた。壬氏の実直な真面目さ、私は好きなんだけど周りがいい感じに手を抜いてるのを知ると虚しくなっちゃうよね....不憫壬氏もかわいい。
なんて思ってたら、最後の最後に壬氏が思わぬ行動に出る....!これには皇帝夫妻の絶句も猫猫の悪態も納得。皇帝と壬氏の察せられる本当の関係を思うと皇帝の切なさは悲しいな....。逆に開き直ってスッキリしてる感すらある壬氏 -
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新たなスタートという感じ。猫猫の元に高順がやってきて、猫猫が一度落ちたはずの官女試験をもう一度受けさせる。今度はやり手婆を買収し、国のTOP3からの推薦状も持ってきての強硬体制で(笑) そして猫猫は医官付きの官女になる。同僚となる新たなキャラクターたちも登場。異国の巫女の話がとりあえず決着する。
そんな中、はぐらかす猫猫についに壬氏が明言するという一大事が....!これまでの曖昧さが嘘のように、売り言葉に買い言葉だったとしても言及してる....!だいぶキラキラしさの剥がれた壬氏の割合が高くなってる気がしなくもないが、今後も楽しみ。それにしても、猫猫のスルースキルやべえ。 -
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今回はジンシとの関わり合いよりも「種痘」と感染症についてのクダリが一番面白かった。
ご存知のように「天然痘」だ。今でいうワクチンの開発に「牛痘」が使われたことは有名だが、その話しと繋がるともいえる。
牛や馬、ここでは主に牛だが、その牛の感染症として「牛痘」というものがある。罹患した牛には水疱状の出来ものができるのだが、牛の世話をする過程で手の傷などにその水疱の液体などが入り込むと、発熱、悪心などの一定症状を呈した後、2、3週間で完治するという…そうした牛飼いの人々が「天然痘」にはかからないということに着目したエドワード・ジェンナーが広めたとかれる「ワクチン」。
日本でも試されたわけだが、江戸 -
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ネタバレ☆途中まで(80.2話まで)
〜序章〜
・幼くして広宮に連れ去られたマオマオ
・皇女となる娘を助けたことで玉葉妃の侍女となる
・ジンシから調合の依頼
・ジンシに気に入られる
・園遊会にて里樹妃を毒から助ける
・ジンシの犯人探しに協力
〜阿多妃編編〜
・簪をくれた李白に協力してもらい里帰り
・阿多妃の侍女が亡くなる
・マオマオは阿多妃の侍女として仕える
・犯人は阿多妃の最高侍女
・里樹妃を殺そうとした犯人もその侍女だった
・阿多妃の息子に良かれと思って蜂蜜を与え殺してしまったから
・阿多妃は後宮を去る
・マオマオも侍女の家の関係者ということで後宮を去る
〜マオマオ事件解決編〜
・ジンシはマ -