U35のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1巻。
綺麗で可愛くて明るくて元気一杯なスタイル抜群の仙台の高校一年生、朝日奈舞にメロメロになりました。期待して会った男が思っていたのと違ったダサい風貌だったのに、あれやこれや面倒を見てくれて天使。自分の気持ちに気づいてからはテンパッてしまいあたふたする描写には愛おしくて堪らなくなりました。舞の溌剌とした表情、いたずらっぽい表情、焦っている表情どれも素敵。U35さんのキャラクターは大好きです。
舞の他も一人を除いて楽しい人で良い作品でした。
カクヨムに連載していたのを改題して書籍化した作品。カクヨムには本作品の後日談も載っている。舞、益々可愛い。 -
Posted by ブクログ
既刊2巻。お妃が決まるにはあと最低2巻は必要では。
魔王が日本に来た、というファンタジー要素は小ネタ程度で中身は現実の日本、特に川口市とリンクした作品です。
魔王で高校生の真野は、同級生でお隣さんの女子高生藍野瑛美のお見立てで川口市に実際にあるショッピングセンターで"ユニクロ"とか"GU"といったお店の服を買って行きます。他にもZARAや無印良品などのブランドが出るし、魔界からの押し掛け自称許嫁のティア嬢は高級ブランドを身につけているし…ティアの腕時計、Harry Winston Avenue C Dual Timeですって!ちなみにこれは普段使い用とのこと。
この作品は現実世界とライトノベルのノリが重なったとてもユニークなものです。
さらに章末毎にファッションアドバイザーで本作品の監修者であるMBさんのファッションアドバイスが書かれていてるという特殊構造。2巻後書きでは作中のプロットを作ったあと、シーンにあったファッションコーディネートをMBさんが出してそれをまた作品に取り入れるという手間のかかった執筆をしていることを著者が明かしています。
お妃探しに日本に来たオタク魔王が見初めたのは藍野の友達の白石さん。魔王、藍野、白石さんの微妙なバランスがストーリーの柱で2巻ラストでこれからシリアス展開?というところまできました。
三人にティアを加えた決着を見届けたいです。
イラストはU35さん。話がファッションをテーマにしてるだけあって作中で出た服を来たキャラクターのイラストがたくさん出てきます。文章でのおしゃれ表現が視覚で最高の分かりやすさで描かれています。
普通のラノベよりイラスト多いし、手間がかかっていると思う。だけど全部神絵。特に1巻表紙、ダサファッションの男の子を引っ張る可愛くて溌剌とした女の子の絵がたまらなく購読欲をあげてくれました。
2巻259頁の絵切ない。この表情の先にみんなに幸せがあって欲しい。
でも自分はマリルダ推し(・ωく) -
Posted by ブクログ
ネタバレふとしたことから週に一度5千円で命令する側とされる側になった女子高生二人の歪な関係物語。
驚くのは二人とも命令したりされたりすることにそれほど抵抗感がないこと。何かが欠けている気がする。
それでもお金という免罪符のもとでその関係を続けるのは、いや、やめたくないのは二人が互いを必要としているからなのだ。
もちろん二人は普通の友達ではないし、ましてや恋人でもない。
でも、その人の前ではいつも被っている仮面をつけなくていい、素の自分でいられる事が二人を結びつけている。
次第に過激になっていく命令は相手がどこまで自分のことを受け入れてくれるのか試しているようでもある。
タイトルから想像されるようなライトノベル的な展開はあまりなく、命令の痛さや主人公たちの負の感情で正直読んでてあまり楽しくはない。それでも彼らの今後を、今の歪な関係のその果てに彼女たちはどんな関係になるのか?を見てみたいと思う。
そんなお話。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ企業の知財部の若手女子社員を主人公にしたシリーズ三作目。
特許というなかなか一般には馴染みのない題材を分かりやすく料理して、しかもお仕事小説らしく一発逆転のドンデン返しもある良いシリーズ。
だいぶ仕事に慣れてしっかりしてきた彼女。
上司との関係も進展するかと思われたのだけど、その上司が親会社に戻ることになってしまう。
そのタイミングで彼女にとって最悪の案件が持ち上がってというお話。
途中からこれはこの巻で終わらないなあと思ったら案の定、解決は次巻に持ち越しと言う初めてのパターンだった。
パテント・トロール側の男のクズっぽさに逆にこれからの大逆転への期待値が増す^^
いやあ次巻が楽しみ -
Posted by ブクログ
集英社オレンジ文庫はライト文芸を謳うレーベル。表紙からも窺えるように内容的にはライトノベルである。
お仕事小説の一種であるが、舞台が中堅飲料会社の知的財産部という点が目新しい。知的財産=知財というのは、財産的な価値がある情報であって、形をもたないもの、例えば発明やデザイン(意匠)を指す。製品開発などから得られたそうした無形の財産を、「これは当社が発明しました」と権利化し、他社との競合がないか留意し、他社が自社の権利を侵害しているようなら警告するといった業務にあたる。地味といえば地味、お堅いといえばお堅い。
本作、ドラマ化もされていてそちらを先に見た。視聴率はさほど高いとは言えないまま終わったようなのだが、個人的にはおもしろかった。それで、原作を読んでみた。
主人公は藤崎亜季。一見デキるキャリアウーマンに見えるが、中身は抜けているところも多い。だが素直でまっすぐなのが美点。知財のことはまったくわからず配属になったが、頑張っていこうと思っている。
直属の上司は弁理士の北脇。親会社からの出向である。クールで若干変わり者。仕事はバリバリできる。周囲からは冷たい天才肌と思われがちだが、陰ではしっかり努力し、そして実は根は「いい人」である。
この凸凹コンビが、知財に関わるさまざまなビジネスのトラブルを解決していく。
知財xラノベの組み合わせ、やや意外なところだが、これがなかなかどうしておもしろい。
自分の作ったキャラクターが勝手に商標登録されてしまったら?
自社製品のパロディ商品が売られていた。相手に悪意はなさそうだけど、許す? 許さない?
全社あげて力を入れていた商品の根本の技術が他社に特許化されてしまった。もしや情報漏洩なのか?
さまざまな事件を通し、知財一年生だった亜季は徐々に成長していき、北脇とのバディも段々と色合いが変わっていく。
この会社、どうやら高崎近辺であるようで、「ハラダのラスク」が出てきたり、亜季が自家用車通勤していたり、といった地域性が感じられる設定もおもしろい。
何より知財に関連するビジネスの駆け引きをわかりやすく説いているのがすごい。著者インタビューによれば、元々は理系の研究者をしており、知財を進路とする知人もいたとのこと。なるほどと思わせる手堅さがある。
けれど一方で、ラノベらしさもしっかりあり、亜季と北脇の関係性がどうなっていくのかという点でも読ませる。
2巻が既刊、3巻が近日出版とのことで、続編もいずれ読むかもしれない。