【感想・ネタバレ】オレ、NO力者につき！のレビュー

阿智太郎 / U35

人類のほとんどが、なんらかの特殊能力を持つようになった現代。神様からの贈り物という意味を込めて、この能力は『ギフト』と呼ばれている。当然、オレのまわりの人たちも、みんな『ギフト』を持っている。ただ一人の例外、そう、オレを除いて……。昔はこの現実に悩んだこともあったが、今は別になんとも思っちゃいない。だけど、いるんだな、そんなオレにいらぬ同情をする連中が。たとえば、オレが通う青葉高校の生徒会長とかね。悪気がないのはわかるけど、それってほんとにありがた迷惑ってやつ。だからオレは証明してやらなきゃならない。『ギフト』のない異常な人間のオレでも、オレらしく学校生活を楽しめるってことをね。みんなもこんなオレを応援してくれよな。

[ごみかす · ★★★★☆]

おもしろい

久しぶりにラノベを読んだけど読みやすいなあと感じた。物語の展開も早く、じれったさがないのが良いと思った。

[ブクログ · ★★★★☆]

1巻読み切り。
5vs5の異能バトルがメインのドタバタ学園コメディ。強い異能力者を弱い力の者が倒してゆくところに面白味を感じた。
元気一杯、大食い、天然娘の主人公の幼馴染のつばさがとても良いです。彼女の溌剌で、なーんも悩まずただただポジティブ娘さんの姿がテキストからU35さんのイラストからビシバシ伝わってきました。169ページの主人公を励ますつばさの笑顔！こんな笑顔見せられたり見せたりする間柄なのに互いの好意に気づきもしない二人が可笑しい。主人公とヒロインの両方とも鈍感というのが物珍しい阿智太郎先生らしい楽しいライトノベルです。