U35のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
既刊2冊。きびしいこと言うけど未完と思ってる。
『頑張ればうまくゆく』『いつかきっと変われる』の凡百のライトノベル作品群の中で主人公が意志か意地でマイナスを指向している異色作でした。
正直言ってそこまで突き抜けられない。2巻のヒロインの最強のビリギャル仲里杏奈が吐露したように勉強が出来ない事点数が悪い事を気にするのが普通だしそれを覆そうと抗うのは格好悪い事ではない。
主人公がよく口にする"ルサンチマン"にこの作品解読のヒントがあるように思える。
あと本来のヒロインは小野寺薫であるべきと思うが2巻で出番が減ったのがさみしい。その分PayPayインストールを申し付ける小野寺と主 -
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Posted by ブクログ
『それってパクリじゃないですか?』の続編。
1巻で、会社にとっても知財部にとっても大きなピンチを乗り越え、バディ感も増してきた新米知的財産(知財)部員である主人公・亜季と上司の弁理士・北脇。
とはいえ、亜季としては北脇に早く一人前と認めてもらいたい。だが、仕事はできるがやや変わり者でクールな北脇は、必要以上に褒めたりおだてたりはしない。それはある意味、誠実さの裏返しでもあるのだが。
知財部は会社の権利を守る部署だが、時として細かいことを言い立てて、開発に水を指す、と煙たがられることもある。どんなによいものであろうと、他社の特許に抵触していたり、先に権利を押さえられてしまったりすれば、後々、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ知的財産権についての話をしているときに、この本について知っていますか?と聞かれたことをきっかけに購入する。
物語は月夜野ドリンクという会社で知財部(知的財産を管理する部署)に配属された藤崎亜季と、出向で赴いた北脇雅美(亜季の上司・弁理士)の会社の権利を守るお話である。
5つの話で構成される。
①ふてぶてリリイの商標がパクられそうになる
②新商品のカメレオンティの特許申請について
③緑のお茶屋さんと緑のオチアイさん パロディについて
④新商品カメレオンティが発売できなくなり窮地に追いやられる
⑤諦めない亜季の話
知財部の話であるので、知的財産を管理する部署の仕事を読み解くことができた。また