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彼女――宮城は変だ。週に一回五千円で、私に命令する権利を買う。一緒にゲームしたり、お菓子を食べさせたり、気分次第で危ない命令も時々。秘密を共有し始めてもう半年経つけれど、彼女は「私たちは友達じゃない」なんて言う。ねぇ宮城、これが友情でないのなら、私たちはどういう関係なの?
あの人――仙台さんでなければいけない理由は、今も別にない。私のふとした思い付きに彼女が乗った、ただそれだけ。だから私は、どんな命令も拒まない彼女を今日も試す。……次の春、もし別のクラスになったとしても彼女はこの関係を続けてくれるだろうか。今は、それがちょっとだけ気がかりだ。
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Posted by ブクログ
む、難しい…。正直なところ思春期の女の子の考えてることはわからんなとなった。徐々に関係性が深まっていく様子は1刊ならではで良かったと思う。言い訳の五千円ってサブタイトルが絶妙だと思う。
宮城が基本的に常に意味わからんというか、人恋しさの穴を言い訳の五千円で埋めようとしてるところとかとか、ナニモノかになる気はないのに半端になろうとして、いざ実際にそのタイミングになるとビビって引いてしまうところとか、そういうところがめちゃくちゃ“人間”であり、生きている。行動に意味を求めると意味不明すぎてわけわからんキャラなんだけど、意味を求めて生きてないじゃないですか、この年頃の人間なんて。なんかそういう若さを神視点から観測することを面白いと思えるかどうか、みたいな作品
Posted by ブクログ
ふとしたことから週に一度5千円で命令する側とされる側になった女子高生二人の歪な関係物語。
驚くのは二人とも命令したりされたりすることにそれほど抵抗感がないこと。何かが欠けている気がする。
それでもお金という免罪符のもとでその関係を続けるのは、いや、やめたくないのは二人が互いを必要としているからなのだ。
もちろん二人は普通の友達ではないし、ましてや恋人でもない。
でも、その人の前ではいつも被っている仮面をつけなくていい、素の自分でいられる事が二人を結びつけている。
次第に過激になっていく命令は相手がどこまで自分のことを受け入れてくれるのか試しているようでもある。
タイトルから想像されるようなライトノベル的な展開はあまりなく、命令の痛さや主人公たちの負の感情で正直読んでてあまり楽しくはない。それでも彼らの今後を、今の歪な関係のその果てに彼女たちはどんな関係になるのか?を見てみたいと思う。
そんなお話。
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