佐々木紀彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネットのメディアを追いかけていると、知っていることも多い。だが、頭の中が整理されるのはもちろん、整理されていく中で気づかなかった視点が次々に出てくる。
これからのメディア新世界で起きる変化、紙→ウェブへきて気づいたこと、米国製メディアのマネタイズ例、ウェブメディアの稼ぎ方、メディア人のキャリア論など。
いかにマネタイズするか?という切り口で統一されているのが面白い。モデルケースは語られるものの、著者もそれがベストとまでは決して明言しておらず、まだまだウェブメディアのマネタイズ方法の完成形は見えていないことが分かる。
こういったウェブメディアに携わる人の本を読みたいが、まだまだ世の中にあまりない。 -
Posted by ブクログ
非常に面白かった。
著者は1979年生まれで東洋経済新報社の現役記者である。
2007年より2年間休職して、スタンフォードの大学院に留学した時の経験をもとに
本書を書きあげたとのこと。
アメリカという国に対して、特別な感情を抱かなくなった世代による新感覚のアメリカ論である。
私もほぼ同じ世代なので、それほど新しい感覚はないのだが
考えてみれば、書籍という形でこういうアメリカ論を読むのは初めてだ。
なぜだろう・・・と考えてみると
著者はまだ32歳、物書きとしては若い部類に入る。
そうか、いよいよ我々の世代が社会の中心に入ってきたんだな。
だから、こういう感覚のアメリカ論が日の目を見るようになったのか。
ここ最近「若者内向き論」が世間をにぎわせています。
ありがちなのは、「俺たちが若かったころはみな海外に行きたがったのに、今どきの若者といったら海外旅行も留学もしない。もっと海外に打って出るべきだ。」とお説教するパターンです。
中略
では、最大の理由とは何でしょうか。
それは「日本が成熟国家になったから」だと思います。
言い換えれば、若者が、米国的なものに憧れや魅力を感じなくなったのです。
中略
日常生活のレベルや文化の面で、感動することはほとんでありません。日本のほうが、サービスの質や便利さでは断然進んでいますし、米国の文化を学ぶより日本の歴史や文化を深掘りするほうが面白い。
エルビス・プレスリーの曲を愛する小泉元首相のような、米国への強い憧れが欠落しているわけです。
中略
そもそも、ドイツ人やブランス人の学生が、米国への留学生が減っていることを嘆くでしょうか。
過去十五年間、英国、ドイツ、フランスからの留学生は英国が7000~8000人、フランスが6000~7000人当たりを上下しているだけで、大きな変化はありません。
ですが「米国への留学生を増やさなければ」といった懸念の声をヨーロッパ人から、ついぞ聞いたことがありません。
中略
日本人の留学生数も、これから数年さらに減った後、ヨーロッパ諸国のように一定の水準で落ち着くようになるのではないでしょうか。
中略
やや大げさにいえば、私たちの世代は、米国を冷静に見ることのできる、米国を相対化できるはじめての世代なのかもしれません。米国を目の敵にする人も、米国にかぶれている人も、実のところ、その精神構造は似ています。「好きの反対は無関心」とよく言われるように、反米に燃える人は、奥底で米国に対する愛があるものです。太平洋戦争の「敗戦後遺症」が、米国に対する複雑な感情を生み、バランスの良い愛国心を生む妨げとなっているように感じます。
幼心に米国は敵であると植えつけられ、米国に愛憎半ばする思いを抱いてきた戦中世代、米国に特別な感情を抱き、米国を日本のモデルとして追いかけてきた団塊前後の世代。
そして、その二つの世代に続く、豊かな時代を生き、米国を相対化する目をもった世代---。
この若き世代が日本の中核をなすようになったとき、日本は本当に"新しい日本"を生みだせるのではないかーーー
私はそんな風に思っています。 -
Posted by ブクログ
アメリカのスタンフォード大学に2年間の留学をした筆者の経験や経済誌記者としての見聞を交えて、アメリカの大学で学ぶエリート学生の生態、考え方が描かれている。
そして、それをもとに政治、経済、文化、歴史などにおいて、アメリカのエリートがどのように発想するのか、、、ということについてもいろいろな材料を挙げて記述しているので、「米国製エリートは本当にすごいのか?」という表題とはちょっと違って、アメリカの大学を出たエリート達を通して、日本の各分野における今後を考える材料を提供している本。
全体としてよくまとまった内容で、著者の勉強ぶり、炯眼ぶりがうかがわれ、私は楽しく読んだ。 -
Posted by ブクログ
英語勉強したいんゴねぇ(2年ぶり7回目)
米国人の考え方や特性をざっくり知るにはちょうどいい読みやすさだった。英語話す人口が15億人いる中でネイティブがたった4億人ってデータは面白くて、非ネイティブとの会話が今後もメインになるのであればネイティブレベルまでは極論要らないってのは自信になるな。
英語好きなのよ。英語好きだけど手を出す暇がないのよ。こういう奴周りにも多いでしょ?暇なんてあるだろって言いたいでしょ?そうだよあるよ?あるけど他に楽しいことがもっとあるからだよ?で?何それ俺が悪いん?あっそ?覚えとけよ?2年後ペラッペラになってっかんな?あん?知らねーぞ?
↑こうして退路でも断たん限りやらんわな -
Posted by ブクログ
①セレクト(選ぶ)、良いところだけを見る、後は数字をチェック、両極端に振る。
②コネクト(つなげる)、古いものと新しいもの、縦への深堀りと横展開、文化的摩擦が大きいもの同士をつなげる。
③プロモート(届ける)、時間軸、思想、真実
④エンゲージ(深める)、サブスクリプション、コミュニティー
Netflixはユーザファーストよりもクリエイターファースト。ディズニーが引退する時、1番残したいものは教育の場。WeWorkのトータルコストは平均的な物件に比べて50%安く、会員専用のアプリを使って会員をつなぎ、法務やマーケティングのプロ、ベンチャーキャピタリストにもつなぐ。
編集思考の土台となるリソースは①教育、②人脈、③権力
①教養とは最先端と普遍の引き出しを多く持っている状態、変化の時代だからこそ逆説的に時代を超えた普遍性が際立つようになる。
②人脈、ビジネスパーソンなら誰が仕事を手伝ってくれるか、人脈がないと編集思考で良いアイディアを考えても形にはならない。人脈を築く上での1つのポイントは世代教習文化性別を超えて自分と異なる人とのネットワークを大事にすること。
③権力や権威があると、自ら決断して他の人を動かすことができるようになる決められると言う事はそれ自体が大きな価値
移動すればするほど人はクリエイティブになれる。それを誰より実証しているのが葛飾北斎。
3分の1の法則、自分の聞きたいことを3分の1、相手が話したそうなことを3分の1、観客や視聴者が聞きたそうなことを3分の1、このバランスをリアルタイムで調整しながら場を組み立てる。
人は話すほど相手を信頼しやすくなる。
昔よりも地位が上がっている時は、位置エネルギーが変わっていることを意識して、コミニケーションの方法を変えないと、昔と同じ態度をとっていてはダメ。謙虚に優しくしないと周りの人が本音を言ってくれず、裸の王様になってしまう。
上手に悪口を引き出す。人は悪口が言いたくてたまらない生き物、一旦口火を切ると音音が吹き出してしまうそして同じ悪口を共有した者同士は妙な連帯感が生まれる。
7つの方針、①西海岸と東海岸、②老いと若き、③男性と女性、④リアルとバーチャル、⑤地方と東京、⑥日本と海外、⑦経済と文化とテクノロジー