佐々木紀彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これから、社会は、日本はどうなるのか、そして自分はどうしたらいいのか、という問題意識があり買った本です。
70年サイクルのガラガラポン革命が2020年を目安に起こるのだという話。
確かに、読んでいくとなるほど2020年に節目がやってきそうだという気がします。
これから大切なことで、教養を強調されていました。
教養がなければイノベーションも起こせないし、起業してもワクワクさせられるようなビジョンを描けない。
人生を捧げるだけのビジョンを掲げているスタートアップがこの国には少ない、ということ、
自分でもうっすらと思っていたことだったのですが、著者の佐々木さんはズバッと言い切りました。
やはり様々な人にたくさんインタビューされているだけあって、本書の中で紹介しきれないほど多くのものを感じておられるのだと思います。
教養は自分にも足りない部分なので、今からでも読書をしたりアートに触れたりして、リベラルアーツの素養を身につけていきたいと思いました。
2020年から、わくわくする未来が開けるよう、未来形で議論できるようにしたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
日本が第3の転換期にある、というのは以前から言われていることですが、いよいよ大きく変わるときが近づいた気がします。
この著書は、NewsPicks編集長である著者が6つのテーマに分けて、その低迷の原因とそこからの脱出のためのヒントをまとめています。
上手く整理されていますので、テーマに応じて読み返す価値はあると思います。
いろいろと興味ある記述もあったのですが、現在話題の生前退位からの改元の影響については、少し以外でもあり、納得もできます。
この作品では、2020年を1つの区切りとしていますが、あと3年、短い期間で何ができるのか、考える必要があります。
▼「日本3.0」=日本の近代が3段階目に入ること
▼第3のガラガラポン革命を引き起こす「10のファクター」
①年功序列の終わり
②正社員と非正規社員の格差解消
③男女逆転
④外国人労働者の登用
⑤難民
⑥業界再編・伝統企業の倒産
⑦スタートアップの興隆
⑧第4次産業革命
⑨交通革命
⑩グローバル化
▼リーダーの7つの力
①体力
②ワールドクラスの教養
③クリティカル・シンキング
④議論・説得する力(レトリック)
⑤無私
⑥孤独力
⑦コスモジャポニズム
<目次>
第1章 日本3.0の始まり
第2章 日本3.0と国家
第3章 日本3.0と経済
第4章 日本3.0と仕事
第5章 日本3.0と教育
第6章 日本3.0とリーダー -
Posted by ブクログ
Newspics編集長の佐々木さんによる著書。
2020年後の日本を明治維新後、戦後につづく近代3回目の転換点日本3.0として、政治、経済、教育、働き方と様々な角度から現状分析と未来予想をしている。
普段から幅広い人達と接し、取材されているということでかなり多面的かつ客観的に捉えていて、大変興味深かった。
本書中で筆者が再三しているこれからの日本の中心になる30代の一人として、自らの力の無さを痛感する内容でもあった。ただヒントとしてこれからは大企業とベンチャー、都心と地方、グローバルとローカル
境界を跨いで活躍できる人が重要になるというのはすごくしっくり来たし、自分のキャリア感にもマッチした。ビジネスをする上でも重要になる教養を得るためにもとにかく本を読むこと、自身が圧倒的に足りないと感じているレトリックを含むアウトプット力を鍛えること。この2つは明日からにでも取組みたいと思った。 -
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かなり面白かった。メモ:
タイトルが10倍重要
ウェブは感情、紙は理性
余韻より断言、建前より本音
一貫性よりも多様性
集団よりも個人
本は紙のまま残る
有料会員を増やすヒント:
・広告表示もページ分割もない、特別なレイアウトを提供する
・無料のイベントに会員を優先招待する、もしくは有料イベントを割引する
・好きな筆者に質問を送ることができる
・自分の興味に合った記事が読めるパーソナライズ機能を追加する
・世界中の企業を網羅した企業検索サービスを使える
ジャーナリストの条件:
① 媒体を使い分ける力
② テクノロジーに関する造詣
③ ビジネスに関する造詣
④ 万能性+最低3つの得意分野
⑤ 地域、国を越える力
⑥ 孤独に耐える力
⑦ 教養 -
Posted by ブクログ
生き残るメディアとして、データの活用によりユーザーの動向が分かる必要がある。
それができるのは、雑誌とWebに、同一雑誌のコンテンツが存在するところのみ。
しかも、Web側での何らかのアクションがあることが必須となる。
しかしながら、仮にそれがあるとして、
それでも雑誌編集関係者は、
Webテクノロジーへの理解の低さから、そのデータの存在有無・場所、利用方法がわからない。
一方でWeb開発関係者は、
Webに閉じた世界だけで、あとは適当なブロガーを雇ってコンテンツを淘汰選別することしか知らないから、
雑誌編集者と手を取り合うことは選択肢として頭にない。
逆にそこで手を取り合うことができれば、雑誌コンテンツのWeb上での有効活用ができると言えそうだ。 -
Posted by ブクログ
p18
以前は、コンテンツをつくったら売りっぱなしモデル。今後ほ出した後が大事、分析、ビックデータのはなし
⇨ソシャゲにも近いな
p20
媒体丸ごとでなく、誰が書いた記事か、どんなテーマか。ituneでアルバムでなく、曲がバラ売りになったのと同じ。
p37
ライバルは日経ビジネスオンライン、ダイヤモンドオンライン?
p38
一般にニュースさいとはpcを重視しがち。スマホは広告で稼ぎにくいから
p41
新聞ほどのタイムリーさはないので、めざすのはクオリティの高い第二報
p64
アメリカの新聞は広告が8-9割、日本は2-3割
p156
キュレーションサービスが人気を博していますが、こうした人間を介さないシステムだけで、読者が満足する日は永遠にこないでしょう -
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スタンフォードに留学した筆者の体験から述べられる米国大学院の実態から始まり、日本人のメンタリティが如何にあるべきかという議論へ展開。
タイトルの内容は導入に過ぎなくて、筆者の言いたいことは寧ろメンタリティと日本の問題点にある(雇用の流動性とIT投資の相関性、雇用の流動性と出産のハードルの相関性等、非常に興味深い視点であった。)
英語のような表面部分にのみ拘るのではなく、自分の知を追求するという姿勢。まずは経済的精神的に独立して大局を語ること。ここには強く同意する。
知への憧れは強いが、独立も出来ないない自分の状況では何もことは成し遂げられないので、「てめえの仕事を立派にこな」してやろうと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・タイトル付けがうまい雑誌:週刊文春、アエラ、BRUTSU
◆アメリカメディア市場
・オンライン広告が安すぎて稼げない
100:10:1の法則:紙で100万円だった広告が、ウェブで10万円となり、モバイルで1万円となる
<理由>
①広告需要<<広告枠
②巨大なPF覇者の存在(Google,Facebookなどで64%の広告枠を握っている)
◆攻めている米メディア
・Financial Times
30人体制のデータ分析部門:サイト上での読者の行動を分析→有料会員を増やすための施策だし
-どの分野のコンテンツが好きか
-どの時間帯に読むか
-どんな読者が有料会員になりやすいか
・New York Times
①プライシング
-モバイル、PC、タブレットで価格が違う
-特定のカテゴリーだけ読めるプラン(政治とか)を導入
-特別イベントへの参加権とセットの高額プランを導入
②グローバル
-NYTの翻訳記事+現地記者の記事というスタイルで展開
③動画コンテンツの拡充
-動画の広告料は高いから
-無料のニュース動画配信を開始
④ブランドエクステンション
-NYTブランドを使った商品展開をする(ゲーム、Eコマースなど)
-クロスワードパズルは年会費40ドルで提供している
⑤イベント
-コネクションを活かした大物イベントを高額で展開
・フォーブス
-ルイス・ドヴォーキンの手腕:オープン化
-書き手の99%は外部(そのため書き手のプロフィールを詳しく出している)
-編集権限も書き手に委譲(コメントや構成を変えられる)
-ただし、書き手になれる合格率は10%程度
⇒目利きした人をマネジメントするビジネスに変化
◆ウェブメディアの分類
・PVの高さ×ARPUの高さで2by2マトリックスを作る
①PV低い×ARPU高い:ニッチメディア
-代表例はビジネスメディア
→B2B広告に強いので広告料とれる
-日本なら日経ビジネスオンライン、海外ならアトランティックやフォーブスがここ
②PV高い×ARPU低い=マスメディア
・海外だとハフポや英ガーディアン
③PV高い×ARPU高い
・海外:ウォールストリートジャーナル、FT、NYT
・日本:日経新聞(有料会員30万人、月額課金6億)
◆メディアの稼ぎ方
①広告
②有料課金(メーター制)
③イベント(著名人の講演など)
④ゲーム(NYTクロスワードパズルなど。会員制)
⑤物販(ほぼ日の手帳が代表例)
⑥データ販売
⑦教育(ex.ワシントンポストは予備校事業を展開)
⑧マーケティング支援
◆どうすればネット広告は儲かるか?
①データ志向の徹底
・クッキーでは拾えない深い粒度の情報を拾う
→読者を会員登録させる
・その際に不快感を与えてはダメ。登録すると付加的なサービスを受けられるようにする
(fbログインなどで簡単にするのもあり)
・自社がもつ様々な読者データとひもづけて管理する(イベント出席率など)
→共通IDで管理するのが大前提
②広告を面白くする:ブランドコンテンツ
・商品を直接アピールせず、長期的にブランドを育てるコンテンツ
・売上成長率40%、単価が高い
→参入が相次ぐ
◆有料化を成功させるには?
①ターゲットが経済系かエリート系かデータ系
・人はビジネスや投資に役立つ情報には金を払う
②紙で築いたブランド
・ハフポは有料課金をしても失敗した
③無料サイトとしての実績
・最初から有料化しても読まない
・ただしPVだけでなく、スティッキネス(中毒性)も大事
-ハフポは月1読者が66%で月30回以上訪れる常連は1%未満
-NYTは常連が14%、1-30回訪れる人は51%
◆ベンチマーク
・オンラインプロデューサー:ネットマネタイズのプロ
-中川淳一郎:博報堂→雑誌編集者→NEWSポストセブン編集しつつ企業のオウンドメディアのプロデュース
-柳瀬博一:日経ビジネス記者→書籍編集→日経ビジネスオンラインプロデューサー(JICA×池上彰の企画や三浦しおん×コニカミノルタ企画など秀逸)
-編集とマネタイズのプロ:リクルートが多く抱える
→人材をRからひっぱるのもあり
・起業家ジャーナリスト
-津田大介
-渡邊正裕(MyNewsJapan社長)
-アンドリューサリバン(人気政治ブログディッシュ運営)
-タイラーブリュレ(グローバル情報誌モノクル編集長):雑誌を軸にweb,ラジオ、動画配信、カフェ、セレクトショップを展開 -
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東洋経済ONLINEの編集長である著者が、いかにしてメディアはこれまでの体質を脱却し、新たな収益モデルを作るべきかということを問題提起している。メディア第一人者として示唆溢れる内容で、特に紙とデジタルに関する独自の視点は非常に興味深い。ここで紹介されているのは、これまで老舗で成功した新聞社や出版社がいかにしてデジタル戦略を確立し、新たなマネタイズの仕組みを作ったかというもので、FTやNY Timesなど、広告収入から課金モデルへ転換を図った事例は、過去の成功体験にとらわれて構造改革できない企業が多いなかで、ドラスティックに変革したイノベーションのロールモデルとしても非常に勉強になった。何かのテーマについて考える時、海外や歴史をひもとくという著者。前作の「米国製エリートは本当にすごいのか?」よりも個人的には全然本書のほうが面白かった。
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ネタバレ(はじめに)本書を手に取る為の第一歩
「最近の若者は内向き志向で留学に行かない」「東大に行くよりもハーバードに進学したほうがよい」等々。とかく”海外礼賛”の色彩が強い昨今の言説に僕は違和感を感じていた。米国エリートは巷で言われるように優秀なんだろうか?そもそもエリートってなんだっけ?自分も海外留学を夢見て、そして曲がりなりにも異国で留学生として過ごす時間を経験して感じた、各種のモヤモヤした違和感。そんな留学を経て世間に違和感を感じ始めた人にこそ本書をお勧めしたい。
(本論)面白いか、どこが面白いか、なぜそう思うのか
一読して思うのは「単なる留学体験日記でもなく、平凡なエリートとは?論で終わらない、知的刺激に満ちた一冊だな」ということ。結構面白い。米国エリートの考えていること、及びエリート養成のための教育等、現在の日本が取り入れるべきところは多いと感じた。一方で主語を「日本」なんて曖昧にせずに自分自身が成長する上でも知識を大量にインプットし、整理し、発信する力は重要だと反省。また留学を取り巻く各種言説(掲題の「日本人留学生の減少」等)についても、言ってしまえば「日本がかつてほど裕福でなくなり、また若者の数が減っていること」「一方で米国の魅力が相対的に低下している(逆に日本は住みやすく魅力的になっている)こと」という説明にはとても納得した。また留学生を世界に送り出す中国・韓国等の国についても「住みにくいから」という理由は一定の説得力があるなぁと思う。
(終わり)この本を読んで次なる一歩
この本を読んで海外留学、特に英語圏への留学への捉え方が変わったように思う。これまでは漠たる憧れと興味だったものが、今はどちらかというと自己の研鑽一過程として明確化した感じ。また留学に限らず、エリートになるためというわけでなくても、圧倒的なインプット及び思考が足りてないという反省は、明日からの学びに直結するだろう。僕はまず、難しい本から逃げずに読もうと思う。 -
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東洋経済ビジネスオンラインの編集長。「これから5年で、日本のメディア業界が激変する」と言う。
著者がオンライン部門の編集長に就任後、PVをぐっと増やしたことでも有名。ただ、最近では逆に記事の質の低下も実は指摘されている。ただそのことも含めて、「逃げ道をつくらず、炎上をおそれず自分の意見を主張してほしい」というのが著者が主張することであり、その戦略には覚悟もあるのだろう。
今の40代は中途半端だ、紙にも拘ってメディアのウェブシフトにコミットできない(どこかへ行ってくれ)。50代の人は、思い切って30代にバトンを渡してくれ、と自身は30代の著者が言う。会社の上層部がおそらくは読んでいることを考えると、その辺りの言葉は、より挑発的でより覚悟を持っているように思える。
40代の身としては直接メディアの業界人ではないけれども、40代はITネイティブ度の上で30代に劣るというのは身につまされる話だ。5年で激変するのはメディアの世界だけではない。そこで40代や50代の人間がどのようなポジショニングを取るのかは大きな課題だ。
本書の中では、海外のFTやNYTの動きを分析して日本のメディアと比較しているが、もちろんメディアの状況は日本と世界とでは異なる。メディアやブランドの価値やポジショニングも違う。その上で、これから重要なことは、「建前より本音、客観より主観、集団より個人」が浸透してくることはどこであろうと間違いないということには同意できる。もちろんそれは、メディアの世界だけにあてはまることではないだろう。
記者よりも編集者が重要になってくる、テクノロジーも分かっていなければならない、と説く。「これからのメディア界では、一流のテクノロジー人材とコンテンツ人材とビジネス人材が組めば、たとえ少人数でも面白いことがいくらでもできます」と主張する。これからのメディア人が優先すべきは、自分の属する媒体の利益最大ではなく、「読者満足度の最大化」であり「収益機会の最大化」だという。
そういった言葉の端々にも、一刻も早く「ウェブ時代の稼ぎ方」を見出さないと、と少々の焦りもにじむ。
おそらく、著者は早晩、東洋経済を飛び出していくのだろうなと思うのだ。
それが、「建前より本音」で「客観より主観」を重要視して「集団より個人」で動くことの結論ではないのか。この本もそのための戦略的なアクションだろう、と想像しながら読んだ。 -
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著者は、33歳で東洋経済のオンラインの編集長に就任して、3か月後のリニューアル後に格段にページビューを増やした実績を持つ人。
メディアがインターネットという新しいインフラの中で、紙のメディアからネットに変わらざる得ないとして、どのように収益性を確保するか(マネタイズ)の現状であるとか、今後の方向性についてまとめている。
内容としては、紙とウェブの違い、米国の現状、ウエブのマネタイズ、メディア人の今後目指す方向性などの4章構成になっている。この手のメディア論の本は出版されては、予想が外れることもあるが、大きな流れとして押さえていくのはよいと思う。 -
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・海外エリートの実態は興味が元々あった。
・著者の聞いた話や体験談がメインなので帰納的な結論でしかないが、海外経験が浅く二次情報に頼っていた自分にとっては「やっぱりそうなんだ」と思うような表裏を知ることができた。
・日米等のエリート比較は、ソースが限られている点や大学院生しか見ていないという点でイマイチだった。
・意思決定者になるためには、スペシャリストになるのではなく、様々なスペシャリストを使う幅広い教養を持ったジェネラリストになる必要がある気がした。
・国際政治や国際経済の基本は勉強しなければならない、基本的な関係性が分からなければ、戦略的思考も意味をなさない。
・日本は歴史を軽視する傾向にあるが、確かに各国の現状だけではなくそれに至るプロセスや背景といった歴史を知らなければ本当の姿や関係性は理解できない。「歴史は過去の政治で、政治は現在の歴史」という言葉は言い得て妙だと思った。
・著者に関して、慶應出身者とはいえども、福沢諭吉の言葉が多く引用されている点は、興味深い。 -
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米国製エリートは本当にすごいのか?
というタイトルに関して、著者の経験談から語られる勉強量の多さに驚きました。
所管として学ぶ環境やシステムが充実しているんだなと感じた。
最低480冊/年 程度の硬い文献を読み解き、レポートに纏め、発表するという
過密スケジュールをこなすことで、得られる集中力やタスク処理能力は仕事の環境でも効果を発揮出来ると感じた。
何より、遣り切ったという自信と将来有望なエリート学友達との人脈はかけがえのない財産である事があらためてうかがえます。
また、日米のベンチャー企業に対する
社会システムの在り方の違いが大きなリスクに挑戦できる米国起業家の活力に繋がっているという事実は興味深く、雇用システムの流動化に対応できる環境という文化の違う日本との違いを感じた。
世界のトップレベルが経験している日常やそこに集まる知見を著書から感じ取ることが出来、大変勉強になりました。 -
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タイトルに期待して読むと肩透かしを喰らうだろう。『米国製エリートは本当にすごいのか?』という命題に対して本書は論証も反証もしていない。とはいえ内容自体は面白く、筆者のスタンフォード留学体験と、国際政治に日本人として立ち回り方の話題が中心。
「最強の軍隊は司令官がアメリカ軍人、下士官がドイツ人で、兵士が日本人」と言われるが、一因としてハーバードを頂点とした体系化されたエリート教育が挙げられる。では著しく米国が優秀かというと本書を読む限りそういうわけでもなさそう。金持ちと金融を目指したら、どこの国も大差ないんだなという印象を受ける。日本人の教育水準の高さに触れ、米国人の議論の公平さに触れる。意見が偏らず中立に物事を捉えており、なかなか読み物として面白かった。