平谷美樹のレビュー一覧

  • 草紙屋薬楽堂ふしぎ始末

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    日常の謎解き…なのかな⁇時間が起きて解決するんだけどまぁあんまりスッキリはしない。
    しかしながら、江戸時代の風習や言葉使い、当時の風景描写については細かく書かれていて、へぇ〜と勉強になった。
    出てくる登場人物もイキイキしていて、名前のセンスも良し☆金魚と書いてキントトなんて可愛らしい☆

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    2023年09月26日
  • よこやり清左衛門仕置帳

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    ネタバレ

    「よこやり清左衛門」と呼ばれる小伝馬町の牢屋同心、清左衛門は、冤罪と思われる者を見つけだして町方の詮議に疑義を唱えてきたため、奉行所の与力、同心からは嫌われている。そんな清左衛門と助役となった政之輔が、罪なき者を救うべく奔走するお話し。南北両奉行からの信頼はあった清左衛門だが南町奉行が鳥居耀蔵に代わってから一筋縄ではいかなくなってくる。まあ、北町奉行の金さんとは昔からの馴染みという設定だからその辺を利用してってところかな。

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    2023年08月25日
  • 鯉と富士 修法師百夜まじない帖 巻之三

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    主人公の百夜は津軽出身のイタコなので、人間の霊の事件が起こるのを期待しているのに、いつも佐吉が持ってくるのは付喪神の事件ばかりだ。百夜の能力は抜群なのですぐに解決してしまうのだが、毎回何かしらの人の思いの哀しさが漂う。今回は、佐吉が少々気張る場面も出てくる。結構、危機一髪だったのだけれど。相変わらず百夜はいいぜ。

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    2023年04月09日
  • 慚愧の赤鬼 修法師百夜まじない帖 巻之二

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    出てくるのはほとんど付喪神ばかりかな。主人公の百夜はその専門ではないと言っているけどね。強烈に怖くないので安心して読んでいられる。盲目の修法師の百夜は真面目でツウデレのとてもいい子だよなあ。最後の短編で、仕込み杖の剣が折られてしまったのは、ちょっと気になるところ。

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    2023年03月28日
  • 冬の蝶 修法師百夜まじない帖

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    美少女修法師の百夜が、ぶっきらぼうで冷静のようでいて、結構感じやすい所があったりして、ツンデレぽくて可愛いね。何この怪異?って感じだけど、まあ面白いよ。

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    2023年03月14日
  • 萩供養~ゴミソの鐵次 調伏覚書~

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    占い、亡魂や憑き物の祓いをする津軽出身の鐡次が次々と怪しい事件の解決をしていく8つのお話。吉原は不夜城といいながら、実際は結構暗かったというように、江戸時代ならこんな怪しい、不思議なこともありそうだと思わせるよね。雰囲気のある連作集。

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    2023年03月03日
  • 貸し物屋お庸謎解き帖 百鬼夜行の宵

    購入済み

    それなりに楽しめました!

    江戸時代かなあやかしの謎解きが今一つですが、それなりに楽しめた。

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    2022年12月25日
  • 江戸城 御掃除之者! 玉を磨く

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    新設定の掃除之者
    主人公はお目見え以下の木っ端役人だが自分の職責にプライドを持っており、その中で身に降りかかる理不尽や小さな謎を解決する役割
    (Wiki)
    江戸城内の御殿の清掃を主な任務とした役職である。他に走り使いや物資の運搬にも従事した。目付の支配で、御中間・御小人・御駕籠之者・黒鍬之者とともに五役(ごやく)と呼ばれる職である

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    2022年11月21日
  • 九十九神曼荼羅シリーズ 百夜・百鬼夜行帖1 冬の蝶

    購入済み

    個性的なヒロイン

    武家の言葉遣いをする盲目の個性的なヒロインの造形がこの作品の魅力。
    不思議な力で付喪神の謎を解くというテーマの連作一作目。
    冬の蝶と結び文との連想がきれいで幻想的。

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    2022年11月08日
  • 草紙屋薬楽堂ふしぎ始末 名月怪談

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    ネタバレ

    シリーズ5作目
    不思議推理メインで、今巻も幽霊と見せかけて騙したり癒したり、金儲けを考えている者を暴くものが多め

    事件と推理に草紙が関係なくなってきたのと、恋愛色濃くなってきたかな

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    2022年10月25日
  • 草紙屋薬楽堂ふしぎ始末 月下狐の舞

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    シリーズ四巻
    戯作をしたため、誰かに読んでもらいたい、という気持ちは今も昔も変わらないのかも

    新人戯作者発掘にまつわるお話四篇
    今回は恋絡みのお話が多くて、金魚と無念も少し近付いたかな

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    2022年09月22日
  • 貸し物屋お庸謎解き帖 桜と長持

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    江戸で貸し物屋を営むには、人を見る目と洞察力に加え推理力も必要らしい。品物を返してもらえなければ営業に差し障り、悪いことに使われれば店を閉めなければならなくなるかもしれないから。
    難しい商売だね

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    2022年06月17日
  • 草紙屋薬楽堂ふしぎ始末 唐紅色の約束

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    ★どこに行ったんだろうね(p.226)

    ・この巻は薬楽堂の面々にまつわる話。
    ・長屋の金魚の部屋の前に老人の幽霊?
    ・松吉と竹吉は薮入りで実家に戻りたくなかった。
    ・金魚が自作の表紙用に選んだ貴重な色の紙が盗まれた。新キャラ? の「けい」は主役になれるタイプだった。もしアニメ化して声優当てるなら悠木碧さんあたり? 金魚、けい、真葛の三人が会うところをぜひ見たい。
    ・貫兵衛が忍びに襲われた。なぜ?
    ・毎年末数日行方不明になる無念の居場所を探れ! 期待の新人舟野親玉はいつか登場するのか?
    ・真葛の「独考」は出版できるのか?

    【一行目】
     鉢野金魚は、闇の中で目を開けた。

    ▼薬楽堂についての簡単なメモ

    【薊/あざみ】貫兵衛のかつての部下でクビにならなかった一人。くノ一。
    【為一/いいつ】葛飾北斎のこと。
    【いく】伊三郎の妻。まだ若い。
    【伊三郎】仕立屋(製本業者)「播磨屋」の主。
    【植字/うえじ】活字のこと。木の活字はあったが仕上がりがあんまりよくなかったようで廃れていったらしい。
    【上杉幸三郎/うえすぎ・こうざぶろう】駿河国池谷家中で北野勘兵衛の上役だった。
    【卯助/うすけ】岡っ引き。島田屋から袖の下をもらっている。
    【花魁】公的にはもう花魁という制度はないがいくつかの妓楼ではその習慣を残している。昼三(ちゅうさん)、附廻(つけまわし)、座敷持(ざしきもち)の三つの階級があり、昼三の中でも呼出昼三(よびだしちゅうさん)が最高位。梶ノ鞠はそれに位置する。
    【推当物/おしあてもの】金魚の造語らしい。今で言うミステリ。
    【織田野武長/おだの・たけなが】戯作者。本名は加藤権三郎。尾張藩士で定府の勤番侍。暇潰しで書いている小説がそこそこ売れている。無念と親しい。
    【掛香/かけこう】梶ノ鞠の禿の一人。名は邪気を祓うために匂い袋を部屋に掛けたりすること。夏の季語。
    【梶ノ鞠/かじのまり】吉原の妓楼、松本屋の花魁。
    【北野貫兵衛/きたの・かんべえ】→貫兵衛
    【葛飾応為】北斎の娘。本名は「栄/えい」。美人画の腕前は父をしのぐ。枕絵も描く。
    【葛飾北斎】すぐれた絵師。
    【鼎逸道/かなえ・いつどう】絵師。東雲夕月と同時期に白澤屋に拾われた。
    【貫兵衛/かんべえ】北野貫兵衛。元は池谷藩の御庭之者(密偵)。その全体を仕切る総領。今は在野の国学者。後にあるできごとで金魚たちと知り合い読売になった。便利に使われている。
    【きく】徳兵衛の妻。
    【きさ】短右衛門の妻。夫婦喧嘩が絶えず三河町で子どもとともに別居中。本なんてたいしたもんではなく本屋もすぐつぶれると思っている。
    【煙管/きせる】この時代は客には茶より先に煙草盆を出すほど喫煙率が高かったらしい。金魚も煙草をたしなみ煙管は何本も持っており季節や状況に合わせているようだ。舞妓さんの簪や着物の柄なんかみたいなもんか。
    【金魚/きんとと】鉢野金魚。主人公。本名は「たえ」。元は吉原の大見世「松本屋」の女郎で源氏名は「梶ノ葉」。粋な女。持ち込み原稿を携えて薬楽堂にやって来た。今で言えばミステリを書く。リアルでも謎解きが得意。「お前ぇの戯作、まだ誰も読んじゃいねぇだろう」「あたしが読んでる」第一巻p.35。ふてぶてしいが自分の間違いを認めるのにやぶさかではない。
    【けい】短右衛門の娘。七歳。弁が立ち言い出したら引かないめんどくさいタイプ。うーん、金魚に似てるのかも。実際に会うと主人公にできるキャラクタだった。
    【下駄出何歩/げたで・なんぽ】戯作者。日本橋の呉服屋の若旦那。駄作しか書かないがなぜかそれなりに売れている。
    【源兵衛】天明堂山野屋の主人。書物問屋の仲間行司の一人。
    【故山堂】書肆。武家の多い通りにある。古書売買に重点を置いている。
    【しげ】松吉の母。兄弟や父と一緒になって松吉をいじめるが本当はいじめたくない。
    【仕事】《仕事は気がついた奴がさっさとやっちまうのがいいんだよ》第三巻p.19
    【慈念坊英俊/じねんぼうえいしゅん】修験者(すげんざ)。無念の家族の弔いをしてくれる。
    【東雲夕月/しののめ・ゆうげつ】→夕月
    【島田屋】薬楽堂の二軒隣の呉服屋。主人の惣右衛門が薬楽堂の土地を欲しがっている。
    【白澤屋天下堂/しらさわやてんかどう】地本屋。「華之吉原 傾城揃踏/はなのよしわらけいせいそろいぶみ」という摺物を吉原とタイアップして花魁たちの、いわばブロマイドを比較的安価に発行した。
    【素人戯作試合】長右衛門発案の、今で言えば新人賞。
    【次郎兵衛】松吉の兄。次男。
    【慎三郎】帳屋の益屋大五郎の息子。
    【清之助/せいのすけ】薬楽堂の若き番頭。優男。ヤットウを学んでいて木刀を持つと人が変わるとよく言われる。ふだんは真面目だがおもしろそうなことには食いつく。
    【竹吉】薬楽堂の小僧。本名は「勘次郎」。しっかりしていて気が利く。実家は万屋だったが夜逃げして行方不明。
    【出し看板】店の前に置く看板でごみ箱兼用。放り込まれた紙ごみは再生して使う。
    【只野真葛/ただの・まくず】おそらく実在の人物(自分で調べたわけでないので断定はしない)。随筆「独考(ひとりかんがえ)」を薬楽堂に持ち込んだ女性。本名は綾子。長右衛門の幼馴染み。滝沢馬琴も認めているがお上への批判満載で本にできない。
    【辰五郎】仲御徒町で武家の家を回ってご用を聞く御用聞き。
    【巽屋短右衛門/たつまや・たんえもん】薬楽堂の主人。妻のきさ。息子のの徳次郎、娘のけいとともに三河町で別居中。
    【巽屋長右衛門】薬楽堂の主人の父親。隠居はしてるが元気。「巽屋」と呼ばれたら怒る。薬楽堂という名前がお気に入りのようだ。ご隠居と呼ばれたら怒る。「大旦那」と呼んでもらいたいらしい。さっぱりした性格のようだ。おもしろそうなこと大好き爺い。
    【太郎兵衛】松吉の兄。長兄。
    【天神堂北田屋】主は小平(こへい)。露骨な挿絵の艶本や残酷描写の読本を売りさばいている店。
    【天明堂山野屋】漢籍や古典を扱う書肆。物之本屋。主人は源兵衛。
    【藤吉】播磨屋の職人。
    【徳次郎】短右衛門の息子。十三歳。次男だが長男が死んでいるので薬楽堂の跡継ぎになる予定。母はどっかの大店に婿入りさせて養ってもらおうと考えているようだ。
    【徳兵衛】金魚と善右衛門の家で世話係だった。
    【常世/とこよ】元常世大夫。松本屋にいた。今はお歯黒溝の女郎。金魚の推当の師匠みたいなもの。
    【虎次郎】陸奥屋の二代目。先代の虎次郎は色つけの名人だった。
    【中野勝之慎/なかの・かつのしん】浅草小石川富坂町代地に住まう小普請組の武士。内職は筆工。家の前に女の幽霊が出るというウワサ。
    【鉢野金魚/はちの・きんとと】→金魚
    【はな】伊三郎の娘。
    【はま】薬楽堂の通いの下女。三十四、五歳。
    【播磨屋】表紙仕立屋。今で言う製本業者。主は伊三郎。
    【彦次郎/ひこじろう】吉原の四郎兵衛会所に詰めている若い衆。
    【筆工】版木用の原稿の文字を書く仕事。内職にしている武士も多い。金魚は文字が上手なのでそのまま印刷に使えるが、場合によっては男文字の方がいいと考え他者に依頼した。
    【他人事】「なに言ってんだい。他人事だから面白いんじゃないか――。それに、他人の方が物事の本質がよく見えるもんだよ」第一巻p.105
    【一ツ葉/ひとつは】梶ノ鞠の禿の一人。名は羊歯の一種で夏の季語。
    【ひょっとこ屋】無念行きつけの居酒屋。
    【舞台】時代は文政。徳川家斉の治世。江戸。
    【舟野親玉/ふなの・おやだま】「素人戯作試合」の応募者。滅法面白い怪談噺を書く。言葉遣いや文字の感じから若い武士かと思われる。
    【北斎】あの葛飾北斎。夕月に絵を見せた。
    【本多左門/ほんだ・さもん】北町奉行所の同心。島田屋から袖の下をもらっている。
    【本能寺無念/ほんのうじ・むねん】→無念
    【又一/またいち】白澤屋の主人。商売は成功しているが人間性は小物っぽい。
    【又蔵】貫兵衛のところで働く彫り師。かつては御庭番で貫兵衛の部下だった。
    【又兵衛】故山堂主人。屋号は藤田家。
    【松吉】薬楽堂の小僧。本名は「捨蔵」。実家は小作人。ちょっとぼんやりしたところがある。最初の話でなんか怖いものを見た。
    【万吉】貸本屋。
    【三河町】人足ふうの若い衆が多い。
    【みね】薬楽堂の通いの下女。十二、三歳。
    【みよ】ひょっとこ屋の小女。
    【陸奥屋】紙屋。製造から販売まで。
    【無念/むねん】本能寺無念。わりと有名な戯作者だがそれでも生活は苦しく薬楽堂に居候しているむさ苦しい男。たぶん長身でルックスは悪くない。しだいに金魚に惹かれていってるようだ。いつも書くのに苦労しているし何かあったら金魚についていってるしいつ作品書いてんのやとは思う。北条氏が鎌倉で執権政治を行っていた時代を舞台にした伝奇小説が得意。幽霊噺を一笑に付すあたりに限界がある。じつは幽霊が怖いようだ。毎年同じ時期に二、三日留守にする。本名は進藤重三郎(しんどう・じゅうざぶろう)。御家人進藤又右衛門の三男で生まれてすぐ油問屋の菱田屋に養子にだされたが後に実子が生まれかつ自分が実子ではないと知り弟を主にするため家を出た。
    【村越平左衛門】旗本のご隠居。きさを別居させるための貸家を紹介してくれた。
    【茂助】松吉の父。小作人。
    【薬楽堂/やくらくどう】草紙屋。江戸では地本屋(じほんや)と呼ぶが差別化のため上方うふに「草紙屋」を
    名乗る。まあ、街の本屋で薬楽堂は出版もする。施設はけっこうデカいがそれでも「うちは手狭だからよ」と言う。
    【弥次郎】ひょっとこ屋の主人。
    【夕月/ゆうげつ】東雲夕月。絵師。梶ノ鞠を描いていて行方不明になった。天狗に拐かされたというウワサも。
    【幽霊】松吉は思った。《幽霊はこっちの都合では現れてくれない――。》第三巻p.98
    【六兵衛】薬楽堂の隠居した元番頭。清之助の父。「面白いことはみんなで楽しむのがようございます」第一巻p.63。わりとノリノリの爺さんだ。

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    2022年02月27日
  • 草紙屋薬楽堂ふしぎ始末 絆の煙草入れ

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    ★これから先、本物の幽霊に出くわさねぇとも限らねぇ(p.40)

    【感想】
    ・たのしく読めるシリーズ。
    ・真葛さん、再登場を期待。

    【内容】
    ・新キャラ只野真葛(実在の人物らしい)。金魚と最強コンビ?
    ・内職で筆工をやってる小普請組の武士のもとに女の幽霊。
    ・ドッベルゲンガーが出た。
    ・小塚原刑場あたりで化かされた男。
    ・拐かされた金魚。

    ▼薬楽堂についての簡単なメモ

    【岩次郎】関西でブイブイ言わせてた稀覯本専門の盗人。伊勢の出のようだ。殺さず傷つけずが信条。
    【上杉幸三郎/うえすぎ・こうざぶろう】駿河国池谷家中で北野勘兵衛の上役だった。
    【卯助/うすけ】岡っ引き。島田屋から袖の下をもらっている。
    【花魁】公的にはもう花魁という制度はないがいくつかの妓楼ではその習慣を残している。昼三(ちゅうさん)、附廻(つけまわし)、座敷持(ざしきもち)の三つの階級があり、昼三の中でも呼出昼三(よびだしちゅうさん)が最高位。梶ノ鞠はそれに位置する。
    【推当物/おしあてもの】金魚の造語らしい。今で言うミステリ。
    【織田野武長/おだの・たけなが】戯作者。本名は加藤権三郎。尾張藩士で定府の勤番侍。暇潰しで書いている小説がそこそこ売れている。
    【掛香/かけこう】梶ノ鞠の禿の一人。名は邪気を祓うために匂い袋を部屋に掛けたりすること。夏の季語。
    【梶ノ鞠/かじのまり】吉原の妓楼、松本屋の花魁。
    【北野貫兵衛/きたの・かんべえ】元武士で今は在野の国学者。駿河国池谷家中で忍をやっていた。
    【鼎逸道/かなえ・いつどう】絵師。東雲夕月と同時期に白澤屋に拾われた。
    【金魚/きんとと】鉢野金魚。主人公。粋な女。持ち込み原稿を携えて薬楽堂にやって来た。「お前ぇの戯作、まだ誰も読んじゃいねぇだろう」「あたしが読んでる」第一巻p.35。ふてぶてしいが自分の間違いを認めるのにやぶさかではない。長右衛門はどこかで彼女を見た気がするが思い出せない。雰囲気的には吉原の花魁だったんじゃなかろうかと思われるが? それなら客としてとか、摺物とかで見ている可能性もある。もっとも当時の絵でそれが誰を描いているのかわかるというのはぼく的には不可解なんやけど。
    【戯作】只野真葛いわく「怒りなさんな。戯作ってのは、一時別の世に遊ぶ暇つぶしじゃないか。面白い戯作だからこそ暇をつぶせるのであって、下らなきゃすぐにぽいっと放り出されるよ」第二巻p.119
    【故山堂】書肆。武家の多い通りにある。古書売買に重点を置いている。
    【東雲夕月/しののめ・ゆうげつ】→夕月
    【島田屋】薬楽堂の二軒隣の呉服屋。主人の惣右衛門が薬楽堂の土地を欲しがっている。
    【書物屋】お堅い本を扱う書店。読み物類とは明確に区別されていた。
    【白澤屋天下堂/しらさわやてんかどう】地本屋。「華之吉原 傾城揃踏/はなのよしわらけいせいそろいぶみ」という摺物を吉原とタイアップして花魁たちの、いわばブロマイドを比較的安価に発行した。
    【慎三郎】帳屋の益屋大五郎の息子。金魚のファンだが親は戯作を読むことを許さないのでこっそり読んでいる。うぶくて一途でかえってちょっと怖い。
    【真理】金魚いわく《仏教も儒教も、人が作ったものだから、どこかに穴があって、真理とは言えないとあたしは思うね》第二巻p.126
    【清之助/せいのすけ】薬楽堂の若き番頭。優男。ヤットウを学んでいて木刀を持つと人が変わるとよく言われる。ふだんは真面目だがおもしろそうなことには食いつく。
    【多嘉良屋/たからや】浅草の書物屋。
    【竹吉】薬楽堂の小僧。松吉とちがって気が利く。
    【出し看板】店の前に置く看板でごみ箱兼用。放り込まれた紙ごみは再生して使う。
    【只野真葛/ただの・まくず】随筆を薬楽堂に持ち込んだ女性。本名は綾子。長右衛門の幼馴染み。滝沢馬琴も認めているがお上への批判満載で本にできない。いちおう武家。仙台在住だが江戸に出てきた。実在の人物らしい。
    【巽屋短右衛門/たつみや・たんえもん】薬楽堂の主人。
    【巽屋長右衛門】薬楽堂の主人の父親。「巽屋」と呼ばれたら怒る。薬楽堂という名前がお気に入りのようだ。ご隠居と呼ばれたら怒る。「大旦那」と呼んでもらいたいらしい。さっぱりした性格のようだ。おもしろそうなこと大好き爺い。
    【常世/とこよ】元常世大夫。松本屋にいた。今はお歯黒溝の女郎。金魚の推当の師匠みたいなもの。
    【利三と介/としぞうとすけじ】読売屋。
    【富五郎/とみごろう】摺り師。
    【中野勝之慎/なかの・かつのしん】浅草小石川富坂町代地に住まう小普請組の武士。内職は筆工。家の前に女の幽霊が出るというウワサ。
    【鉢野金魚/はちの・きんとと】→金魚
    【彦次郎/ひこじろう】吉原の四郎兵衛会所に詰めている若い衆。
    【ひさ】多嘉良屋の女中。
    【筆工】版木用の原稿の文字を書く仕事。内職にしている武士も多い。金魚は文字が上手なのでそのまま印刷に使えるが、場合によっては男文字の方がいいと考え他者に依頼した。
    【他人事】「なに言ってんだい。他人事だから面白いんじゃないか――。それに、他人の方が物事の本質がよく見えるもんだよ」第一巻p.105
    【一ツ葉/ひとつは】梶ノ鞠の禿の一人。名は羊歯の一種で夏の季語。
    【ひょっとこ屋】伊勢町河岸にある居酒屋。金魚や無念など戯作者のたまり場でもある。
    【舞台】時代は文政。徳川家斉の治世。江戸。
    【北斎】あの葛飾北斎。夕月に絵を見せた。
    【本多左門/ほんだ・さもん】北町奉行所の同心。島田屋から袖の下をもらっている。
    【本能寺無念/ほんのうじ・むねん】→無念
    【又一/またいち】白澤屋の主人。商売は成功しているが人間性は小物っぽい。
    【又兵衛】故山堂主人。屋号は藤田家。
    【松吉】薬楽堂の小僧。ちょっと抜けているところがある。なんか怖いものを見た。
    【美濃屋藤兵衛/みのや・とうべえ】とある怪異に出会った。
    【みよ】ひょっとこ屋の小女。こいばな好き。
    【無念/無念】本能寺無念。わりと有名な戯作者だがそれでも生活は苦しく薬楽堂に居候している。むさ苦しい男。北条氏が鎌倉で執権政治を行っていた時代を舞台にした伝奇小説が得意。幽霊噺を一笑に付すあたりに限界がある。じつは幽霊が怖いようだ。
    【薬楽堂/やくらくどう】草紙屋(地本屋)。まあ、街の本屋。施設はけっこうデカいがそれでも「うちは手狭だからよ」と言う。
    【夕月/ゆうげつ】東雲夕月。絵師。梶ノ鞠を描いていて行方不明になった。天狗に拐かされたというウワサも。
    【六兵衛】薬楽堂の隠居した元番頭。清之助の父。「面白いことはみんなで楽しむのがようございます」第一巻p.63。わりとノリノリの爺さんだ。

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    2022年01月23日
  • 採薬使佐平次 将軍の象

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    象が可哀想だったな…
    佐平次が象を大切に思っていて良かった…
    時代小説を読み慣れていない私にはなかなか入り込めないなー

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    2022年01月06日
  • 草紙屋薬楽堂ふしぎ始末

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    「へぇ。そいつは面白い」

    【感想】
    ・雰囲気のいいお江戸ミステリ。
    ・あまり深刻に(今のところ)ならないのがいい。キャラたちの性格とポンポン飛び交う会話によるのでしょう。

    【一行目】
     冴え冴えとした月光が、裏庭に建つ二つの土蔵を照らしていた。

    【内容】
    ・舞台は江戸。ミステリ作家をめざす女、金魚(きんとと)は、書店がらみのふしぎな謎を解いていく。
    ・金魚をどこかで見たことがあると長右衛門は感じるが、その正体は?
    ・そこそこ売れてるが貧乏な作家、ワトソン役である無念の過去は?

    ▼簡単なメモ

    【上杉幸三郎/うえすぎ・こうざぶろう】駿河国池谷家中で北野勘兵衛の上役だった。
    【卯助/うすけ】岡っ引き。島田屋から袖の下をもらっている。
    【花魁】公的にはもう花魁という制度はないがいくつかの妓楼ではその習慣を残している。昼三(ちゅうさん)、附廻(つけまわし)、座敷持(ざしきもち)の三つの階級があり、昼三の中でも呼出昼三(よびだしちゅうさん)が最高位。梶ノ鞠はそれに位置する。
    【推当物/おしあてもの】金魚の造語らしい。今で言うミステリ。
    【織田野武長/おだの・たけなが】戯作者。本名は加藤権三郎。尾張藩士で定府の勤番侍。暇潰しで書いている小説がそこそこ売れている。
    【掛香/かけこう】梶ノ鞠の禿の一人。名は邪気を祓うために匂い袋を部屋に掛けたりすること。夏の季語。
    【梶ノ鞠/かじのまり】吉原の妓楼、松本屋の花魁。
    【北野貫兵衛/きたの・かんべえ】元武士で今は在野の国学者。駿河国池谷家中で忍をやっていた。
    【鼎逸道/かなえ・いつどう】絵師。東雲夕月と同時期に白澤屋に拾われた。
    【金魚/きんとと】鉢野金魚。主人公。粋な女。持ち込み原稿を携えて薬楽堂にやって来た。「お前ぇの戯作、まだ誰も読んじゃいねぇだろう」「あたしが読んでる」第一巻p.35。ふてぶてしいが自分の間違いを認めるのにやぶさかではない。長右衛門はどこかで彼女を見た気がするが思い出せない。雰囲気的には吉原の花魁だったんじゃなかろうかと思われるが? それなら客としてとか、摺物とかで見ている可能性もある。もっとも当時の絵でそれが誰を描いているのかわかるというのはぼく的には不可解なんやけど。
    【故山堂】書肆。武家の多い通りにある。古書売買に重点を置いている。
    【東雲夕月/しののめ・ゆうげつ】→夕月
    【島田屋】薬楽堂の二軒隣の呉服屋。主人の惣右衛門が薬楽堂の土地を欲しがっている。
    【白澤屋天下堂/しらさわやてんかどう】地本屋。「華之吉原 傾城揃踏/はなのよしわらけいせいそろいぶみ」という摺物を吉原とタイアップして花魁たちの、いわばブロマイドを比較的安価に発行した。
    【清之助/せいのすけ】薬楽堂の若き番頭。優男。ヤットウを学んでいて木刀を持つと人が変わるとよく言われる。ふだんは真面目だがおもしろそうなことには食いつく。
    【竹吉】薬楽堂の小僧。
    【出し看板】店の前に置く看板でごみ箱兼用。放り込まれた紙ごみは再生して使う。
    【巽屋短右衛門/たつまや・たんえもん】薬楽堂の主人。
    【巽屋長右衛門】薬楽堂の主人の父親。「巽屋」と呼ばれたら怒る。薬楽堂という名前がお気に入りのようだ。ご隠居と呼ばれたら怒る。「大旦那」と呼んでもらいたいらしい。さっぱりした性格のようだ。おもしろそうなこと大好き爺い。
    【常世/とこよ】元常世大夫。松本屋にいた。今はお歯黒溝の女郎。金魚の推当の師匠みたいなもの。
    【鉢野金魚/はちの・きんとと】→金魚
    【彦次郎/ひこじろう】吉原の四郎兵衛会所に詰めている若い衆。
    【他人事】「なに言ってんだい。他人事だから面白いんじゃないか――。それに、他人の方が物事の本質がよく見えるもんだよ」第一巻p.105
    【一ツ葉/ひとつは】梶ノ鞠の禿の一人。名は羊歯の一種で夏の季語。
    【ひょっとこ屋】無念行きつけの居酒屋。
    【舞台】時代は文政。徳川家斉の治世。江戸。
    【北斎】あの葛飾北斎。夕月に絵を見せた。
    【本多左門/ほんだ・さもん】北町奉行所の同心。島田屋から袖の下をもらっている。
    【本能寺無念/ほんのうじ・むねん】→無念
    【又一/またいち】白澤屋の主人。商売は成功しているが人間性は小物っぽい。
    【又兵衛】故山堂主人。屋号は藤田家。
    【松吉】薬楽堂の小僧。なんか怖いものを見た。
    【無念/無念】本能寺無念。わりと有名な戯作者だがそれでも生活は苦しく薬楽堂に居候している。むさ苦しい男。北条氏が鎌倉で執権政治を行っていた時代を舞台にした伝奇小説が得意。幽霊噺を一笑に付すあたりに限界がある。
    【薬楽堂/やくらくどう】草紙屋(地本屋)。まあ、街の本屋。施設はけっこうデカいがそれでも「うちは手狭だからよ」と言う。
    【夕月/ゆうげつ】東雲夕月。絵師。梶ノ鞠を描いていて行方不明になった。天狗に拐かされたというウワサも。
    【六兵衛】薬楽堂の隠居した元番頭。清之助の父。「面白いことはみんなで楽しむのがようございます」第一巻p.63。わりとノリノリの爺さんだ。

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    2022年01月01日
  • 鉄(くろがね)の王 流星の小柄

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    平谷美樹のシリーズ。
    ジブリの映画で蹈鞴衆が登場するが、この物語は、そんな人々が主人公である。

    お家が改易され、武士を捨てて屑鉄拾いなどで生計を立てている4人は元ある藩の鉄山奉行に関わる人々。
    いつも古釘などを持ってくる少年が、小さなこづかを換金しようとやってきた。
    一眼見るなりその刃の質が、空から落ちてきた隕石から作った鋼で作ったもので、特殊で素晴らしい出来だった。

    ところが換金した夜一家揃って襲われ殺されてしまう。

    その仇を討ち取ろうと立ち上がる。
    裏には大きな陰謀が進んでいたのだった。


    江戸幕府と幕府をひっくり返そうとする集団が、蹈鞴衆を取り込み、大筒や鉄砲をつくり、江戸を攻撃しようとする目論見が密かに大きな規模で進行中だった。


    違った角度からの歴史観を主題にしていて、興味深く面白かった。学びにもなった。

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    2021年09月07日
  • 主殺し よこやり清左衛門仕置帳

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    鳥居耀蔵と、その手先の黒鍬者など胡散臭い登場人物たちが交錯する。
    南の同心左馬之介はここではすでに政之輔の友人となり、北町の遠山の金さん、火盗改の坪井さんともども、連携ができてくる2巻目。

    この作者の個性、ユーモアも所々に散りばめられるが、鳥居耀蔵がどう言った悪役に表現されるのか?次巻の動きに興味が残る。

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    2021年06月18日
  • よこやり清左衛門仕置帳

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    「江戸城、御掃除之者!」の作者、平谷美樹の作品。

    権現、徳川家康に牢屋の鍵番として、永代お勤めの証をもらった家柄。

    清左衛門は冤罪を掘り起こし、同心に恨まれている存在。ところが人扱いが厳しいためか、なかなか助け役がいつか無い。

    数役という家柄の政之輔は勉学も剣術の腕も中の下ほどだが、どこでみたのかああ言えばこう言う性分。

    清左衛門のて厳しい修行にもどうやら及第点。

    矢部が政敵、水野老中と目付けの鳥居耀蔵に図られ、鳥居が南町奉行に就任。

    先が思いやられる第1巻。

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    2021年06月17日
  • でんでら国 下

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    2020.11.12
    下巻は一気読み。思い返すと上巻の後半もとても良いシーンがあった。
    いつの世も弱者は虐げられるものなんだなぁ
    それを跳ね飛ばし、笑って生きる爺婆百姓達にしびれました。

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    2020年11月12日