平谷美樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ津軽から江戸へ出てきた盲目の少女、百夜。
津軽弁が通じず、江戸にも不慣れなため、橋で行き会った侍の霊の言葉と視界を借りる。
彼女は修法師。
事件で知り合って百夜に懐いた?左吉とともに江戸に出没する物の怪を鎮めて歩く。
盲目の設定だけど「力」によって「見えて」いるので、読んでいると言葉遣いが固くて態度のそっけないだけの少女。左吉にからかわれて動揺するのは可愛い。
けれど、物の怪を前にすると少女には思えない剣客となる。
漫画っぽいのでさらりと読めてしまう。
もう少し長めのお話も読んでみたい。
ただ、盲目である意味がよくわからない。
仕込み杖を持ち歩くからかなー。