あらすじ
嘉応二年(一一七〇年)。朝廷が行った強制移住で近江の国に生まれ育った蝦夷のシレトコロは、まだ見ぬ本当の故郷―奥州―を想っていた。十三歳の春のこと、三条の橘司信高と名乗る男があらわれ、シレトコロは奥羽に連れて行かれる……。それは、後の源義経の影武者とするためだった。一方、鞍馬山の牛若は、「あなた様は、源氏のお血筋。平家を打倒し、天下に名をはせるお人」という言葉によって剣術の稽古を続けていた。そして〈遮那王〉と名乗ることになった十六歳の牛若は、奥州平泉に向かう決意をする。壮大なスケールで、新しい義経を描ききった、歴史小説の金字塔!
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Posted by ブクログ
4巻本なので臆していたけどめっちゃ面白本である。読み終わるのに時間かかったのはカバンの奥にしまいこんでしまった為。
二巻目が近所の本屋に無くやきもき。買っておけば良かった。
本書で平泉に目覚めました。すみません、遅すぎです。これから本書と並行していろいろ読む予定です。
Posted by ブクログ
全4巻のこの本。この1巻だけは、なかなか本屋になかった。
話題の本かと、ある本屋で見つけた時は、つい買ってしまった。
時代小説で源平時代を扱っているものは、少なくなっており、新鮮ではある。また、従来と違う解釈のもと、描かれた小説だと思う。
Posted by ブクログ
全四巻の第一巻
蝦夷に留意した新解釈義経記?
静御前も新解釈で、同じ仲間として義経の影武者も?
内容の面白さ以前に字が小さく、本が古いせいか紙が白が茶に変化しおり、私の年では非常に読みにくく疲れてあまり進まない
歳のせいか本のせいか?
Posted by ブクログ
近江で生まれ育った蝦夷のシレトコロと源義経の運命が交わる。
都の荒廃と平泉の隆盛、源氏と平氏と奥州の目指すものの違い、義経と頼朝の行く末は如何に!!
今までに無い義経が描かれています。
Posted by ブクログ
義経の影武者の話。こういう歴史の隙間を埋めていくようなのはすごく好き。ちょっと予想してたのとは違う展開になってきたので、続きに期待。