あらすじ
契丹皇帝耶律堯骨から謀叛の疑いを受けた突欲は、医巫閭山で隠棲させられることになった。その隙をつき、高元譲は天福城を占領し、渤海の復興を宣言する。そんな中、激しい揺れとともに白頭山が噴火した。滅亡と復興が繰り返される激動の時代の中で、これはさらなる変化への予兆なのか? そして、李嗣源によって、唐へ亡命した突欲に魔の手が忍び寄るのだが……。好評の大長篇伝奇ロマンシリーズ、第七弾!
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Posted by ブクログ
うぁぁ。読み終わってしまった。。。
今まで、破竹の勢いで読んできたのに、なぜか読み進める速度がこの巻になって明らかにペースダウン。
体調不良になったとかいかんともしがたい部分はあるけれど、他に気になることを始めたりして、明らかに意欲が落ちている。
なぜか。
サブタイトルで、結末が見えるから。
そこではじめて、明秀の好敵手であった突欲を憎からず思っていたことに気づいたのでした。
生まれが生まれだっただけで、悪いヤツじゃないやん、て同情もあったかもだけど、それでも。
時代が時代なら賢王となったかもしれなくて、歴史的史実からの平谷さんの創作であるにも関わらず、このタイミングでの退場は、惜しくて仕方がないです。