平谷美樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ貸し物屋お庸シリーズ10冊目。
親に捨てられた越後獅子の子供が「親」を借りに来たが、
厳しく芸を仕込んだ親方が実の親だったという話には泣けなかったが、
中野の犬小屋で死んだ野良犬が、餌をくれていた男に会いに来た話には泣けた。
芝居小屋の戯作者の助手に本を貸したのをきっかけに、
八王子に隠し金を探しに行った話は、
なんだか清五郎との思いが行き違いになっていて、
良かったのか悪かったのか。
お庸は自分の想いを諦めようとはしているが、
まだ諦めきれずにこじらせている感じ。
姉のおりょうは修行が終わって、とうとう家神になり、
もうお庸の前には姿を現さなくなることに。
いろいろとお庸を助けていたが -
Posted by ブクログ
ネタバレ貸し物屋お庸シリーズ9冊目。
怖かったのは、
按摩の家の炬燵に姿を見せない猫がいると思ったら、
生首の亡霊だった「炬燵の中」。
よくそんなところに手をつっこめたな。
「花の宴」は、
お庸の弟が弟子入りしている大工の棟梁に元気を取り戻してもらうために、
庭に桜を植えて芸奴を呼ぶ話で、華やかで良かった。
女好きの棟梁が目をつけた見知らぬ芸奴は、
蔭間の綾太郎が女装した姿だったので、
二人が一夜を共にしたのではないかと、
やきもきするお庸が少しかわいらしかった。
でも、
棟梁に気づかれないように宴の準備をするために、
元盗賊の男に雨漏りとして屋根裏から水を垂らすのはやりすぎ。
最下層の切見世に -
Posted by ブクログ
幕末の東堂藩の若待の時代に翻済される姿を描く。佐幕、新政府派に分かれた三人。重蔵が早々に討ち死にする展開には正直驚いた。
だが、本作の本質は戦後の新時代との向き合い方を丁寧に描く点にある。隼人は重蔵を死に追いやったことで佐幕の意思を失い、町人たちと過ごしながらも左馬之介に討たれることを潜在的に望む。左馬之介も本意に逆らいながら隼人を打つことを生きがいとしている。武士というのは実にからっぽだと思わずにいられない。現代の政治家もそうかもしれないが権力を失うとただの役立たずになる。そこに「誇り」が加わると、余計に普通の生き方をするにも時間がかかる。互いに思い人が出来、夫婦としての夢を描くことがで -
Posted by ブクログ
ネタバレ貸し物屋お庸シリーズ5冊目。
相変わらず神様が出てきたり、亡霊が出てきたりだが、
とうとう神楽家がお庸の背中を見たがる理由が分かった。
女湯の中にまで人を送り込んだのは、
背中に三つならんだほくろがあるかどうかを
知りたかったためらしい。
そのほくろが三連様、みづら様の証らしいのだが、
お庸の家族が強盗に殺されたのは、
そのみづら様を殺すためだったのではないかと、
神楽家に乗り込んだ清五郎は言い放つ。
だが、お庸にはほくろはなかったものの、
丸いやけどの痕があったために、真相はわからず。
神楽家の殿様が気にかける「みづら様」が何なのかも、
わからずじまい。
そこら辺の事情をまだ知らされ