平谷美樹のレビュー一覧

  • 岩手怪談

    購入済み

    岩手県の怪談

    幸福な幻影。実家に行くと亡くなった両親と犬と猫(おそらく両親と一緒に消えてるので亡くなってる)を見つける。一瞬で消えたようですが、幽霊といゆうより家の記憶に思えた。

    #怖い #切ない

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    2025年10月25日
  • 伊達藩黒脛巾組 独眼竜の忍び 上

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    平谷美樹さんは、東北地方生まれの人だから、今まで、東北に関する作品を書いて来られた。なるほど、伊達正宗も、東北の人では、ある。伊達正宗については、良くも悪くも、いろんな人が、書いて来たけど、伊達家に仕える「忍び」については、作品で読んだ記憶が無い。伊達正宗は、結構な謀略家だったろう、から、大勢の忍者を使っていただろう。その間に、ちゃんとした主従関係が結ばれていた、というところは、東北出身の作者らしい、と思った。

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    2025年10月21日
  • 江戸城 御掃除之者! 玉を磨く

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    巻末に参考資料が揚げられているので、「掃除之者」という役割は、本当にあった、のだろうけど、そんな地味(大変、失礼ですが?!)な題材を扱って、こんな面白い作品にしてしまうとは、平谷美樹さんは、やっぱり、凄い‼️それに、採薬師シリーズの宣伝も、それとなく入れているところも、抜け目ない⁉️

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    2025年10月10日
  • 草紙屋薬楽堂ふしぎ始末 月下狐の舞

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    〔金魚/きんとと〕いつも通りお洒落なお姉さん。
    〔けい〕この子が出ると話がおもしろくなる。最近戯作者になる修行を始めた。真葛とも会う。
    〔戯作修行〕金魚「そうだよ。戯作者は仕掛者(詐欺師)なのさ」。
    〔真葛〕金魚が尊敬する数少ない人物と思われる。呼び名は「婆ぁ」だが。
    〔栄/えい〕北斎の娘、葛飾応為。これまでにも名前は出てたが金魚と遭遇。いつか四人の女が同時に活躍してほしい。
    〔怪異〕金魚はハナから信じておらず、真葛はとりあえず信じており、けいは自分が見たことがないことは判断せず、栄はあったほうが面白いと思っている。
    〔月下狐之舞〕月下に狐憑きの舞う幻想的な映像がキモ。
    〔素人戯作試合〕その結果は…

    ■薬楽堂についての簡単な単語集

    【薊/あざみ】貫兵衛のかつての部下でクビにならなかった一人。くノ一。
    【為一/いいつ】葛飾北斎のこと。
    【いく】伊三郎の妻。まだ若い。
    【伊三郎】仕立屋(製本業者)「播磨屋」の主。
    【植字/うえじ】活字のこと。木の活字はあったが仕上がりがあんまりよくなかったようで廃れていったらしい。
    【上杉幸三郎/うえすぎ・こうざぶろう】駿河国池谷家中で北野勘兵衛の上役だった。
    【卯助/うすけ】岡っ引き。島田屋から袖の下をもらっている。
    【栄/えい】北斎の娘、葛飾応為。美人画の腕前は父をしのぐ。枕絵も描く。地獄耳らしい。読んだものはすべてスキャンして頭の中に入れておけるタイプ。一字一句諳んじることが可能。レギュラーになるか?
    【花魁】公的にはもう花魁という制度はないがいくつかの妓楼ではその習慣を残している。昼三(ちゅうさん)、附廻(つけまわし)、座敷持(ざしきもち)の三つの階級があり、昼三の中でも呼出昼三(よびだしちゅうさん)が最高位。梶ノ鞠はそれに位置する。
    【大野千之輔/おおの・せんのすけ】戯作者。二人で合作している。
    【推当物/おしあてもの】金魚の造語らしい。今で言うミステリ。
    【織田野武長/おだの・たけなが】戯作者。本名は加藤権三郎。尾張藩士で定府の勤番侍。暇潰しで書いている小説がそこそこ売れている。無念と親しい。
    【小野三郎助/おの・さぶろうすけ】武士。亡くなった戯作者、小野萬了の孫。

    【怪異】金魚はハナから信じておらず、真葛はとりあえず信じており、けいは自分が見たことがないことは判断せず、栄はあったほうが面白いと思っている。
    【書本屋/かきほんや】写本を専門に扱う書店。
    【掛香/かけこう】梶ノ鞠の禿の一人。名は邪気を祓うために匂い袋を部屋に掛けたりすること。夏の季語。
    【梶ノ鞠/かじのまり】吉原の妓楼、松本屋の花魁。
    【北野貫兵衛/きたの・かんべえ】→貫兵衛
    【葛飾応為】→栄
    【葛飾北斎】すぐれた絵師。
    【鼎逸道/かなえ・いつどう】絵師。東雲夕月と同時期に白澤屋に拾われた。
    【貫兵衛/かんべえ】北野貫兵衛。元は池谷藩の御庭之者(密偵)。その全体を仕切る総領。今は在野の国学者。後にあるできごとで金魚たちと知り合い読売になった。便利に使われている。
    【きく】徳兵衛の妻。
    【きさ】短右衛門の妻。夫婦喧嘩が絶えず三河町で子ども(おけい)とともに別居中。本なんてたいしたもんではなく本屋もすぐつぶれると思っている。
    【煙管/きせる】この時代は客には茶より先に煙草盆を出すほど喫煙率が高かったらしい。金魚も煙草をたしなみ煙管は何本も持っており季節や状況に合わせているようだ。舞妓さんの簪や着物の柄なんかみたいなもんか。
    【金魚/きんとと】鉢野金魚。主人公。本名は「たえ」。元は吉原の大見世「松本屋」の女郎で源氏名は「梶ノ葉」。粋な女。持ち込み原稿を携えて薬楽堂にやって来た。今で言えばミステリを書く。リアルでも謎解きが得意。筆が速い。「お前ぇの戯作、まだ誰も読んじゃいねぇだろう」「あたしが読んでる」第一巻p.35。ふてぶてしいが自分の間違いを認めるのにやぶさかではない。
    【けい】短右衛門の娘。七歳。弁が立ち言い出したら引かないめんどくさいタイプ。うーん、金魚に似てるのかも。実際に会うと主人公にできるキャラクタだった。髪を梳るのが面倒になって尼削ぎにした。最近戯作を書き始めた。この娘が出てくれると話がおもしろくなる。《何事も天下一というのはいいことだ》第四巻p.94
    【下駄出何歩/げたで・なんぽ】戯作者。日本橋の呉服屋の若旦那。駄作しか書かないがなぜかそれなりに売れている。
    【源兵衛】天明堂山野屋の主人。書物問屋の仲間行司の一人。
    【香雅堂/こうがどう】書本屋。主は三右衛門。主に平安時代の書物を写した豪華な装丁の本を扱っており、豪商が娘の嫁入り本として誂えることも多かった。
    【故山堂】書肆。武家の多い通りにある。古書売買に重点を置いている。

    【しげ】松吉の母。兄弟や父と一緒になって松吉をいじめるが本当はいじめたくない。
    【仕事】《仕事は気がついた奴がさっさとやっちまうのがいいんだよ》第三巻p.19
    【慈念坊英俊/じねんぼうえいしゅん】修験者(すげんざ)。無念の家族の弔いをしてくれる。
    【東雲夕月/しののめ・ゆうげつ】→夕月
    【島田屋】薬楽堂の二軒隣の呉服屋。主人の惣右衛門が薬楽堂の土地を欲しがっている。
    【島本市兵衛/しまもといちべえ】御家人。妻の佐江が真葛の友人でこの館に身を寄せている。
    【白坂屋/しらさかや】地本屋。千両萬両の戯作を出版している。
    【白澤屋天下堂/しらさわやてんかどう】地本屋。「華之吉原 傾城揃踏/はなのよしわらけいせいそろいぶみ」という摺物を吉原とタイアップして花魁たちの、いわばブロマイドを比較的安価に発行した。
    【素人戯作試合】長右衛門発案の、今で言えば新人賞。第一回の最終候補作は、舟野親玉『江戸怪談 輪廻の契』無念が推す。千野鼠窮『異説皿屋敷』短右衛門が推す。磐野鐵三郎『手習修行』長右衛門が推す。尾久野浪人『蝦夷判官』清之助が推す。薬楽小金魚『窮鼠の蔵』栄が推す。色川春風『吉原 華の経巡(へめぐり)』金魚が推す。
    【次郎兵衛】松吉の兄。次男。
    【慎三郎】帳屋の益屋大五郎の息子。
    【清之助/せいのすけ】薬楽堂の若き番頭。優男。ヤットウを学んでいて木刀を持つと人が変わるとよく言われる。ふだんは真面目だがおもしろそうなことには食いつく。
    【千吉】浅草の紙屑買い。
    【千両萬両】白坂屋から出版している戯作者。正体は隠しているが、浅草の紙屑買いの千吉の仮の姿(どちらが本業かは不明)。死んだ戯作者小野萬了(小野篁の子孫で冥府を行き来できその見聞を書いたという設定)と、フグに当たって行きかけた冥府で出会って聞いた話を書いているという設定。金魚が書こうとしていた話が千両萬両の作品と設定が被ってしまいお蔵入りにするしかなくなり不機嫌になった。

    【竹吉】薬楽堂の小僧。本名は「勘次郎」。しっかりしていて気が利く。実家は万屋だったが夜逃げして行方不明。
    【出し看板】店の前に置く看板でごみ箱兼用。放り込まれた紙ごみは再生して使う。
    【只野真葛/ただの・まくず】おそらく実在の人物(自分で調べたわけでないので断定はしない)。随筆「独考(ひとりかんがえ)」を薬楽堂に持ち込んだ女性。本名は綾子。長右衛門の幼馴染み。滝沢馬琴も認めているがお上への批判満載で本にできない。
    【辰五郎】仲御徒町で武家の家を回ってご用を聞く御用聞き。
    【巽屋短右衛門/たつみや・たんえもん】薬楽堂の主人。妻のきさ。息子のの徳次郎、娘のけいとともに三河町で別居中。
    【巽屋長右衛門】薬楽堂の主人の父親。隠居はしてるが元気。「巽屋」と呼ばれたら怒る。薬楽堂という名前がお気に入りのようだ。ご隠居と呼ばれたら怒る。「大旦那」と呼んでもらいたいらしい。さっぱりした性格のようだ。おもしろそうなこと大好き爺い。
    【太郎兵衛】松吉の兄。長兄。
    【短右衛門/たんえもん】→巽屋短右衛門
    【長右衛門/ちょうえもん】→巽屋長右衛門
    【天神堂北田屋】主は小平(こへい)。露骨な挿絵の艶本や残酷描写の読本を売りさばいている店。
    【天明堂山野屋】漢籍や古典を扱う書肆。物之本屋。主人は源兵衛。
    【藤吉】播磨屋の職人。
    【徳次郎】短右衛門の息子。十三歳。次男だが長男が死んでいるので薬楽堂の跡継ぎになる予定。母はどっかの大店に婿入りさせて養ってもらおうと考えているようだ。
    【徳兵衛】金魚と善右衛門の家で世話係だった。
    【常世/とこよ】元常世大夫。松本屋にいた。今はお歯黒溝の女郎。金魚の推当の師匠みたいなもの。
    【虎次郎】陸奥屋の二代目。先代の虎次郎は色つけの名人だった。

    【中野勝之慎/なかの・かつのしん】浅草小石川富坂町代地に住まう小普請組の武士。内職は筆工。家の前に女の幽霊が出るというウワサ。

    【萩尼/はぎのあま】真葛の妹、拷子(たえこ)。
    【鉢野金魚/はちの・きんとと】→金魚
    【はな】伊三郎の娘。
    【はま】薬楽堂の通いの下女。三十四、五歳。
    【播磨屋】表紙仕立屋。今で言う製本業者。主は伊三郎。
    【彦次郎/ひこじろう】吉原の四郎兵衛会所に詰めている若い衆。
    【筆工】版木用の原稿の文字を書く仕事。内職にしている武士も多い。金魚は文字が上手なのでそのまま印刷に使えるが、場合によっては男文字の方がいいと考え他者に依頼した。
    【他人事】「なに言ってんだい。他人事だから面白いんじゃないか――。それに、他人の方が物事の本質がよく見えるもんだよ」第一巻p.105
    【一ツ葉/ひとつは】梶ノ鞠の禿の一人。名は羊歯の一種で夏の季語。
    【ひょっとこ屋】無念行きつけの居酒屋。
    【ふじ】料理屋〈富士本〉の女将。
    【舞台】時代は文政。徳川家斉の治世。江戸。
    【舟野親玉/ふなの・おやだま】「素人戯作試合」の応募者。滅法面白い怪談噺を書く。言葉遣いや文字の感じから若い武士かと思われる。
    【文古堂】日本橋の書店。主は新兵衛。
    【北斎】あの葛飾北斎。夕月に絵を見せた。
    【本多左門/ほんだ・さもん】北町奉行所の同心。島田屋から袖の下をもらっている。
    【本能寺無念/ほんのうじ・むねん】→無念

    【又一/またいち】白澤屋の主人。商売は成功しているが人間性は小物っぽい。
    【又蔵】貫兵衛のところで働く彫り師。かつては御庭番で貫兵衛の部下だった。
    【又兵衛】故山堂主人。屋号は藤田家。
    【松吉】薬楽堂の小僧。本名は「捨蔵」。実家は小作人。ちょっとぼんやりしたところがある。最初の話でなんか怖いものを見た。
    【万吉】貸本屋。
    【三河町】人足ふうの若い衆が多い。
    【みね】薬楽堂の通いの下女。十二、三歳。
    【みよ】ひょっとこ屋の小女。
    【陸奥屋】紙屋。製造から販売まで。
    【無念/むねん】本能寺無念。わりと有名な戯作者だがそれでも生活は苦しく薬楽堂に居候しているむさ苦しい男。たぶん長身でルックスは悪くない。しだいに金魚に惹かれていってるようだ。いつも書くのに苦労しているし何かあったら金魚についていってるしいつ作品書いてんのやとは思う。北条氏が鎌倉で執権政治を行っていた時代を舞台にした伝奇小説が得意。幽霊噺を一笑に付すあたりに限界がある。じつは幽霊が怖いようだ。毎年同じ時期に二、三日留守にする。本名は進藤重三郎(しんどう・じゅうざぶろう)。御家人進藤又右衛門の三男で生まれてすぐ油問屋の菱田屋に養子にだされたが後に実子が生まれかつ自分が実子ではないと知り弟を主にするため家を出た。
    【村越平左衛門】旗本のご隠居。きさを別居させるための貸家を紹介してくれた。
    【茂助】松吉の父。小作人。

    【薬楽堂/やくらくどう】草紙屋。江戸では地本屋(じほんや)と呼ぶが差別化のため上方ふうに「草紙屋」を名乗る。まあ、街の本屋で薬楽堂は出版もする。施設はけっこうデカいがそれでも「うちは手狭だからよ」と言う。
    【弥次郎】ひょっとこ屋の主人。
    【夕月/ゆうげつ】東雲夕月。絵師。梶ノ鞠を描いていて行方不明になった。天狗に拐かされたというウワサも。
    【幽霊】松吉は思った。《幽霊はこっちの都合では現れてくれない――。》第三巻p.98

    【六兵衛】薬楽堂の隠居した元番頭。清之助の父。「面白いことはみんなで楽しむのがようございます」第一巻p.63。わりとノリノリの爺さんだ。

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    2025年08月21日
  • 貸し物屋お庸謎解き帖 桜と長持

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    ネタバレ

    登場人物の紹介描写が少ない淡々とした小説だと思ったら、前シリーズがあったのですね。気付きませんでした。これが1巻目だと確認したのですけれどね^^;

    無いものはないという貸し物屋《湊屋》両国出店の店主は、口が悪い江戸娘のお庸。
    物を借りに来た客の事情に首を突っ込んでいきます。

    大工の娘だったお庸が何故湊屋の店主になったのか等、シリーズの最初から読んでみないとわからないことも多そうです。

    今巻で登場した陰間の綾太郎は物語に深みを与えてくれているような気がします。

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    2025年06月24日
  • 岩手怪談

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    岩手と言ったら、新型コロナウイルス流行期の日本47都道府県で、感染者ゼロを長いこと記録していた県という記憶が強い私ですが、本作はお勉強になりました。

    座敷わらし、大蛇、大百足など、いわゆる古風な怪談話は岩手に限らず、全国各地で語り継がれていると思います。一方で東日本大震災後の怪異は岩手の県民性が垣間見える話もあり、なんとも複雑な気持ちになります。

    ついつい怪談話と聞くと肩に力が入って身構えてしまいますが、本作冒頭の「怪異を書くことは供養にもなる。」に背中を押されて、最後まで読むことは出来ました。振り返ってみると怖さより、そういう怪異をどう捉えるか考えさせられる作品だったかなと感じます。

    あまり読まないシリーズですが、また店頭で気になった〇〇怪談に手を伸ばしてみようと思います。

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    2025年05月06日
  • 草紙屋薬楽堂ふしぎ始末 凍月の眠り

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    不思議な事には、嘘と真実が隠されている(はず)なシリーズ最終巻。
    怖い曰くの裏に深刻な事件があったり、最後の最後で怪異だったり。
    最終巻らしく、少し重めな話が多かったようなきがします。
    気風の良い金魚姐さんの推当が、シリーズ通して楽しかったです。

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    2025年04月15日
  • 貸し物屋お庸謎解き帖 夏至の日の客

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    安心して読めるシリーズ物。主人公のお庸がますます賢くなっていく。今回は、店主としてのスキルアップがなかなかのもの。より良い解決策を真剣に模索する彼女を応援したくなる。個人的には綾太郎が大好きだ。

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    2025年02月11日
  • 貸し物屋お庸謎解き帖 髪結いの亭主

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    今回は、中休みで平和な一年という感じ。はねっかえりの主人公が大人の女性に成長してきていて、ちょっとさびしくもあるが、エールをおくりたくなる。常に疑問をもち、考えながら生きることが大事なのは、今も昔もかわらない。用心するって大切だ。

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    2025年02月04日
  • 岩手怪談

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    平谷美樹、岡本美月『岩手怪談』竹書房怪談文庫。

    2人とも初読み作家。2人とも岩手県在住作家とは知らなかった。しかも、平谷美樹に至っては女性作家と思っていたら、髭面の男性作家であったことに驚いた。

    竹書房怪談文庫の存在は以前から知っていたが、『岩手怪談』というズバリのタイトルに飛び付いた。

    岩手県を舞台にした怪談の掌編集である。

    東日本大震災の津波被害を題材にした怪談や座敷童、狐、民話の古里遠野を舞台にした怪談、全日空機と自衛隊機とが衝突し、遺体が散乱した雫石の慰霊の森で起きた怪異、親戚が亡くなる際のお知らせ、などなど、既視感の強い掌編ばかりが並ぶ。


    東日本大震災による津波被害を題材にした怪談。創作なのか、伝聞なのか知らないが、当時、岩手県で暮らしていた自分からすると複雑な気持ちになる。自分も波乗りや釣りと週末ごとに海に行っていたが、東日本大震災以降は三陸では波乗りも釣りも行っていない。津波の犠牲者に申し訳ない気持ちになるのだ。

    昭和46年の夏に雫石で全日空機と自衛隊機が衝突し、162人が犠牲となった事故で、遺体や機体が散乱した慰霊の森を題材にした怪談。色んな話は耳にした。当時、盛岡の小学生だった自分は友だちと遊んでいて、その衝突音を聞いている。大学時代、夜中に慰霊の森にドライブに行った友人は何か横切ったのを目にして、ハンドルを切り、側溝にハマってしまう。車を置き、何とか自宅に戻り、翌日に先輩の車で現地に行くと、タイヤ4本が無くなり、車体がコンクリートブロックの上に載せられており、愕然としたらしい。

    親戚が亡くなる際のお知らせは自分も何とか経験したことがある。中学校の同級生が亡くなった時にお知らせがあったし、祖母が亡くなった時にも夜中に胸騒ぎがして、電話の前で佇んでいたら、親戚から祖母の死を知らせる電話が鳴った。昨年末に特別養護老人ホームに入所していた父親が老衰で亡くなった際に、自分にはお知らせが来なかった。が、前日、父親に面会に行った母親は帰り際に父親に大学ノートを見るようにと言われたようだ。そのノートには葬儀のことなどが細かく書かれていた。

    本体価格730円
    ★★★

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    2025年02月02日
  • 貸し物屋お庸謎解き帖~五本の蛇目

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    ようやく大名の思惑が判明してきて、今後の展開に期待大。主人公がますます可愛くなってきていて、気持ち良く読める。次回作も楽しみ。

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    2025年02月02日
  • 貸し物屋お庸謎解き帖 百鬼夜行の宵

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    主人公の成長が楽しみ。好奇心旺盛で頭の回転が速い彼女の頑張りを周りの皆が優しく見守っているのが心地良い。

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    2025年02月01日
  • 貸し物屋お庸謎解き帖 桜と長持

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    ところどころで、むっ?と辻褄が合わないなぁと思ったりもしたが、ライトノベルとしては楽しめた。謎解き帖の前にシリーズ化されているものを読まないと主人公の恋心はわからないみたいなので、次回作の前に読んでみようと思う。

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    2025年01月11日
  • 貸し物屋お庸謎解き帖 夏至の日の客

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    お庸さん、なんだか大人になった?
    しっとり感が増えた気がする

    あっと思う間に飛び出して行ってしまうのも好きだったけどね……

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    2024年11月29日
  • 貸し物屋お庸謎解き帖 夏至の日の客

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    このシリーズは、怖い話が多いけれど、今回は、人の煩悩というか?欲から起こった事件が大半だった。まあ、この世で起こる事象の多くは、だいたいそうだけど、それにしても、お庸は、頭良すぎじゃないか?

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    2024年11月01日
  • 賢治と妖精琥珀

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    宮澤賢治が主人公の不思議なファンタジー小説。
    宮沢賢治が人工宝石を作ろうとしていたということを「銀河鉄道の父」の映画を見て知ったので、妖精琥珀というタイトルに惹かれて読んでみた。

    妹のトシへ向けた鎮魂の旅が、こんな道中に作り替えられるとは思わなかった。
    ラスプーチンの名が登場人物の台詞から出てきた時点で突拍子の無さも感じられ、突拍子の無いままストーリーが進んでいった小説だった。

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    2024年08月28日
  • 貸し物屋お庸謎解き帖 髪結いの亭主

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    人殺しのおきない話は、安心して読める。しかし、お庸を付け狙う大名の件も何も解らないし、清五郎の正体も不明なんで、まだまだ先が長そうだ。

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    2024年03月14日
  • 採薬使佐平次

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    設定は面白いが、内容は平凡。

    序盤、採薬使の佐平次がごく自然に同心の手伝いをしていることの違和感があった。中盤でようやく御庭番的役割を担っていることの説明があったが遅い。トビイロウンカを使ったテロというテーマは非常に面白く、享保の大飢饉の実態や政治的思惑など興味深い点は多かった。

    採薬使らの学者としての存在感も薄かった。ビードロの解明は理系であれば思いつくであろうし、今回の鍵となるウンカも植物に寄生するとはいえ虫であり、植物学者だから解決できたという展開を期待しただけに消化不良。採薬使全員が武芸者なのも違和感。文武、性格ともに完璧な主人公はやはり魅力に欠けると改めて感じた。やはりどこか不完全な部分があり、それを周囲に支えてもらう方が人間味があって感情移入できる。

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    2024年02月23日
  • 賢治と妖精琥珀

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    感想と言われても心に残るものはなかった。宮沢賢治じゃなくてもいいのでは??との思いが強くて何もかんじられなかったのかも。

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    2024年01月13日
  • 賢治と妖精琥珀

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    妖精琥珀/樺太 豊原市/鈴谷平原/祈り

    出会ったことのない賢治に会った気分。人の欲と人の優しさと少しの不思議。
    夢を見ていたような……

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    2023年11月09日