【感想・ネタバレ】貸し物屋お庸謎解き帖 桜と長持のレビュー

あらすじ

「無いものはない」の看板を掲げる貸し物屋・湊屋両国出店の主は、美形だが口の悪さで知られる江戸娘、お庸。まっすぐな心根を持ち機知に富み、物のみならず知恵も貸す娘店主にはいつしか味方が増えていく。
江戸っ子の暮らしを支えるレンタルショップ湊屋には、今日も訳ありのお客が訪ねてきて──。
厄介事も無理難題も持ち前の好奇心と人情で解決する「貸し物屋お庸」が帰ってきた!
お客が求める貸し物の蔭に隠れた秘密や謎を見抜いて収めるお庸の知恵と優しさと心意気が痛快な、読み心地満点の書き下ろし時代小説!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

貸し物屋お庸シリーズ(出版で)7冊目。

なるほどなるほど。
ここでお庸に気のある蔭間の綾太郎が登場するのか。
先に「百鬼夜行の宵」を読んでしまって、
勝手に作り出した謎が解けた。

綾太郎が登場する「遠眼鏡の向こう」、
人情幽霊話の「子猿の面」「大歳の客」と
結構面白かった。

「大歳の客」では、
その客、息子の元を訪れる父親が「幽霊」なら、
雪踏みができるのはおかしいし、
「子猿の面」では、
犬の幽霊と分かった時点で飼い犬のことを思い出さない飼い主は冷たいが、
そこらへんは野暮なことは言いっこなし、というところ。

0
2023年05月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

登場人物の紹介描写が少ない淡々とした小説だと思ったら、前シリーズがあったのですね。気付きませんでした。これが1巻目だと確認したのですけれどね^^;

無いものはないという貸し物屋《湊屋》両国出店の店主は、口が悪い江戸娘のお庸。
物を借りに来た客の事情に首を突っ込んでいきます。

大工の娘だったお庸が何故湊屋の店主になったのか等、シリーズの最初から読んでみないとわからないことも多そうです。

今巻で登場した陰間の綾太郎は物語に深みを与えてくれているような気がします。

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2025年06月24日

Posted by ブクログ

ところどころで、むっ?と辻褄が合わないなぁと思ったりもしたが、ライトノベルとしては楽しめた。謎解き帖の前にシリーズ化されているものを読まないと主人公の恋心はわからないみたいなので、次回作の前に読んでみようと思う。

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2025年01月11日

Posted by ブクログ

江戸で貸し物屋を営むには、人を見る目と洞察力に加え推理力も必要らしい。品物を返してもらえなければ営業に差し障り、悪いことに使われれば店を閉めなければならなくなるかもしれないから。
難しい商売だね

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2022年06月17日

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