義経になった男(四) 奥州合戦
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義経になった男(四) 奥州合戦

754円 (税込)

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義経の遺志を守り、自らの耳を切り落とした沙棗。義経の死を確認できずに、奥州追討を進める頼朝。やがて文治五年(一一八九年)七月、頼朝は鎌倉出陣した。一方、平泉藤原氏が滅びることが、陸奥国、出羽国両国の平和を引き延ばせると考える基治の決意を聞いた沙棗。己れもまた、義経として頼朝に追ってもらうために、北へむかうことを決めた。激しい闘いの仲、国衡が、泰衡が散っていく。沙棗が最後に見るものとは果たして……?

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義経になった男 のシリーズ作品

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  • 義経になった男(一) 三人の義経
    754円 (税込)
    嘉応二年(一一七〇年)。朝廷が行った強制移住で近江の国に生まれ育った蝦夷のシレトコロは、まだ見ぬ本当の故郷―奥州―を想っていた。十三歳の春のこと、三条の橘司信高と名乗る男があらわれ、シレトコロは奥羽に連れて行かれる……。それは、後の源義経の影武者とするためだった。一方、鞍馬山の牛若は、「あなた様は、源氏のお血筋。平家を打倒し、天下に名をはせるお人」という言葉によって剣術の稽古を続けていた。そして〈遮那王〉と名乗ることになった十六歳の牛若は、奥州平泉に向かう決意をする。壮大なスケールで、新しい義経を描ききった、歴史小説の金字塔!
  • 義経になった男(二) 壇ノ浦
    754円 (税込)
    寿永三年(一一八四年)九月。義経が検非違使五位尉に叙せられて、京の治安は落ち着き始めているかに見えた。だが激怒する頼朝は義経を京に飼い殺し、雑事ばかりを与えていた。元暦二年(一一八五年)、頼朝は平家の本拠である屋島を攻めるために、義経を追捕使として四国へ向かわせることになった。二人の影武者、沙棗と小太郎とともに戦いに挑む義経。兄・頼朝を信じようとする義経と、頼朝は怨敵であると認識する沙棗。運命が、二人を中心に大きく動き始めていた……。
  • 義経になった男(三) 義経北行
    754円 (税込)
    頼朝に利用された挙げ句、切り捨てられた義経。走者(逃亡者)となり、ひたすら北へと逃げていた義経たちは、文治三年(一一八七年)の春に平泉に到着した。病にたおれ、抜け殻となって夜具に横たわる義経。頼朝の奥羽攻め寄せに覚悟して“その日”の準備を進める藤原秀衡。やがて正気をとり戻し、自分を取り巻く全ての状況を理解した義経は腹を切る。義経の想いを知り、義経の首を切り落とした沙棗は、自分は義経として生きることを決意するのだった。
  • 義経になった男(四) 奥州合戦
    754円 (税込)
    義経の遺志を守り、自らの耳を切り落とした沙棗。義経の死を確認できずに、奥州追討を進める頼朝。やがて文治五年(一一八九年)七月、頼朝は鎌倉出陣した。一方、平泉藤原氏が滅びることが、陸奥国、出羽国両国の平和を引き延ばせると考える基治の決意を聞いた沙棗。己れもまた、義経として頼朝に追ってもらうために、北へむかうことを決めた。激しい闘いの仲、国衡が、泰衡が散っていく。沙棗が最後に見るものとは果たして……?

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義経になった男(四) 奥州合戦 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年05月31日

    義経の影武者の話だけど、影武者の方が、生まれや育ちの関係(底辺の人間だから)で、当然強い。義経の貴種ならではの弱さとの対比が、人間の悲しみを浮き彫りにしているように思う。

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    Posted by ブクログ 2013年04月27日

    民を守る為に散ってゆく奥州の男達。藤原泰衡・国衡や下須房太郎秀方だけでなく、馬である高盾黒や信夫鴾も潔く漢である。それに対してどこまでも私利私欲な鎌倉方。これぞ判官贔屓といった感じです。

    0

    Posted by ブクログ 2012年02月11日

    読み終えました
    悲しい滅びの理屈が理解できなくて
    最後まで進むのに時間がかかりました
    ラストはジンギスカンになるんだと
    勝手に思ってた(笑)

    頼朝を始め、人物が矮小に描かれすぎ
    ・・・そんななか、哲人のような奥州
    平泉の面々

    違和感ある作品です

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    Posted by ブクログ 2011年11月15日

    今まで見た中で一番の判官贔屓。文章との相性が悪くてわりと読むのに苦労したけど、最終巻はもう作者の夢いっぱい突き抜けてたので、なんかもう難しいことがどうでもいい感じに。

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    Posted by ブクログ 2011年08月06日

    義経になった男と、陸奥の未来のために死んだ男達、そして義経伝説の真相と、盛りだくさんで大満足の物語でした。最後にあいつが生きていたのは、ちょっとやり過ぎの気配はあったけど、花を見つけた情景は良かったですね

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