青山十三のレビュー一覧
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▼あらすじ
高級洋靴店に勤務する住田が出会ったのは、靴のかかとを踏んだ生意気な高校生・藤澤。
高級靴を荒く扱う藤澤に怒る住田だったが、彼がかかとを踏む理由を知ってしまい──…。
表題作の二人の話のほか、3カップルの話を収録。
恋する靴屋シリーズ!
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待望の靴屋シリーズ第二弾!…な、筈なのに気が付いたらホストの話になってて読み終わってから「あれ?」って気が付きました(笑)
靴と関係があるのは表題作のみで、あとはサブキャラ達の過去だったり未来だったり…とりあえず表題作以降は靴は全く関係無いお話だったのでちょっぴり残念。
個人的にはやっぱり表題作が一番面白いと感じました。
何より靴に -
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1冊まるまる角の生えている『有角人』たちと人間の話。オムニバスではなく、時代も国も異なるけれど「人間と有角人が一緒に住んでる世界のお話」
どれも切なくて優しい物語。人と共存していても、少数種の有角人は珍しがられたり注目されたり、時には実験の対象にされたり…。結局のところマイノリティの生きづらさはどんな世界でもあるんだよね。人間は排他的過ぎる、それが現実…。
表題作だけが連載作品。表紙はここに出てくるイーライという天才数学者。イーライの秘密を暴きにきたのが記者のヒデ。この二人が惹かれ合うんだけど…うーん、なんだかあまり共感できず★ ヒデがイーライの事を懐柔して独占インタビューしようと企てるのが -
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ネタバレ「恋の誘惑」から読み始め、「つま先」を読んで、最後にこちらを。
靴屋シリーズを期待して読んだら、靴屋さんの話は最初だけなのですね。
矢張り、最初の話が一番萌えました。
しかし、この靴屋さん、店員がほぼゲイって(笑)
住田さんは最後の砦的な感じだったのに、破られてしまった。
他は、鷹場さんの義理の弟さんの話と、新宿くんのホスト時代の同僚二人の話。二人のうち片方のヒカルさんは、本当同僚というだけで靴屋さんのお話とは全く被らないかも。もうひとかたは、新宿くんが飲んでたお店のママ(?)です。女装に目覚めちゃったって事??
で、ただ甘い話も乙女ゲー的なベタ惚れされる話も得意ではない筈なのに、何故靴屋さ -
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Posted by ブクログ
青山さんのデビューコミックス。 描き慣れた感じで最初から安定感バツグンだったのね。
表題作は、実の叔父×甥っ子がチェスを通してくっつく話(身も蓋もない…) なんだろ、BLはファンタジーなので普段は近親モノもあまり気にならないんだけど、この話は妙にリアルで背徳感が怖かった(≧◇≦) 本人たちは開き直ったら平気そうでイチャイチャしてたけど(苦笑)
収録作の幼少期の思い出カップルの話と、ネコ耳高校生の話のが好みだったなぁ。 どうも青山さんのキャッキャしてる可愛いキャラ達の話が好きみたい。
擬人化の漫画も面白かった! 青山さんがキャッキャしてて(笑) -
Posted by ブクログ
個人的には全作品「何がダメなのか」分からないけど、商業的にダメな理由を読むとそれなりに理解できる。理解はできるけど、でもあまり納得はいかない。書きたいもの書きたいなら同人誌でやってね、ってことなんだろう。
商業作家は「書きたいもの」だけでなく「読まれるもの」もちゃんと追究しなければならないんだという面が垣間見える、そういう点でも面白いアンソロジー。
これを読むと、BLという世界は意外にも(それともやはり?)保守的なんだと思わされるけど、世の中そんなに王道好きな人が圧倒的多数なの?と私自身は思ってしまう。受は受らしく、攻受絶対固定、登場人物は共感しやすい日本人で、死にネタなんて言語道断!っていう