歩田川和果の作品一覧
「歩田川和果」の「四十八手アンソロジー」「しあわせのはなし」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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これまた良かった
絶賛歩田川先生ブーム中なうです。
『ねくたいや』『しあわせのはなし』『歩道橋』『堕天使』(←こちらは再読)に続いて『友人関係』も読了。
これまた大変よろしゅうございました。
歩田川先生の作品は基本的に1対1の対話形式で進むものが多いのだけれど、不思議と「説明されてる」感が少ない。登場人物たちの表情もそんなに派手に動くわけでもないし、劇的な展開があるわけでもなく、淡々と、静かに進行していく。
そんな中で、静かに、確実に、変化が生まれていく…それが味わい深い。
作画の雰囲気がまた良いのですよね〜特に髪の毛の細い線がすごく好きです。
全作品読破したい(残るは『しんめんもく』のみ)&その後
最高でした…
『ねくたいや』の続編、兄・佳久と幼馴染の環のお話。
前作もすごく良くて、こちらを読むのを楽しみにしていましたが、予想以上に良かったです。
独特のテンポと空気感のある作風が魅力的で、重いこともサラリと流すように描いてあったりするから「兄が環を殺しかけた」のもその流れの表現かと思いきや…マジでした。
そしてそうなった流れに痛いほど共感できてしまい…切なかったです。
苦しかったです。痛かったです。
友久との関係も、そうか…そういうことか…と、すごく複雑な心境ではありましたが呑み込めました。(いわんや佳久の苦悩たるや!!)
それにしても、前作で友久たちをさんざん引っ掻き回した環がこんなに深
この独特の空気感
すごく好きです…!
一見真面目で飄々とした様子なのに実はクールでも繊細でもない有働、
お花畑のような綺麗な世界で生きている(ヒドイ言われよう笑)ようで、でも5年も恋心から逃げなかった長瀬。
そんな2人の前に不器用で破天荒(というかなんというか…)な環が出てきて引っ掻き回してくれたおかげで、面白い化学反応が。
ことんことんと階段を上がっていく描写が、有働との間を一歩一歩ゆっくり詰めていく長瀬の足取りとシンクロするように描かれていてとても良かった。
ようやく入れた有働の部屋。私もああいうやりたいことが詰まった部屋は大好きです。
長瀬が嫌いになるわけがないしわゃないの(笑)
そんなとこ