あらすじ
「何度でもふられてこい、俺は何があっても友達だから」
…そう言ってアイツは俺を抱く。
相原には、ふられる度に慰めてくれる友人がいる。
その友人・和久井は、相原の初恋ではじめてふられた相手。
以来、相原のことが放っておけないと言ってずっと側にいる和久井とは、いつの頃からかセックスまでするように。
自分をふったくせに、まるで束縛するかのようになんだかんだと干渉してくる和久井に戸惑いつつも、今の関係を壊したくない相原は───…。
【収録作品】
友人関係 1~4/双子の頭/ひつじ雲/0.8
【電子限定で描き下ろしの1ページ漫画が収録されています。】
感情タグBEST3
これまた良かった
絶賛歩田川先生ブーム中なうです。
『ねくたいや』『しあわせのはなし』『歩道橋』『堕天使』(←こちらは再読)に続いて『友人関係』も読了。
これまた大変よろしゅうございました。
歩田川先生の作品は基本的に1対1の対話形式で進むものが多いのだけれど、不思議と「説明されてる」感が少ない。登場人物たちの表情もそんなに派手に動くわけでもないし、劇的な展開があるわけでもなく、淡々と、静かに進行していく。
そんな中で、静かに、確実に、変化が生まれていく…それが味わい深い。
作画の雰囲気がまた良いのですよね〜特に髪の毛の細い線がすごく好きです。
全作品読破したい(残るは『しんめんもく』のみ)&その後も追いかけたいと思います。
サボテンの人です。
この著者さんの著作を、好きな順で列挙します。
1 「大きなサボテンの木の下で」
2 「付箋の気持ち」
2 「ふじむすめ」
2 「ねくたいや」
2 「歩道橋」
3「エディドヤ」
4「しあわせのはなし」
5「友人関係」
個人的にサボテンが一番好きです。
ただ、その他の作品も、かなり良いです。
同一作者で読み進めて行くのも、
この方ではおすすめできます。
めちゃくちゃよかった
前から気になりつつレビューが色んな反応で迷って置いてたのですが、とても良かったです。
表題の二人の10年の間についての読者の感想はそれぞれの人生の長さによるのかもなぁと思いました。それがいいとか悪いとかではなくて、この感情に共感するにはある程度様々な心の経験が必要かもなぁと…なんか偉そうな言い方になっちゃいますが(-。-;
心の機微を繊細に映している作品ばかりでした。
兄弟のその後がものすごく気になります…!
難解。。
絵柄は相変わらずお上手な作家さん。
丁寧な背景が好きです。
なのですが、この作品は
何故いじめるのか
長い付き合いのために10年間も友人を貫くのってどーなのか
とか、ちょっと、感情移入が難しかったです(-_-;
絡めとられていく人達
表題作ほか3作品収録されているが、どの作品も主人公が相手に絡めとられていく様子が描かれていて、飲み込まれる様が面白い。
Posted by ブクログ
☆3.0
表題作が4話で全体の半分くらい。残りは3つの短編。
表題作は、長年の両片思い。肉体関係のある親友というこじらせまくった関係。こういうこじれた関係を描くの、歩田川先生すごくうまいよね。
他の短編3つも良かった。どの作品も長く付き合う、もしくは一緒にいる関係で、そこそこねじれてる。
電子シーモア 画面外