【感想・ネタバレ】逃げたヒツジの捕まえ方のレビュー

あらすじ

ようやく探し出した謎の天才数学者・イーライは、羊の角を持つ有角人だった。記者のヒデは、取材を断固拒否する彼をどうにか籠絡しようとする。だが、居場所を知られたから引っ越すというイーライは、まるで何かから逃げているかのようで……。

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Posted by ブクログ

タイトルから、読み手の心を掴みに来るBL漫画
やはり、私、ファンタジー要素が入っている方が好きらしい、とこの作品を読んで再認識(もっとも、ストーリーの作りがしっかりしてる現代系の作品を読めば、レビューでベタ褒めするとは思うが)
有角人って表現が、何かイイです。角ってアイテムが付くだけで、美形の魅力ってのはズンッと上がりますよね。それに加え、この作品では、話の主役にそれぞれ似合った角を生やしてくれているから、気に入った
淡白だが、主張はしっかりとしている性描写が入ってるトコも、ストーリー重視で選びつつも、無かったら無かったで物足りなさを感じてしまうようになった、我儘な私を満足させてくれる
表題作を含め、収録されている作品は、どれも一般人と有角人の絆を鮮やかに描いていて世界観に深さを感じるが、個人的に一推しなのは、日本人には最も馴染み深い鬼の少年と、優しいが故に自分の本性に葛藤してしまう少年の淡く切ない恋模様にグッと来た『転校生のツノイ君には角が生えている』
次回作は、ケンタウロスやマーマンみたいな異種族と人の恋愛を描いて欲しいなぁ

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2014年09月22日

Posted by ブクログ

1冊まるっとツノBL。どの作品も、有角人が共生している世界。その世界の中でも希少という設定で、その希少さから哀しいエピソードがほろほろと…高校生のツノイ君の話が一番グッときた

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2016年03月24日

ネタバレ 購入済み

絵が綺麗

表紙が特にきれいです。
内容は短編集で、角を持つキャラを中心に描かれ、基本的には切ない話。
設定と言えばそれまでですが、その設定ありきで話が進んでいくため、読んでて置いてきぼりになる感じがあります。

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2022年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

スクープを手にする為に近付いたヒデがイーライの人柄に陥落。あんなに人嫌いなイーライもまた。
出会った理由は最悪だと思うのだが、いかんせんヒデいい奴だから嫌いになるのも難しいかも。
すたこらさっさしてくイーライの詰めの甘さも、良し(笑)

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2019年04月27日

Posted by ブクログ

短編ひとつひとつはそれほど面白い訳ではないのだけど、ここまで「角」に並々ならぬ執着を見せられると、塊としてなかなかに味わいが出てくる。どの話も最初なんの説明もなく有角人がいるので、状況を理解するまでちょっと時間が必要。

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2016年09月03日

Posted by ブクログ

ツノBL。ツノに萌えるためのファンタジー短編集でした。
「有角人」という種族が人間と共生する世界という設定は面白かったです。
表題作は羊のくるくる角を持つ天才数学者イーライと、どうにかして彼のことを取材しようとする記者のヒデとの気持ちがどんどんラブに傾いていく様子が、軽いタッチでありながら切なく胸キュンに描かれていました。
イーライは傷つけられて人間不信になっていたけれど、これからはヒデのあたたかい愛情に応えて、思い切り愛されればいいと思いました。

「キラキラのキミ」は高校生同士、「転校生のツノイ君には角が生えている」は、大学生同士でどちらもよかったけど、特にツノイ君の話は切なくて胸キュン。幸せになってほしいです…

きれいで魅力的な絵柄で好感。ツノ萌えがひしひしと伝わってきました!

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2015年01月27日

Posted by ブクログ

角人種が生まれる架空の世界、現代の話だが、角はファンタジーさの象徴なだけで、シリアスに考えるとある意味怖い話だ。人と違う姿で生まれると言う事の「少数派」が感じる怖さ。「転校生のツノイ君には角が生えている」なんて…そこまでしないと怖い世界に彼らはあるんだ、と。この学生同士で知り合って…と言うツノイ君と緒方の話をがっつり読みたかった…緒方の前から突如姿を消したツノイ君が研究と評して如何なる目に遭っていたのか。失った腕の描写だけでもずーんと来るのだが、青山さんはその辺の「痛い」所を描く作家さんではないんだなぁ…それにしても絵が上手い方だ。

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2014年08月15日

Posted by ブクログ

表題作は、角のある覆面天才数学者(ゲイ)の話。
スクープを狙う記者が、家に転がりこんで
無理やり同居。草食獣なんてぺろりと食って
堕としてやろうと思うが恋におちて…?

数学の式を解くシーンがきれいで、素敵。
世界観がしっかり作られていて、良かったなぁ。

併録作品がちょっとしっくりこなかったのが
残念。

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2014年08月14日

Posted by ブクログ

1冊まるまる角の生えている『有角人』たちと人間の話。オムニバスではなく、時代も国も異なるけれど「人間と有角人が一緒に住んでる世界のお話」
どれも切なくて優しい物語。人と共存していても、少数種の有角人は珍しがられたり注目されたり、時には実験の対象にされたり…。結局のところマイノリティの生きづらさはどんな世界でもあるんだよね。人間は排他的過ぎる、それが現実…。

表題作だけが連載作品。表紙はここに出てくるイーライという天才数学者。イーライの秘密を暴きにきたのが記者のヒデ。この二人が惹かれ合うんだけど…うーん、なんだかあまり共感できず★ ヒデがイーライの事を懐柔して独占インタビューしようと企てるのがこの話の始まりなので、個人的に信用ならなくてヒデが好きになれなかったのが敗因かな…
あと、イーライがヒデを好きになる過程が微妙で納得できず残念( ・3・)

イーライは可愛いけど、他の作品の方が 好みだったかな。
鬼の話が一番切なくて、巻角の子の生え代わりの話が一番キュンキュンした。

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2014年07月30日

Posted by ブクログ

ツノに惹かれて購入。有角人が存在する世界の話詰め合わせ。ツノ的には羊が好きだけど、話的には『転校生のツノイ君には角が生えている』が好きだった。ハッピーエンドだけど、切ない…。『キラキラのキミ』も好きだったな。かわいくて和んだ^^

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2014年07月30日

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