岩瀬大輔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作は主に生保についてだったが、今回は医療保険に関する内容。
今回もまた保険初心者にもわかりやすくて面白かった。
人生の各フェーズにおいてどのような保険に入るべきで、どのような保険には入るべきでないか、を検討する上でとても参考になる。
前作と併せて読むことで保険への理解を深められると思う。
*保険の本質は「発生する確立は低いが、起きたら経済的損失が大きい事故に備えるために、大勢で少しずつお金を出し合って備える」ことにある。
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MEMO:
p37
わが国の医療制度は、標準的な医療を選択している限りは、健康保険の給付対象となる。
p99
消費者にとって本当に必要な商品が売れな -
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
ネタバレ生保業界に革命を起こしているライフネット生命の副社長による立ち上げから軌道に乗るまでの記録。
誰もがネットで生保が売れるわけないといわれながらも、着実に会員数を増やし、実績を残している。
生保業界の構造的問題である情報の非対称性に一石を投じたい、消費者が商品について知るべき当然の情報を了知した上で購入の意思決定をしてもらいたいという強い意志がおおもとにあって、現在のビジネスモデルに落ち着いている様子が分かった。
業界のタブーに挑めたのは、生保業界の重鎮である出口社長と生保業界にほとんど関与のなかった岩瀬副社長のでこぼこ?コンビだからこそなしえたのだろう。
生命保険会社が銀行に次ぐ資産規模を -
Posted by ブクログ
ネタバレハーバードMBA(HBS)を成績上位5%で卒業した著者が次のステップとして選んだのは日本の生保業界。
長いこと、「なんでだろう」「もったいない」なんて勝手に思ってたけど、この本を通じて理由が分かった。
まず、これだけの才能を持つ人でもMBA終了後に定まった道が無かったことに驚いた。無かったと言うと語弊があるし、実際に古巣に加え年収数千万が約束された職場はたくさんあったけど、「何か違う」と考えていたとの事。
そこに運命を決めるベンチャー投資家が現れる。その人の「ベンチャーの成否は人で決まる」という言葉は経験値から出る言葉で非常に重い。
結果、著者自身の人柄に惚れた投資家が自分の持っていたアイデ -
Posted by ブクログ
日本初の業態を立ち上げた岩瀬さんの若さと情熱と実直さが伝わる本。立ち上げの経緯は逐一描写されているわけではないけど、むしろ行間に苦労がしのばれる。
文字通りに受け取るだけだと、簡単かつ順調に聞こえるが、素人ゆえの疑問、着眼点から作り上げた真の顧客視点とそこからぶれない強さ。途中何度もうるっとくる場面があった。
人の採用に関するアプローチと縁の作り方、周囲がなぜか助けたくなるような行動と人格が常日頃からそこにあるのでは。楽しく働ける環境だと想像する。
また、出口さんの物静かだけど落ち着いた態度が会社の屋台骨として自然に機能しているのでは?
自分とは縁遠いと思って興味をもっていない仕事で -
Posted by ブクログ
ライフネット生命設立に至るまでの起業話。(1)40兆円市場の1%を奪取しても大きいマーケットの広さ、(2)市場の非効率性、(3)技術のブレークスルー、規制緩和などの環境変化から設立に至った、という経緯が論理的で解り易い。メモ。(1)納得、論理的にデータの裏付け(事実)を基に伝える事(担当者が他者に簡単に伝達出来る事)、共鳴、聞いた人が好きと思ってくれるか、には納得。(2)自分にとっての取締役会を作る事。一歩一歩前に進むこと。(3)自社戦略、ローラセグメントに対して安価良質な継続的サービスの提供の為のCPA(Cost Per Action)、ライフプランに即した買う手伝いという立場のブランド構築
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Posted by ブクログ
ライフネット生命の岩瀬さんの本。
その名のとおり、投資家回りのときに使ったビジネスプランがそのまま載っているらしい。
原案は社長の出口さんの中にあったとはいえ、これをほとんどひとりで短期間で作ったのだからすごい。
ビジネスプランの本はよくあるが、本物のビジネスプランが書いてある本は、まずないので、これは貴重。
コンサル上がりのロジックの詰めはやはり秀逸。
論理派でありながらも、人のつながりをかなり重視しているところも、面白い。
他のめも
●大きく成長する事業の条件
1)市場が大きいこと
2)市場に大きな非効率が存在すること
3)技術のブレークスルー、規制緩和などの環境変化があること