ぶーたのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分のフォローの幅が狭いからかライトノベルで自主制作映画を題材にする、という作品は聞いた事がなかった(もしあったらごめんなさい)。
嘘つく事の才能と、それをそっくりそのまま演じる事に結びつけてしまおう、というアイディアが面白い。
映画制作も一筋縄ではいかず、暗礁に乗り上げつつ進む姿に熱さがある。今しかないこの瞬間に、これ以外無いというぐらいムキになれ。そんな言葉は出て来ない。が、それぐらいに背中を叩かれた気がした。
残念な点が一つ。作者は文章が上手いのだから説明文的な文章は削って、台詞や行動で描写するだけでも十二分に伝わったのではないか。あるシーンはそのせいで興醒めした。 -
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大人はクズ
大人は全員クズだと思う。作中に限らず、現実世界でも。周りからクズだと思われている大人。周りからはクズだとは思われていないけど、本人は自分がクズだと思っているパターン。
大人は汚い。クズ。 -
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勧めにくい
おもしろいし、印象に残るセリフがたくさんある良作だと思うんですが、タイトルがなぁ…。アニメもすごくいいのになぁ…。人に勧めにくいタイトルなんだよなぁ。
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原作の方がいい
原作小説のほうが好みですね。
内容的には、ちゃんと出てこないモブ含めて、男は大抵クソ野郎。家出している女子高生から誘われた程度で関係を持ってしまうような大人にはなりたくない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレいやあ、なんとか終わったよ。
うん、まあ納得。そうなると思ってはいた。
それにしても二人ともめんどくさすぎる!
そこが良いとは、さすがに言えないなあ。
もうちょっとどうにかできなかったのかい。
つまりは勇気の問題なんだと思うけど。
下巻はついに沙優ちゃんが東京に帰ってきて一方後藤さんは仙台に転勤になって、改めて吉田がそれぞれへの想いを確認すると言う展開。
正直これで沙優ちゃんに傾くようなら本を投げ捨てるところだった笑。そうならなくてイヤ本当によかった。
それにしても大人二人に対して沙優ちゃんは大人になったなあ。強くなったなあ。そしてカッコよくなった。
シリーズはこれで終わりだろうけど沙優ち -
Posted by ブクログ
ネタバレ読んで真っ先の感想は、おまえら中学生か! と、後藤愛依梨めんどくせー女! の二つだ(笑)
いやほんと、神田さんの気持ちがよく分かる。
これは怒るだろうよ。バカじゃないのと。
二人っきりのお泊まり旅行でそこまで行っときながら何も無しで帰ってくるとは!
あ、吉田のバカヤロウも感想に付け加えよう(爆)
これどうなんだろうね。もし自分だったらと思うとちょっとやってられないかもしれない。そして沙優ちゃんを待つ意味が、更にめんどくさいと言うもうね、ここまで来たら最後までやってくれと言う気分。
しかし後藤さんにとってのバッドエンドしか想像できないのだけど、さて?
どうか納得できる展開が待っていますように -
Posted by ブクログ
ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 Another side story 後藤愛依梨 上
著者: しめさば
イラスト: ぶーた
あらすじ
私の気持ちは「本当」の気持ちですか? 後藤愛依梨の恋の行方を描く外伝。
お互いに「好き」だと分かっている吉田と後藤。沙優が家に帰り、日常を取り戻す中で、改めて自分たちの気持ちに気づいていく。「今度は私から告白する」との約束を果たすため、後藤は吉田を京都旅行に誘うが……。
感想
これぞラノベのラブコメ!じれったい展開が繰り広げられ、読んでいて思わず笑みがこぼれます。後藤さんは大人びた女性として描かれていますが、実際の年齢は20代後半で、まだまだ「乙女心」が -
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ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 Another side story 三島柚葉
著者:しめさば/イラスト:ぶーた
その唇に触れる。そして、恋が終わる。
片思いの相手・吉田の家に同居していた女子高生は北海道に帰った。表面上普通を装うが、どこか気が抜けている吉田。いつまでも鈍感な彼に焦れた三島は、強引にその唇を奪って…。三島柚葉の恋の終わりを描く、外伝。
「ひげひろ」の外伝として、三島柚葉の視点から描かれる本作は、彼女の切ない片思いが心に深く響きます。吉田への気持ちが強く伝わる一方で、吉田の鈍感さに焦れる三島の感情もリアルに描かれています。恋の終わりが近づく中、切なさと清々しさが入り混 -
Posted by ブクログ
考えることの好きな少年が、美人お姉さんと同級生たちとの関係の中で、突如あらわれたペンギンたちの謎を追っていく話。
オーディブルで聞いたので、少年少女向けだとは思わなかった。しっかりと面白い。
特に会話文と自分語りがよく、ストーリーに関係なくいつまででも聞いていられた。
SFの分類に入るのだろうけど、夢だったとか酔ってたとか宇宙人だったみたいな設定は、使うのはいいけど、オチに持ってこられると萎えてしまう。そこだけは個人的にマイナスポイント。
今まで読んでたのなんだったんだろうなーって。
でも、森見さんは文章が面白いので、他の作品も面白そう。
内容もそれなりに深いので誰に対してもオススメです。 -
ネタバレ 購入済み
受験勉強に疲れた男子高校生・新見優斗、その日も深夜まで勉強を続け…、気付くと見知らぬ空間に…。
コスプレでは無い猫耳と猫尻尾の生えた猫娘に案内され、猫鳴館にお世話になる事に。
お世話係となったシャム猫さんは前世(?)の優斗と関わりがある様だけど…。
受験の為にも早期帰還を考えていた優斗も、焦っても何も改善しない事に思い至り、ノンビリする事に…。
いつか帰れる日が来る筈と…。
何か条件が揃わないと、焦っても駄目だと…。
ミケ猫さんやシロ猫さんとも…。
猫鳴館の主、猫神様が言う『マレビト(稀人?)』とは…?、続編がある…? -
ネタバレ 購入済み
沙優を1人で帰らすのは、きっと
沙優がいよいよ北海道に帰る決意を固める前日譚。
吉田、三島、後藤、橋本、アサミらと出会えた事は、闇に堕ちる寸前だった沙優にとって掛け替えの無いものであったと改めて感じる今巻。
現実には悪い方向に行ってしまう事件報道しか耳に入りませんし…。
アサミに教えて貰った丘で、沙優が「都会だから星が見えないんじゃなくて、見えないところにいるから見えないだけ」と言うシーン、何気に好きです。
あとやっぱり私は、この作品で一番好きなキャラは三島柚葉だと感じられた今巻。
「月が綺麗ですね」に対して、その反応は無いだろう、吉田。
クライマックスを迎える本作、原作を読んだのは既に数年前だけど、近い内に改めて再