ぶーたのレビュー一覧
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「自分の思い描いた人生を掴み取る事」と「他人の人生に影響を与えない様に生きる事」とは両立する事が困難な状況も多々有る筈なのに、吉田も後藤も何だか自分の中で描いた理想に自ら縛られてて、不自由な生き方しか出来ない二人を最後に後押ししたのは子供扱いしていた沙優だったのはシュールだったのかな…
思い返せば吉...続きを読む -
柚葉編がほぼ完全に後日譚だったので、同時期の後藤視点かと思って読み始めたら、後藤の高校・大学時代から振返っての視点となるとは…
前巻で神田と一緒に柚葉と吉田を二人きりにした事に、あんな裏話があったなんて。
また、少し強引な神田の後押しで京都旅行を決行するも、後藤だけで無く吉田もやっぱり面倒臭い男だ...続きを読む -
Anothe side story とあるので、本編の別視点かと思い読み始めましたが、沙優が北海道に帰った後の後日譚でもあったんですね。
他人の物語を俯瞰する様に、自らを人生の主人公とはしてこなかった柚葉。
でも、沙優にとっても、吉田にとっても転機を与えていたのは確かであって、しかし柚葉の吉田への...続きを読む -
2020年の出版当時に読了していましたが、2023年にコミック版を読んだ上で、改めて再読しての感想となります。
この原作版の方がコミック版より描写が詳しいかと思い期待して読み直したのですが、描き下ろしの終盤4話を除いてコミック版は良くトレースされていたんだなと…。
終盤4話「青春」「発熱」「小説」...続きを読む -
強制終了の影が見え始めて、ようやく吉田と沙優との関係性にお互いが踏み込める様になるなんて、何とも皮肉ですが仕方がない事かも知れませんね。
夏祭りが最後の想い出に…?
その先も茨の道でしょうし。
三島は当初から負けヒロインキャラ的な描き方が見えていましたが、告白シチュぐらいはきっと望みがあったでしょ...続きを読む -
結子との屋上でのシーン、ネタバレになってしまいますが、あのフェンスをこの時点で描いてしまっては拙いでしょうに…。
既刊でも同じ構図がありましたが、結子の最後の日に簡単にフェンス外に出られてしまうのは設定上有り得ないです。
尚且つ、次巻以降で高校を再訪した際に、フェンスが越えられない形状に変わっている...続きを読む -
高校時代の吉田は、告白を受けた事はなくても、女子生徒からそれに近い視線を受けていたんだろうね。
吉田フィルターに掛かると見えなくなって、認識される事は無かったんでしょうが…
相手の気持ちを理解する事は簡単じゃないけど、吉田に想いを寄せた上での失恋は、認識すらされないから切ない様な…
「伏線」や「きっ...続きを読む -
ショートストーリーが10本の構成で、食事絡みが過半数を占めるっていうのは、元々の各キャラと各々の関係性故ですかね…。
描かれている漫画家さんが違う故なのか、胸が何か強調されている気がするのは好みの分かれるところかも知れません。 -
突然のタイムアップは、沙優を思う兄の計らいで猶予期間が設けられるも、長い逃避行を要した心はそう簡単に整理出来るモノではなく…
兄は別としても、両親、学校には相当問題が有る様で、過去に向き合い前を向けるのか? -
心の弱っている時に初めて出会って、その相手と正体を暈かしつつ会話してた人物像が同一人物って、抵抗力が削がれてしまうね…
三島柚葉は重要キャラだと思うんだけど、登場時から負けキャラ感が漂う気がするのが…
沙優の笑顔の擬音「にへら」が初めて登場するのは今巻でした。
独特な擬音表現ですが、これが沙優と吉...続きを読む -
あさみはなかなか強烈なキャラなれど、中身は随分と違う様で、今後の展開の鍵を握ってきますかね。
ところで後藤さん、あさみに続き吉田アパートへの当日の突撃自宅訪問って…
正論は時に必要以上に相手を傷付ける事になる可能性は判っていつつも、言わざるを得ない状況はありますね。
沙優の過去にはかなり強いトラウ...続きを読む -
矢口恭弥みたいにどうにも価値観が共有出来ない人って世の中には少なからず存在しますが、ここまで酷いと幾らフィクションとは言え読んでいくのが辛いですね。
アサミは両親との価値観の違いに幼少の頃から悩みながらも、偽善的でない正義感を絶妙な距離感で強要ではなく共感出来るって、悪い出会いだけではなかったっての...続きを読む -
逃げ続ける事から漸く前を向く事が出来そうになった沙優だけど、将来のビジョンを考えようとしても、足下が不安定な今の状況は難しい筈だけどどうなるんでしょう?
不穏な足音も近付いてきていそうですし…
アニメ版ではカットされてしまった神田先輩、後藤も三島も気付いてしまった様で、局所戦が展開され始めましたが...続きを読む -
吉田と出会った翌朝の「大丈夫」沙優のその言葉、何とも虚無感が漂う言い回しで、いたたまれなくなってしまいます。
ただその出会いで半年間の放浪生活から離脱出来るのか、現実的には難しい状況で、今後どの様な展開が待ち受けているのか、という中で失踪してしまい…。
序盤から三者三様のヒロイン達との今後はどうなる...続きを読む -
吉田と沙優に関わる女性陣3人ともに鋭く干渉してくるけど、決して悪い方向に向かわせようとする意志がないのは、二人の関係を社会的には肯定できずも信頼関係を構築出来ているんでしょう…
それに対し矢口恭弥、最悪な出会いが再来してしまうなんて、……。 -
教国編終了&天丼3杯目。
しかしこの世界の強い女性って御奉仕技能必須なのかな?(笑)
この巻の陰の主役は遙の持つ魔道具本の作者。
その生き様と最後は格好良いです。
後、もう一人出てきた獣人族最強美女の今後は?
次であろうエルフの国編がどんなものかと共に気になります。
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読みづらい文体は相変わらずだが、大分ましになった。学級委員長に対する甲冑委員長であることに気づいた。Posted by ブクログ
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【君との積み重ねた思い出を僕だけは忘れないように】
少女と少年の記憶に纏わる出会いと別れの物語。
人と人の関係はひとえにその人との日々の積み重ねで形成される物である。
しかし、少女の死によって、周りの人々は少女に関する記憶を忘れてしまう。
本当の死とは、その人の事を忘れて思い出さなく事。
これは...続きを読むPosted by ブクログ -
漫画版からラノベのほうにきましたが1巻は本当にひとりぼっちの異世界攻略として機能してますが密林地帯から飛び出てみるともうひとりぼっちのワードは意味をなさなくなります笑
でも熱い!熱い話だよ!匿名