緑川聖司のレビュー一覧

  • ついてくる怪談 黒い本

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    図書室で偶然見つけた黒い本。その本を読み進めていく内に、僕の周りでも本のようなおかしなことが起こっていく…。

    赤、白、黒、のシリーズになっている怪談本。この黒は赤とも少しリンクしていて、両方読むとなお面白い。ゾクゾクするほど怖くは無いけど(大人には)、入れ子構造や話の作りは上手い!と思わせてくれます。

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    2011年06月07日
  • 終わらない怪談 赤い本

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    引っ越した家の屋根裏にあった『赤い本』。怪談話が入っているその本を読み始めると、中身は自分とそっくりの話から始まった。そうして本を読み進める内に周りで不思議な出来事が起こり始め、本の話が現実と重なっていく…

    入れ子構造になっている怪談本。中に入っている怪談も怖い、それがどんどん現実とリンクしていく…(実際はそれもまぁ物語なんですが)。その構造がより怖さを増していて、子どもには面白いかな?

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    2011年05月31日
  • 待っている怪談 白い本

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    主人公が物語の中で同タイトルの本を読む、という入れ子構造になっていて、なおかつ主人公が物語を読み進める内に主人公の周りでもおかしなことが起こっていく、という構成。単なる怪談短編集に終わっていないところが、読み手にさらに一味違う恐怖感を加味しています。なかに入っている怪談も中には少しぞくっとするもの有り。子どもにはもっと怖く感じられるかな?

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    2011年04月05日
  • どこかがおかしい2

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    ネタバレ

    1巻を読んでからすぐに2巻へ。
    非科学的な話もあれば今すぐ起こりうる怖さの話もあって、それが短編に散りばめられているのがちょうどいい。

    冒頭に提示されるイラスト(写真)は「おかしいところ」を目立たせてくれているのだけど、そこから話を読み進めてどんな結末になるのか?誰がこんなことを?と推理していくのがやはり楽しかった。
    読み終えてみれば結末や展開はよくあるパターンなのに、なのに文章を追いかけているうちはそれに気付けない…それだけ作者さんの引き込む力が強かったんだなと感じた。

    「動画配信」
    写真におかしいところが実は2箇所あったのに、1箇所に気を取られて気づかなかった!結末を知った後、イラスト

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    2025年09月06日
  • どこかがおかしい

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    ネタバレ

    SCPガチャで知ったにかいどう青さんの作品を探していたらこの作品にたどり着きました。

    最初に1枚の写真を見てどんな話か予測する。本文を読み進めつつもしかして…?と写真のページに何度も戻りながら結末を推理する。
    写真に違和感を感じた箇所が物語の鍵となっていたときは爽快感が♪謎解きを体験できて楽しかったです。

    「病バイト」
    1人称視点で物語が進むのがスリル満点でした。終始不穏。

    「遊園地」
    話が進むにつれて、そんなにのんびり過ごしてて大丈夫?逃げて?!とヒヤヒヤが止まらず。テーマパークの題材が干支っていう伏線も面白かった。

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    2025年09月06日
  • ついてくる怪談 黒い本

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    留守番や放課後に忘れ物を教室に取りに行く、みたいな誰でも経験があるような日常の怪異とかって、同じような状況になったとき思い出さないようにしててもつい思い出して怖くなる、みたいなことがあるから、子供の頃に読んでたらもっと怖いと感じたんだろうなあ。

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    2025年07月30日
  • 番外編 つながっていく怪談 呪う本

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    シリーズ番外編第二弾!
    封印されていた一冊の本が、ほんの偶然で人の手に・・・・・・。
    そして“恐怖”が人から人へつながっていく―――
    もう誰にも止められない・・・

    まるで真夏のような暑さのなか、
    部活の帰りにたまたま立ち寄った古本屋で偶然見つけた『呪う本』。
    家に戻って、早速読み始めたわたしは、その内容に奇妙な感覚をおぼえる。
    まるで自分の学校を舞台にした話のようなのだ。
    そして、さらに読み続けると・・・。

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    2025年04月16日
  • 番外編 忘れていた怪談 闇の本

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    どうぞ、本棚から落ちている本があっても、拾わないでください。それは――呪われた本……。

    ぼくは昔の記憶をたどるため、今は空き家となっている古い洋館に行く。そして、隠し部屋を発見して入ってみると、中は本で埋め尽くされていた。床に落ちていた1冊の本を読み始めたぼく。と、突然そこに山岸と名のる青年が現れ、呪われた本の話をはじめた………。

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    2025年04月16日
  • 意味がわかるとゾッとする 怖い図書館

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    ネタバレ

    児童書の意味がわかると怖い話としてはそれなりだったと思う。
    幽霊が出てくる怖い話だけではなく、拍子抜けするような結末の話なども載っていて飽きずに読み終われた。
    個人的には「心霊ロケ」がすごく好きだった。わかりやすく怖い幽霊だけが幽霊じゃないけど、心霊スポットに執拗に連れていこうとする所はやっぱり怖いかもしれない。

    短編として終わらせないで、内容を膨らませて続きが読みたいな〜と思うものもいくつかあった。

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    2025年02月23日
  • 晴れた日は図書館へいこう 物語は終わらない

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    シリーズ最終巻。
    成長したしおりも見てみたかった。

    出てくる架空の本がどれも面白そうで読みたくなってて困った。

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    2024年10月02日
  • ナゾノベル オカルト研究会シリーズ(1) オカルト研究会と呪われた家

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    ネタバレ

    緑川先生による新しいホラーシリーズ。
    児童向けの読みやすい文体に起承転結がハッキリした内容で、ストレス無くするすると読み進められた。
    一度解決したと思われた事件が実はまだ終わっていなくて軽い良い意味の裏切りが良かった。
    少し怪しい霊能力の持った先輩と純朴で巻き込まれ体質の主人公という組み合わせが、著者の過去作を想起できて嬉しかった。

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    2023年11月19日
  • まぼろしの怪談 わたしの本

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    ひそかに作家にあこがれていたわたしは、友人の勧めで物語を書くことに。偶然手にしたノートを書き進めていくと、なぜか書いたことが現実なって……。「あかずの教室」に潜んだ「こっくりさん」が呪いをひきおこしている――!? 数年後、大学生になったわたしも登場する、ダブルで怖い怪談集!

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    2023年09月21日
  • 意味がわかるとゾッとする 怖い博物館

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    王道ホラーはもちろん怖い。
    だけど、何気ない日常の中でふと気づく違和感の方がゾッとする。
    暑いはずなのに、自分の周りの空気が一瞬冷えたような感覚に襲われる。
    そんな夏にぴったりな物語を約20作収録した本書。
    ストーリーによっては自分の日常と重なることもあって、そういう時が一番怖いんだよな。

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    2023年08月23日
  • てのひら怪談 見てはいけない【試し読み】

    購入済み

    ショートショート怪談

    ショートショート怪談である。ショートショートだからまずはオチの部分の切れ味が生命線なのだが、まずまずのレベルの作品が多い。怪談につきもののグロテスクな場面が比較的少なめなのがいいかな。読み手の好みもあるだろうが、もう少し精選してもいいかなと感じた。

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    2023年02月01日
  • 晴れた日は図書館へいこう

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    今の小学高学年の子達はこんなにもしっかりして大人びているんだろうか…大人の私よりも大人だなぁ~なんて思いました。

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    2022年08月29日
  • 晴れた日は図書館へいこう

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    toi8さんの表紙イラストと、タイトルが素敵だと思い、数年前から気になっていたのを
    ようやく読めました。

    児童向けということで、扱われる謎や出来事、登場人物のやり取りがゆったり丁寧な印象で描かれていて、良かったです。
    頭をからっぽにして読める感じ。

    自分の仕事に誇りを持っている司書さんって、かっこよくて優しくて、憧れの職業だな〜と思いました。

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    2022年08月20日
  • 海をこえた怪談 銀の本

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    ネタバレ

     金の本と対になる物語。時系列では金の本より前の話になっており、金の本で登場した刑事が子どもだった時の話となっている。
     今まであまり関わりのなかった外国の親族から城に呼び出された主人公たちが相続のために銀の本を探す。話の形式としては金の本に近く、異文化交流の意味も兼ねて、主人公に周りの人たちが百物語っぽく銀にまつわる怖い話をする物語。主人公に文化を教える意味合いもあるためか金の本より教訓めいた話が多かったように感じた。
     また、銀の本を探す過程では推理物っぽい要素もあったが、登場した人数を使い切れておらず、フェアでもなかった。隠し場所に関しても一番土地勘がなく城との関わりも薄かった主人公が見

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    2022年07月14日
  • 時をこえた怪談 金の本

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    ネタバレ

     子どもの頃読んでいた児童書を久々に調べたら完結していたので、子どもの頃読んだ続きを読み始めた、その1。
     このシリーズは基本的に単行本ごとに主人公が異なるが、どれも色の名前の付いた怪談の本を拾い、読み進めるにつれ本と同じ怪談を体験する物語だったと記憶している。
     けれど、今回は最初こそラジオで追体験のミスリードはあったものの、怪談として語られるのはお寺での百物語で、集まった人がそれぞれに金にまつわる怖い話をしていく物語だった。
     怪談の話数がシリーズの他のものと比べても多く、メインストーリー自体は薄味だったものの、雨宿りに訪れた歳も性別もバラバラの人たちが幽霊寺で百物語をするという世界観には

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    2022年07月14日
  • 図書室の怪談 死者の本

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    ネタバレ

    従兄弟を事故で失い、失意に沈む楓。突然の別れを受け入れきれず、悲しみの日々を過ごしていた。その日も宛もなく校内を歩いていた楓は図書室で死者を呼び出すおまじないを見つけ、実行しようと試みる。それが全ての始まりだった。

    ***

    前回の巻から舞台と主人公を変えた図書室の怪談シリーズ第二段。
    従兄の克己をひき逃げ事故という最悪の形で失った楓はいまだにそのショックから立ち直れず、鬱々とした日々を過ごしていた。
    その日も何とか授業をこなしたものの、何をする気にもなれず、あてもなく図書室をぶらついていた。ふと、一番奥の本棚の前に水色のファイルが落ちていた。中には、昔作成された学級新聞がファイリングされて

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    2022年05月22日
  • 学校の怪談 黄色い本

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    本の怪談シリーズで1番怖くなくて、1番怖い本。

    物語の最後に学校の怪談が大集結してドタバタする展開がすごく楽しいし、「迷子の金次郎」や「ろうかを走ってはいけません」など思わずクスッとしてしまう話が入っているため、シリーズの他の本と比べるとあまり怖くない。

    だけど第十八話「黄色い本」は初めて読んだ時すごく衝撃的だったし、シリーズの中で1番ゾクッとした。
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    「学校の怪談コンテスト」に応募する怪談をさがすため、学校に伝わる怖い話を検証することになったわたし。
    怪談って、怖いだけじゃないのかも……?
    摩訶不思議体験をお届けします。

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    2021年11月01日