緑川聖司のレビュー一覧

  • 待っている怪談 白い本
    質の良い怪談話。雪山へ行く途中の列車の座席で、主人公の男の子が『白い本』と出会い読み進めていくと、それに伴って現実でも似たような体験をする。本の中の話と現実が交差するところが面白くハラハラさせられる。大人の私でも読んでいてとても怖かったのでこわいもの好きな子を十分満足させられるだろう。シリーズで赤い...続きを読む
  • てのひら怪談 見てはいけない
    様々な形で出版されている長寿シリーズてのひら怪談。児童書レーベルから出たこちらも容赦なくこわくて面白い。個人的には前の巻よりこちらの巻の方が好きな話が多かった。800文字でゾワッと怖い気持ちになれるお手軽な怪談本である。
  • 図書室の怪談 死者の本【試し読み】
    まだ1話目を読んだだけですが、小学生向けの子供の本としてはちょうどいい内容ではないでしょうか。私が小学生だったらたぶん怖い…と思いつつも、つい読み進めてしまう、くらいの怖さレベルで良かったと思います。
  • 図書室の怪談 悪魔の本
    想像以上に怖かった。怪談話は後に残る怖さがありますね!児童書ですが、ハラハラドキドキするシーンもあり面白かったです。
  • ナゾノベル オカルト研究会シリーズ(1) オカルト研究会と呪われた家
    ちゃんと怖くてちゃんと面白かった。ナゾノベル侮れない。賄いチャーハンを教えてくれた常連の正体は幽霊かと深読みしすぎたが普通に人だった…。
  • てのひら怪談 見てはいけない

    年を取ると子供が死ぬ話は辛い

    表紙や挿画は可愛らしい絵で、だからこそ作品内で子供が犠牲になっていく結末が胸につまされる。
    と言っても、怪談を読んで辛い気持ちになるのは正当なので文句じゃなく評価している。
    怪談やホラー小説で有名である作家陣も、いつもとは違った筆致で児童向け怪談に挑み概ね成功しているように感じた。

    『横断歩道には...続きを読む
  • 図書室の怪談 闇の図書室【試し読み】

    不思議なホラー

    「謎の」図書室の存在が、ホラーの要素が多く恐怖を帯びている感じがしますが、なぜか気になって読みたくなってしまう面白い作品です。高浜のキャラはイメージを裏切ることなく、語られる話は背筋も凍りそうな怪談としてリアルに感じられ、さすがだなと思いました。暑くて寝られない夏の夜に、ぜひとも読んでみたくなる作品...続きを読む
  • てのひら怪談 見てはいけない【試し読み】

    ホラー要素あり

    まとまった時間がとれなくてもサクッと手軽に読めるうえに、良い意味で控えめに抑えられたホラーの描写なので、低年齢層でも安心して読み進めることができる作品だと感じました。人間って禁止された行為はなぜかやりたくなるという、危険な欲求の持ち主であることをなんとなく察せられる内容でした。
  • 待っている怪談 白い本
    最後が(結末)複雑でややこしかった!
    由紀ちゃんが幽霊だったことに驚いた!

    白い本で読んだことが現実で起きていて大変だと思ったけど全部由紀ちゃんに幽霊の世界に引きずり込まれて幻の世界を見せられていただけで驚いた!!
  • 図書室の怪談 死者の本【試し読み】

    初心者にはちょうど良いと思う

    典型的な児童向け怪談作品の内容という感じでした。数字の語呂合わせで縁起の良し悪しを考えてしまう日本特有の昔からの考え方を用いたり、主人公の境遇に亡くなった人物の存在を身近におく設定を構成したりと、直接的な恐怖よりもどちらかといえば周囲の環境の客観的間接的な描写から怖さを導かせる描写が採用されていて、...続きを読む
  • 学校の怪談 黄色い本
     この本では主人公は二回目の登場で、確か赤の本でも主人公だった人だと思う。学校の怪談のコンクールのために、自分たちの学校にまつわる怪談を調べ始めた主人公たちが、過去に同じように自分たちの学校の怪談を集めた文芸誌を見つけ、読み進めていくうちに周りで不思議なことが起こる話。
     このシリーズでは出てくる怪...続きを読む
  • 番外編 忘れていた怪談 闇の本
     本の怪談シリーズ第一弾を読み終わったので、第二弾もお試しで一冊だけ読みました。第一弾の初期に戻ったような構成で、主人公の元に闇の本という怪談を集めた本が現れ、読み進めるとその怪談と似た出来事が周囲でも起こるという物語。
     偶発的に読み始めてしまった読むと呪われるという闇の本が最後まで読み切ることで...続きを読む
  • 色のない怪談 怖い本
     本の怪談シリーズ第一弾の最後の巻として位置づけられている本。今までの物語の元凶とも言える怪談を書いた作者へ主人公たちがインタビューに行き、そこで渡される怪談の原稿を読むうちに不思議なことが周りで起こっていく物語。
     正直、この本は今までシリーズを読んできたファン向けの要素が強いと感じた。今までの本...続きを読む
  • 怪を語れば怪来たる 怪談師夜見の怪談蒐集録
    二見ホラーミステリ文庫作品としては割とマイルドな方かなと思っていたら、なかなかどうして。
    最後の展開は想定外かつ衝撃的で大変驚いた。
    他の幽霊騒動は命の危険性までは感じなかったが、最後の話は物理的に危なかったし、某キャラの設定が明らかになったときも本当に衝撃的で、二重に驚かされたからだろうか。
    他は...続きを読む
  • 怪を語れば怪来たる 怪談師夜見の怪談蒐集録
    いや普通に面白かった~!
    これ、絶対小6姪は好きだと思うので渡します。
    緑川聖司さんの本がどうとかこうとか、もっと小さな頃に言ってたなーと思い出したので。
    所々サムイボたつし、怪談師の実情も分かったりこれはシリーズものにしていただきたい。
    夜見と山下くんと明里の関係性ももっと知りたい。
    それにしても...続きを読む
  • 怪談収集家 山岸良介の帰還
    隣に住む謎の怪談収集家山岸を、潜在的な霊能力の強い浩介が手伝う事になる。児童書だが、ただ闇雲に怖がらせる怪談話と違って、ちょっと冒険や友情、ミステリー要素もあったり、読みやすいし面白い。
  • 図書室の怪談 悪魔の本
    いじめのターゲットになってしまった大樹。ある日、図書室で見つけた怪談の本を読み進めているといじめの加害者が本と同じような目にあっていった。不気味に思いながらも、何故か読む手が止められず、次々に怪談が現実になっていく。

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    ポプラポケット文庫から多数出ている本の怪談シリーズの新たなシリーズ。...続きを読む
  • 晴れた日は図書館へいこう
    とっても優しいほんわかミステリーという感じ。小学5年生のしおりが日常の謎に出会い、周りの人と解決していく様子が微笑ましかった。
  • とりこまれる怪談 あなたの本
    友人と一緒に訪れたフリーマーケット。店を見ていると、『ひとかけ屋』という何かが欠けてしまっている物を取り扱っている店に出会った。店主曰くなんでも、その欠けている部分の代わりに何かしらの物語があるというのだが…。 *** 前作「わたしの本」の第二部。物語の始まりは、主人公である美緒がフリーマーケットで...続きを読む
  • 怪談いろはカルタ 急がばまわれど逃げられず
    母親と喧嘩し家を飛び出した朱里。知らない道を歩いていると、古い屋敷が目に入る。初めて見るはずの屋敷に懐かしさを感じ朱里が門をくぐると庭に大きな倉が建っていた。吸い寄せられるように中に入ると暗がりの中に謎の少年が佇んでいた。




    子供向けの怪談本を多数執筆している作者の作品。ポプラ社から色の本シリ...続きを読む