平田竹男のレビュー一覧
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世界各国のエネルギー事情を丁寧に解説している。高校地理の授業を思い出しながら読んだが、化石燃料や再生可能エネルギーの生産事情が大きく変化していて驚かされた。
特に、この20年間でロシアが巨大なエネルギー大国になっていたことは衝撃だった。ひたすら国内の資源開発を行ったプーチン大統領の成果でもある。巨額の戦争資金になったわけだ。
また、エネルギー資源について考えると、産油国のように「採れる場所」に注目しがち。次に、欧米諸国のような「消費地」のイメージである。今回はこれらの内容よりも、エネルギーの運搬経路という新たな視点を学ぶことができた。例えばパイプラインのハブみたいな場所や、チョークポイントであ -
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ネタバレ読書途中。20人の講師による。一人90分の講演会の収録である。一気に読めるはずもなく、じわじわと読んだ。
姜尚中の講演のなかで、夏目漱石が奥さんをなぐっていたエピソードがあった。ノイローゼであったらしい。私は夏目漱石になれないけど、夏目漱石よりましだなと少し思った。考えかたとしてまちがっているのかな?どんな偉い人もほんとうにいろいろな苦しみにもがいていきているのだと思い直した。
20名全て役に立つわけでないが、中には、気に入る人もいるかもしれないとのことだろうか?3.11後の話など考えさせられたり。光触媒の話は興味を覚えた。文学、美術に関心を持った。宇宙論や素粒子の話は、わからないので、もうい -
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ネタバレためになる本。
……W杯や五輪、アジアカップ、ACLなどの裏側で繰り広げられる情報戦やフィールド外の闘いについて知ることで、代表チームを応援する熱が高まることは、間違いない。
……スポーツビジネスという面以外で、国際政治にサッカーが深くかかわってくる場面があることに驚いた。
……実は日本サッカーの成長に大きく貢献してきて、かつ協会を離れた今もその未来へ熱い情熱を注いでいる筆者に感動。
→彼のような人間が、今後の日本に再び現れてくれることを願う。
……全体的に、筆者の“人脈の豊かさ”“自分が成し遂げた仕事”に対する自慢話的な匂いがしまくっていた点にのみ、やや鼻白んだが……。
2012. -
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スポーツビジネスの競技・国ごとの収入割合、リーグとクラブの役割分担などが、分かりやすい数字やグラフとともに、網羅的に理解できる。
ヨーロッパ、アメリカ、日本という3つの軸でプロスポーツとしての枠組みの説明がされているが、日本のプロ野球は巨人中心の視聴率が下がり続ける中でも、各球団ごとの経営を続けていて、Jリーグは、J3を含めた地域密着の推進、セカンドステージ、チャンピオンシップなど再度、この本で言うアメリカ的ともとれるアプローチの取り入れている。比べることによって、ヨーロッパ型、アメリカ型のどちらかではなく、日本独自のかたちを作っていく過程であることが、改めて明確に感じられた。
また、20 -
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ネタバレスポーツビジネスの全体感を把握するために。
The 教科書という感じ。
統計データも多くて、調べ物をするのによさそう。
思ったことめも
欧州サッカートップクラス 4億ユーロぐらい=400億
日本トップでも30億ぐらいの収入
MLB トップは、4億ドル=400億円 2位以降は、200億程度
巨人、ソフトバンク 200億程度
チーム数は違うが、一チームの事業規模は近い。
野球は、財務状況を明かしていないので、詳細は不明。
普及、勝利、資金のバランス
資金から杯って、循環をまわす方法と、
普及から、回って循環をまわす方法などありうる。
日本では、放映権が不十分なので、
広告費、が大きな割合