平田竹男のレビュー一覧
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通産官僚にならないと自分の好きなサッカーに関わる仕事(プロサッカーリーグの設立、W杯の日本開催、サッカーくじ)ができない、という思いから官僚になり、それを見ごとに成しえた人生が描かれている。ビジネスマンとしては最高の人生だと思う。何を目指すのか、そのためにはどんな方法があるか、他チーム・他国はどうか、日程は、気候は、費用は、などなど。多くのことを考えて調整していかなくてはいけないなかで、共有できる目標・大義を説き、Win-Winの関係を構築し、成功に導く。もちろん「戦争」でもあるのだから、キレイごとばかりではない。試合の勝ち負けで一喜一憂しているだけでなく、その裏にはこういう方々の苦労があるのだ、ということを知ることができたのは見方が変わる。
また、勝っても負けてもその大会で次のリーグ、トーナメントに進めないような試合を「消化試合」と貶めて言うことがあるが、実はそれは次の大会のシード権などに大きく影響するのであり、どうなってもいい試合などでは決してない、というのは勉強になった。選手、協会は分かっているだろうから、メディアがそのことを正しく取り上げ、サポーター、国民の理解度を上げて品のある応援をしていきたいものだ。 -
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世界の石油と天然ガスの産出国1位はアメリカ!!!!
輸出国の1位はサウジアラビア、天然ガスはロシア
1964年 ドルジバパイプライン(ロシア→ウクライナ→スロバキア→チェコ→ドイツ)
2011年 ノルドストリーム(ロシアから直接ドイツ)
2019年 シベリアの力(東シベリアから中国へ天然ガス)
アメリカのシェールガス革命
掘削コストの削減により生産コストが下がり、1バレル40ドルから70ドルだった採算ラインが1バレル30ドルでも採算が取れるようになった。
アメリカは天然ガス、シェールオイルによって石油についても輸出国に転じている
トルコもエネルギー戦略上重要
ナブッコパイプライン=ロシア、イラン、イラク、UAEからの天然ガスがイタリア、ルーマニア、オーストラリアなどのヨーロッパ諸国に送ることができる
今現在ウクライナはヨーロッパから天然ガスを輸入している
ナブッコパイプラインなどのトルコ回廊によって、ヨーロッパ諸国は天然ガスの輸入におけるロシア依存度を下げることになる。
日本の電源構成→天然ガス39%、石炭31%、太陽光7.9パーセント、水力7.8%、石油6.4%、原子力3.9%、残りバイオ、風力、地熱
石油の輸入先は中東が80%以上
LNGはオーストラリア37%
石炭オーストラリア70%以上 -
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世界各国のエネルギー事情を丁寧に解説している。高校地理の授業を思い出しながら読んだが、化石燃料や再生可能エネルギーの生産事情が大きく変化していて驚かされた。
特に、この20年間でロシアが巨大なエネルギー大国になっていたことは衝撃だった。ひたすら国内の資源開発を行ったプーチン大統領の成果でもある。巨額の戦争資金になったわけだ。
また、エネルギー資源について考えると、産油国のように「採れる場所」に注目しがち。次に、欧米諸国のような「消費地」のイメージである。今回はこれらの内容よりも、エネルギーの運搬経路という新たな視点を学ぶことができた。例えばパイプラインのハブみたいな場所や、チョークポイントである海峡の事情についてである。
さらには、東電福島事故を契機とした各国の原子力事情の変化、さらにはウクライナ戦争を契機とした広範囲に渡るエネルギー政策の見直しなど、グローバルな視野でエネルギー問題と微妙な国家間バランスを体感した。 -
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ネタバレ読書途中。20人の講師による。一人90分の講演会の収録である。一気に読めるはずもなく、じわじわと読んだ。
姜尚中の講演のなかで、夏目漱石が奥さんをなぐっていたエピソードがあった。ノイローゼであったらしい。私は夏目漱石になれないけど、夏目漱石よりましだなと少し思った。考えかたとしてまちがっているのかな?どんな偉い人もほんとうにいろいろな苦しみにもがいていきているのだと思い直した。
20名全て役に立つわけでないが、中には、気に入る人もいるかもしれないとのことだろうか?3.11後の話など考えさせられたり。光触媒の話は興味を覚えた。文学、美術に関心を持った。宇宙論や素粒子の話は、わからないので、もういいとの気持ちであった。こんな講演会を聞けるのは、エリートの家の子供だからいいなとひがみたくなるが、本として出版されているので、誰でも接する機会があるのだと思い直す。マスターキートンにあった、「勉強はどこでもできる。便所でも」を思い出す。 -
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ネタバレためになる本。
……W杯や五輪、アジアカップ、ACLなどの裏側で繰り広げられる情報戦やフィールド外の闘いについて知ることで、代表チームを応援する熱が高まることは、間違いない。
……スポーツビジネスという面以外で、国際政治にサッカーが深くかかわってくる場面があることに驚いた。
……実は日本サッカーの成長に大きく貢献してきて、かつ協会を離れた今もその未来へ熱い情熱を注いでいる筆者に感動。
→彼のような人間が、今後の日本に再び現れてくれることを願う。
……全体的に、筆者の“人脈の豊かさ”“自分が成し遂げた仕事”に対する自慢話的な匂いがしまくっていた点にのみ、やや鼻白んだが……。
2012.03.06.了。 -
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スポーツビジネスの競技・国ごとの収入割合、リーグとクラブの役割分担などが、分かりやすい数字やグラフとともに、網羅的に理解できる。
ヨーロッパ、アメリカ、日本という3つの軸でプロスポーツとしての枠組みの説明がされているが、日本のプロ野球は巨人中心の視聴率が下がり続ける中でも、各球団ごとの経営を続けていて、Jリーグは、J3を含めた地域密着の推進、セカンドステージ、チャンピオンシップなど再度、この本で言うアメリカ的ともとれるアプローチの取り入れている。比べることによって、ヨーロッパ型、アメリカ型のどちらかではなく、日本独自のかたちを作っていく過程であることが、改めて明確に感じられた。
また、2012年に発行された本だが、データは2010年くらいまでのものが多いが、特にインターネットの分野はその後のスマホ化、Facebook、Lineの伸びなど変化が早く、情報の鮮度が落ちてしまうことを感じる。
スポーツビジネスを全体像を、俯瞰して把握するには丁度良い本でした。