古谷経衡のレビュー一覧
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太平洋戦争は圧倒的な国力を誇るアメリカ相手に無謀とも言える闘いを挑み、3年以上に亘って繰り広げられ、最終的には2発の原子爆弾投下後に無条件降伏という形で終わった。戦後数々の戦記物や評論が書籍となり、中には戦争自体を正当化するものや、こうすれば勝てたという様な奇想天外なものまで内容は様々だ。大方、山本五十六の言う最初の半年ぐらいは何とかなるだろうが、後のことは解らない、という情勢判断が(それも奇襲前提)当たっているし、それでも尚埋まるはずの無い圧倒的な工業生産力・技術力を考えれば、やはり無謀としか見えない。
緒戦のマレー・ハワイの二方面の快進撃だけは日本が勝っていたのも事実で、その後は徐々にアメ -
Posted by ブクログ
29人の女性国会議員を新旧とり混ぜて(といっても旧は少しだけ)評している。1冊に29人を詰め込んでいるので1人当たりはペラッペラの中身。野田聖子を例外にし、基本的には彼女たちを酷評しつつそうした状況を許している日本社会にも苦言を呈するというわりと安全地帯からどうでもいいことを言っているような、誰かも言っているようなことが連なっている感じの本だった。そもそも著者が男という安全地帯から、相手を「女政治家」と枠で囲って好き勝手言うのはずるいよなあ。
たぶん編集者のセンスも入ってるんだろうけど、いまどき「通信簿」って何なのって感じだし、わざわざ「日本ペンクラブ正会員」とかプロフィールに書いているあたり -
Posted by ブクログ
著者が写真の印象より大分カタギな人であることはわかりました。努力礼賛型の昭和な考え方の人で世のおじさん方にも愛されそう。
ただ「リア充は観測不能」という強調がすぎてリア充の定義が曖昧なまま話が進み、結局どんな人々を指すのかわからなかった。
「意識高い人」とリア充とは包含関係?別も物?意識高い系はどちらにも憧れ得るとのことだが。
個人的には「桐島、部活やめるってよ」に出てくるような、最早非リアをバカにすらせずただただ異次元の生物として静観できるのがリア充だと思っている。
(後書きで著者の身近にいた例としてA氏が出てくるものの、彼はただのDQNでリア充ではないと思う。この場で言及してアニメージュ -
Posted by ブクログ
右翼とされる古谷経衡の自虐的かつコンプレックスの塊のような語り口が、政治論や思想論としてより自伝的小説的に面白く読めた。
又、昨今のネトウヨや歴史修正主義者のように辺境で高飛車でないところ、自陣の誤謬もきちんと開陳するところも好感が持てる。
ただ、安倍首相支持の故か、その評価については、1998年のワールドカップでのフランスの人種混成チーム優勝を彼が称賛することで、健全かつリベラルなナショナリズムの持ち主と規定するなど、多(おお)甘感は否めない。
「普通のおじさん」は感覚的には凡庸という点では当たっていると思うが(育った環境はもちろん普通ではない)、知性と品性の無さはきちっと指摘するべきだろう