古谷経衡のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
この本では「シニア」とは五十歳以上のことなので(p10)私もすでにシニアなのである。副題の「日本の中高年はなぜ右傾化するのか」という問いに対する著者の答えは、シニアはネット上の情報を疑わずに接してしまうこと、また、戦争を体験していないシニア世代にとっては戦後民主主義がふわふわとしたものでしかなかったこと、それゆえにシニアはYouTubeなどネット上の煽動によって容易に右傾化してしまいやすい、と要約できる。では子供や若者はどうかというと、シニアと同じくネット上の情報を疑わずに接してしまう傾向があるので、ネットがいかに不完全か啓発すべきとされる(p269)。なにか現状を打破するすべはないのか。「
-
Posted by ブクログ
陰謀論と排外主義は末端から主力へ上がっていく。
陰謀論や排外主義に関する話題が、選挙で挙がるようになって久しい。本書はネットで名前をよく聞く識者が陰謀論などに関してそれぞれの視点で切り込んでいく。
ちだい氏の話を読むと、地方選での陰謀論などの広がりを実感するし、藤倉氏による幸福の科学など他団体を絡めた話も印象に残った。
残念ながら情報を精査できない中高年がハマってしまい、受動的に受けることが主になっている若い人達の間でも今後も引き続き陰謀論などは広まると思えてくる。そのような中で、それは何も生み出さないと意識を持って距離を置くようにしたい。 -
Posted by ブクログ
世の中の出来事で気になることが起きた時、この人の意見を聞きたいと思う人が何人かいる。
立花隆、池上彰、佐藤優、がそんな人なのだが、その次が思い浮かばない。
古谷経衡さんは、佐藤優さんが後継者にしたいと感じた人物らしい。
古谷経衡さんという人物を知りたくて読んでみたが、古谷さんが佐藤さんの考えを聞き出すような内容だった。
分かったのは、古谷さんが成人するまでに親から受け続けた学歴プレッシャーで精神を病んでいたということ。
4年間に渡る対談を纏めたものらしいが、話題が発散しすぎていて「こんな話をしていたの」という感じ。
「日本人の7割が知らない世界のミカタ」というタイトルにした訳もわからない。 -
Posted by ブクログ
太平洋戦争は圧倒的な国力を誇るアメリカ相手に無謀とも言える闘いを挑み、3年以上に亘って繰り広げられ、最終的には2発の原子爆弾投下後に無条件降伏という形で終わった。戦後数々の戦記物や評論が書籍となり、中には戦争自体を正当化するものや、こうすれば勝てたという様な奇想天外なものまで内容は様々だ。大方、山本五十六の言う最初の半年ぐらいは何とかなるだろうが、後のことは解らない、という情勢判断が(それも奇襲前提)当たっているし、それでも尚埋まるはずの無い圧倒的な工業生産力・技術力を考えれば、やはり無謀としか見えない。
緒戦のマレー・ハワイの二方面の快進撃だけは日本が勝っていたのも事実で、その後は徐々にアメ -
Posted by ブクログ
29人の女性国会議員を新旧とり混ぜて(といっても旧は少しだけ)評している。1冊に29人を詰め込んでいるので1人当たりはペラッペラの中身。野田聖子を例外にし、基本的には彼女たちを酷評しつつそうした状況を許している日本社会にも苦言を呈するというわりと安全地帯からどうでもいいことを言っているような、誰かも言っているようなことが連なっている感じの本だった。そもそも著者が男という安全地帯から、相手を「女政治家」と枠で囲って好き勝手言うのはずるいよなあ。
たぶん編集者のセンスも入ってるんだろうけど、いまどき「通信簿」って何なのって感じだし、わざわざ「日本ペンクラブ正会員」とかプロフィールに書いているあたり