敗軍の名将 インパール・沖縄・特攻

敗軍の名将 インパール・沖縄・特攻

940円 (税込)

4pt

3.8

インパール作戦で上官に逆らって撤退を決断した佐藤幸徳(さとうこうとく)、その配下で1人の餓死者も出さず撤退に成功した宮崎繁三郎(みやざきしげさぶろう)。沖縄戦で大本営の方針と異なる作戦を立案・実行し、米軍を抑え込んだ八原博通(やはらひろみち)。特攻を拒み、独自の作戦で戦果を上げた芙蓉部隊の美濃部正(みのべただし)――戦争という狂気の時代に、なぜ彼らは、暗愚な上官・中央の命令に抵抗し、信念を貫くことができたのか?
太平洋戦争を俯瞰しながら、4人の指揮官の決断と行動をたどる。根拠なき精神論・同調圧力・理不尽が跋扈する現代日本への教訓の書。

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敗軍の名将 インパール・沖縄・特攻 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年09月29日

    失敗の本質などで語られることは耳に新しくはないですが、その中で現場判断で成果を上げた人物に注目したものと認識しました。日本は現場判断で頑張るという伝統は昔からあるんだなと。
    インパールへの旅行記は最後まで読むと少し浮いてますが面白く読めました。これだけで単独の本を書いてもらいたいくらいでした。
    中心...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月10日

    確かに毎年8月の終戦記念日には、先の大東亜戦争の特設番組が組まれて、戦争の悲惨さ、平和の尊さが説かれるが、なんで戦争になってしまったのか、なんで破れることになってしまったのか、は言及がない。結果日本は破れたけど、それぞれの持ち場で最善を尽くした名将たちに触れられる1冊でよかった!

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    Posted by ブクログ 2022年03月21日

    日本人として少し読むことが辛くなる部分が多いが、これが現実なんだろう。今の日本と繋がる部分も多くなり、これこそが歴史を学ぶ意味でもある。

    ただ歴史を現代と強引に結びつけている部分もありその点は異和感がある(インパール作戦と東京オリンピックなど)

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    Posted by ブクログ 2022年02月05日

    戦争を知らない世代の書いた戦史として屈指の出来栄え。実際に戦地を訪れるという信念も素晴らしい。

    何より筆者の年齢に驚かされた。耳学問で良くぞここまでとの感。一方的な日本軍の害悪論でなく、真摯に戦った指揮官を描いている。

    インパール作戦の佐藤幸徳、宮崎繁三郎。沖縄決戦の八原博通、特攻拒否の美濃部正...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月21日

    太平洋戦争は圧倒的な国力を誇るアメリカ相手に無謀とも言える闘いを挑み、3年以上に亘って繰り広げられ、最終的には2発の原子爆弾投下後に無条件降伏という形で終わった。戦後数々の戦記物や評論が書籍となり、中には戦争自体を正当化するものや、こうすれば勝てたという様な奇想天外なものまで内容は様々だ。大方、山本...続きを読む

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