古谷経衡のレビュー一覧

  • 毒親と絶縁する

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    想像以上に生々しい教育虐待の体験。
    パニック障害の恐怖。
    これほど衝撃的な半生もなかなかない。
    親として、子供に対しての期待や依存や支配欲は少なからずあるものだと思うけれど、教育という名のもとに、度を越して行われるネグレクトや虐待は読んでいて吐き気がするほどだった。
    強度のストレスによりパニック障害を発症し苦しんできた著者だけれど、それでもよくぞ生きる道を選んでくれたものだ。
    親として考えることも多々。子供の幸せを願わない日はないのだから。それが間違った方向へ進ぬよう、エゴを捨て見つめ直すきっかけともなる一冊です。

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    2020年10月26日
  • 愛国商売

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    「出羽部隊」、「師団」、「内戦勃発」といった勇ましい軍事ワードや厳しい四字熟語がそこかしこに出てきて、愛国ビジネスの「内輪もめ」を滑稽に描く。実話に基づいているためか迫力があり、「あー、こんなトンデモ野郎いそういそう」といちいち頷きながら読んだ。

    古谷さんの性癖(照)が伝わる箇所もあり大人の刺激に富んでいる。
    文体に躍動感があり、飽きることなく読めた。面白かった。
    ネトウヨに対してのかねてからの疑問も、古谷さんも感じていたのだとわかり(なぜ敵愾心が米国ではなく韓国や在日朝鮮人に?)ほんとそれな感!

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    2020年07月13日
  • 左翼も右翼もウソばかり

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    TVでの見た目がアレなので敬遠していたのだが、書いてある内容は至極まとも。「微温的」という表現を使いすぎではあるが。

    「願望よりも意思を持て」

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    2019年12月29日
  • インターネットは永遠にリアル社会を超えられない

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    文字通りインターネットが現実の社会を凌駕することはないことを説いた一冊。

    確かに未だにテレビは強いし、ネットの記事も新聞社の者がほとんどだし、納得する部分が多かった。

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    2019年09月27日
  • 女政治家の通信簿(小学館新書)

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    政治学者の古谷経衡が評価する女政治家。

    女政治家は男性と違い、ルックスや保守層の支持が大事だということがよく分かった。

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    2019年03月10日
  • 左翼も右翼もウソばかり

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    『日本を蝕む「極論」の正体』で言及されていたので興味を持って読んだ。
    Twitterを眺めていると、自分だけの「正義」、を繰り返している人が多いが自分を守るためでもあるのか。
    それを芸としている人(は大嫌いだが)はいいのだが、その人に踊らされている人は痛々しい。その「正義」は砂上の楼閣ならぬ砂なので崩れていくよ。TPPはアメリカの陰謀だったのにそのアメリカが一抜けしても誰も何も言わないっていうのがウソだね。
    つか古谷氏の著者近影はカースト上流にしか見えない、著者近影もプロフィールもウソばかり。

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    2018年07月01日
  • 日本を蝕む「極論」の正体(新潮新書)

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    確かに「極論」は、多い。極端すぎる主張で他者を糾弾する、一方的な考えをおしつける、それが全てであるかのような考え方、それに縛られる生き方。哀しい人たちだな。多様性を認めてこそ、の人間なのに。多角的な考えと学びの重要性を再認識させられた。

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    2018年03月20日
  • 「意識高い系」の研究

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    わかりやすい言葉で書かれていておもしろかった!確かに意識高い人はすごいなあと憧れるけど、意識高い系にはなりたくないなと思います。リア充と意識高い系の違いもわかりやすかったしスクールカーストも影響してるんだな〜と納得でした。つい知ったかぶりとかしてしまうけど、素直にわからないことはわからないと言えて人を見下さない人間でありたいなと思いました。

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    2017年10月15日
  • 「意識高い系」の研究

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    ★面白いが学術風分析が少しやり過ぎ★自分の身を振り返れるからこそ「意識高い系」の分析が秀逸なのだろう。本当のリア充はアピールしないから、外からは見つけられないというのは面白い指摘。ありあまる承認欲求から地元の外に出たが、スタートラインのずっと後ろからしか走り出せない。そんな地方出身者の苦悩も納得する。学生時代の満たされなさにすべての原因を持ってくるのはちょっと行き過ぎな気もするが、そういう人は確かに多いのかもしれない。

    「意識の高い人」と「意識高い系」の違いは、実際に努力して行動するかという提言もいい。小4の選挙サイトで問題となった青木大和も、北海道への移住とかシェアハウス運営とか聞こえのよ

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    2017年07月29日
  • 愛国ってなんだ 民族・郷土・戦争

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    気鋭の保守論壇の論客とシールズの中心メンバーとの対談あり。水と油と思われる両者がざっくばらんに語り合う様が意外と面白い。

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    2016年01月15日
  • 左翼も右翼もウソばかり

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    若者世代向けの失政についての丁寧な解説(第四、第五章)が
    自分の中で得られた知見としては最も大きかったです
    自分の興味的にやはり経済政策面で示唆があると夢中になりますね

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    2015年11月15日
  • インターネットは永遠にリアル社会を超えられない

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     この社会に出る本としては勇気が必要だっただろう。
     ネット社会に依存されたこの世界、少しでも否定的なことを書くと一斉に叩かれる。そしてその後は後味の悪さだけを残していくそんな感じ。

     至極まっとうな事が書かれているのだが、結局すべてが破壊されていずれネット住民の人類補完が起こりそう。

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    2015年09月03日
  • 自民党という絶望

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    前後どのような経緯で自民党という政党が誕生したか、対米政策・対中政策・対露政策がどのように変化していったか、アベノミクスとは結局なんだったのか、統一教会と政治家たちがどのようにして互いを利用してきたか、などうっすらと問題になってはいるが、多くの人がその詳細について理解できていない部分について書かれた一冊。

    自分たちがどのように対処しなければならないのかを考えるためには、まず政治家たちが何を重要視しているのかを知る必要がある。この本はその足がかりとして有効なのではないかと思う。

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    2025年12月15日
  • 日本人の7割が知らない世界のミカタ

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    世の中の出来事で気になることが起きた時、この人の意見を聞きたいと思う人が何人かいる。
    立花隆、池上彰、佐藤優、がそんな人なのだが、その次が思い浮かばない。

    古谷経衡さんは、佐藤優さんが後継者にしたいと感じた人物らしい。
    古谷経衡さんという人物を知りたくて読んでみたが、古谷さんが佐藤さんの考えを聞き出すような内容だった。
    分かったのは、古谷さんが成人するまでに親から受け続けた学歴プレッシャーで精神を病んでいたということ。

    4年間に渡る対談を纏めたものらしいが、話題が発散しすぎていて「こんな話をしていたの」という感じ。
    「日本人の7割が知らない世界のミカタ」というタイトルにした訳もわからない。

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    2025年06月08日
  • シニア右翼 日本の中高年はなぜ右傾化するのか

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    なぜシニア右翼が増えたのか、を著者なりに解き明かす。
    ネットは偽情報だらけ(2チャンネル全盛期などの)、というネット常識を
    知らないシニア層が動画を見て洗脳された説

    なぜ日本では第2位次大戦の総括が出来ていないかの分析など、
    予想以上に固い内容が多く、読み応えがあった。

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    2025年03月26日
  • シニア右翼 日本の中高年はなぜ右傾化するのか

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    かつて右派系メディアに出演するなどしていた著者が現在の右傾化したシニア世代について述べた本。
    前半では著者の右派時代を絡めて右翼とはどういうものかを定義し、後半では何故シニア世代が右傾化しているのかについて著者の考えが述べられている。

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    2023年07月14日
  • 敗軍の名将 インパール・沖縄・特攻

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    太平洋戦争は圧倒的な国力を誇るアメリカ相手に無謀とも言える闘いを挑み、3年以上に亘って繰り広げられ、最終的には2発の原子爆弾投下後に無条件降伏という形で終わった。戦後数々の戦記物や評論が書籍となり、中には戦争自体を正当化するものや、こうすれば勝てたという様な奇想天外なものまで内容は様々だ。大方、山本五十六の言う最初の半年ぐらいは何とかなるだろうが、後のことは解らない、という情勢判断が(それも奇襲前提)当たっているし、それでも尚埋まるはずの無い圧倒的な工業生産力・技術力を考えれば、やはり無謀としか見えない。
    緒戦のマレー・ハワイの二方面の快進撃だけは日本が勝っていたのも事実で、その後は徐々にアメ

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    2023年05月21日
  • 毒親と絶縁する

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    さらっと読める。
    もっとおやとの葛藤を掘り下げて書かれてもいいかな。
    壮絶な体験かもしれませんが、なんだかクスッとしてしまうのはなんででしょう。

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    2022年02月11日
  • 毒親と絶縁する

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    教育虐待の被害者-加害者の関係を、植民地支配における被害国-加害国に置き換えて説明されていた所が印象的だった。
    「子供の幸福は親の価値観によって決まるものではない」この言葉を胸に刻もうと思う。

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    2021年06月20日
  • 日本を蝕む「極論」の正体(新潮新書)

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    ネタバレ

    「極論」は極小さい仲間内でしか通じない言説ということらしい。したがって論理的に考えれば日本を蝕むことはないはず。


    まあこの本の内容も極論に近いかも。

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    2019年09月01日