古谷経衡のレビュー一覧
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戦争を知らない世代の書いた戦史として屈指の出来栄え。実際に戦地を訪れるという信念も素晴らしい。
何より筆者の年齢に驚かされた。耳学問で良くぞここまでとの感。一方的な日本軍の害悪論でなく、真摯に戦った指揮官を描いている。
インパール作戦の佐藤幸徳、宮崎繁三郎。沖縄決戦の八原博通、特攻拒否の美濃部正。
筆者で何より評価したいのは実際に戦地を訪れる姿勢。『失敗の本質』を座右の書に挙げる政治家は多いが実際にインパールを訪問する人はいないだろう。政治家に限らずガダルカナル硫黄島のような激戦地を訪れる作家はいても、インパールを訪れた作家は寡聞にして筆者でしかしらない。現代の交通機関の発達を持ってして -
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絶縁する?
どんな方法で、と疑問に思い購入しようとしたら、在庫切れで他店より取り寄せるとのこと。
親との縁が切れる時、どちらかがこの世から消える時、天命を全う。殺すか殺される。絶縁の具体的手段はお読みいただくとして。
私は消極的な縁切りを選んだ、親の老衰による自然死まで待つ。
読み始めると著者の父親は私と同い年、そのワタシが「長男だから」の枕詞。
土地も資産もない「下級」公務員が親の価値観を私は押し付けられた。
「長男だから、長女だから」を口にしなくなった親世代はいつ頃なのか。
教育現場では、学力で高校進学を割り振られ、大学受験も本人の意思とは無関係に国立一期校、二期校、公立医学校...... -
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自分よりも10歳年下の作者さんの体験本。私の配偶者も、この作者さんと似たような体験をしているので理解できますが(それでも、この作者さんの環境はひどすぎます)、子どもが大人になっても生きづらさを抱えていることが気の毒でなりません。
この作者さんも結婚を通して自分の親と向き合う決意をしたそうですが、そのあたりの経過やきょうだいとのことが全く触れられていないので、私としてはその点が物足りませんでした。
ただ、作者さんも最後に触れていますが、親からの心の傷は、忘れようと努力するよりも向き合った方が、修復は早いと私も思っています。ただ、それは、当人にとってとても辛すぎる作業だとも思いますが。
絶縁意思の -
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★面白いが学術風分析が少しやり過ぎ★自分の身を振り返れるからこそ「意識高い系」の分析が秀逸なのだろう。本当のリア充はアピールしないから、外からは見つけられないというのは面白い指摘。ありあまる承認欲求から地元の外に出たが、スタートラインのずっと後ろからしか走り出せない。そんな地方出身者の苦悩も納得する。学生時代の満たされなさにすべての原因を持ってくるのはちょっと行き過ぎな気もするが、そういう人は確かに多いのかもしれない。
「意識の高い人」と「意識高い系」の違いは、実際に努力して行動するかという提言もいい。小4の選挙サイトで問題となった青木大和も、北海道への移住とかシェアハウス運営とか聞こえのよ -
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世の中の出来事で気になることが起きた時、この人の意見を聞きたいと思う人が何人かいる。
立花隆、池上彰、佐藤優、がそんな人なのだが、その次が思い浮かばない。
古谷経衡さんは、佐藤優さんが後継者にしたいと感じた人物らしい。
古谷経衡さんという人物を知りたくて読んでみたが、古谷さんが佐藤さんの考えを聞き出すような内容だった。
分かったのは、古谷さんが成人するまでに親から受け続けた学歴プレッシャーで精神を病んでいたということ。
4年間に渡る対談を纏めたものらしいが、話題が発散しすぎていて「こんな話をしていたの」という感じ。
「日本人の7割が知らない世界のミカタ」というタイトルにした訳もわからない。