古谷経衡のレビュー一覧
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およそ「極論」が掲題となる社会は閉鎖的である。「極」とは単なる取決めに過ぎないにも拘わらず、譲ることのできない「際」のような扱いをすることで、無用の分断が生じる。一度生まれた分断は、「無用」の一言では容易に片付かず、時間と共にさも当初からそうであったかのような様相を形作る。一方、物理的でない分断は、...続きを読むPosted by ブクログ
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29人の女性国会議員を新旧とり混ぜて(といっても旧は少しだけ)評している。1冊に29人を詰め込んでいるので1人当たりはペラッペラの中身。野田聖子を例外にし、基本的には彼女たちを酷評しつつそうした状況を許している日本社会にも苦言を呈するというわりと安全地帯からどうでもいいことを言っているような、誰かも...続きを読むPosted by ブクログ
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古谷さんの、「極論」「左翼も右翼も」が面白かったので続けて読んでいる。
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今までの論理的な文章とは違い、古谷さん学生時代に何があった?鍋パーティーに何があったの?して外見に自身がないといいながらなぜ帯に高い系な写真を?感情スパーク文章
評論と言うより古谷ファンクラブ会報って感じ
極論ではないけど...続きを読むPosted by ブクログ -
一章一章のテーマが、とてもその文章量で論ずることができない種類のものを「極論」という縦軸のみで乱暴に扱ってしまった。当然粗が目立ち、ムラができ、落ち着かない。あえてだろうが「なのだ、である」調や、漢字の無理な多用など、言ってみれば「ちょっと背伸びしたかわいい評論」で終わってしまっている。ワイドショー...続きを読むPosted by ブクログ
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コメンテーターとして、最近テレビで見るようになった著者。
読んでいくうちに、著者のコンプレックスも語られ、親近感がわきました。
地方都市でで、学力優秀で、大学入学と同時に、地元を離れ都会に出ていく学生に読んでほしい。Posted by ブクログ -
著者が写真の印象より大分カタギな人であることはわかりました。努力礼賛型の昭和な考え方の人で世のおじさん方にも愛されそう。
ただ「リア充は観測不能」という強調がすぎてリア充の定義が曖昧なまま話が進み、結局どんな人々を指すのかわからなかった。
「意識高い人」とリア充とは包含関係?別も物?意識高い系はど...続きを読むPosted by ブクログ -
「願望よりも意思を持て」まさしくその通り。思いや願望にとらわれず俯瞰で精査して、自分の考えを決めていかなれけばならない。私たちは、もっと学び考え決断しなくっちゃいけないんだ、と改めて思う。Posted by ブクログ
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コラムとおわりを読んでかなりウケた。リア充については土地というキーワードをもとに展開しているところが面白かった。求めていたものとは違ったが、新しい視点は得られた。Posted by ブクログ
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認知バイアスの話で、自分の認識が自分の願望に歪められたものでしかないかも知れないことに起因する「やましさ」からの逃走が「願望」をより一層に頑なにすることが間々ある、という内容が主なるところ。Posted by ブクログ
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右翼とされる古谷経衡の自虐的かつコンプレックスの塊のような語り口が、政治論や思想論としてより自伝的小説的に面白く読めた。
又、昨今のネトウヨや歴史修正主義者のように辺境で高飛車でないところ、自陣の誤謬もきちんと開陳するところも好感が持てる。
ただ、安倍首相支持の故か、その評価については、1998年の...続きを読むPosted by ブクログ -
右翼左翼関係なく、人は見たいものを見るという話。
話は判りやすいし、それ自体見知った論で大したもんではない。
安倍晋三内閣が別段戦争を望んでいるわけではないし、いわんやヒトラーになぞらえるアホらしさを語るところも判りやすい。
が、いろんなものを「願望」という言葉で括ること、んで、その言葉の使い方もち...続きを読むPosted by ブクログ -
もの言わぬ沈黙の民 1枚の亀の甲羅 氷山の一角ではない ROM専 田代祭 ニューメディアvsオールドメディア バルス祭 ネットニュースの出所 オールドメディアに強く依存するニューメディア YouTuber 借り物だらけのコンテンツ 劣化コピー 反射空間 クリエイティビティ 現実と仮想 Faceboo...続きを読むPosted by ブクログ
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粛々しゅくしゅく クラスタ=群れ=マス 島宇宙 亀の甲羅 もの言わぬ沈黙の民 瓦解した旧世界のネット観 斜陽産業に頼りきりのニューメディア 呪詛 バルス祭り 黎明期れいめいき 犯罪予告の温床おんしょう ネットは既成の企業やメディアが創造する価値観に寄生するしている反射空間に過ぎない 分水嶺ぶんすいれ...続きを読むPosted by ブクログ