渡会圭子のレビュー一覧

  • こうして、世界は終わる

    Posted by ブクログ

    コロナ、水害、蝗害、大規模火災…、最近の出来事の根底に共通する要因があると思う。

    この本の内容がフィクションで終わるなら良いが(確かに終盤の展開は微妙な気もするけど)、わかっているのに止められない資本主義経済社会で、いったいどのように加速する温暖化を軽減していけるのか。

    先日ブルボン好きの女子高生がお菓子のゴミ削減提案をしたように、またグレタさんに始まる一連の動きのように、若い世代の行動に背中を押されてでも大人たちが本気で考えるべき課題だと感じたのでありました。

    0
    2020年08月20日
  • クール 脳はなぜ「かっこいい」を買ってしまうのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1.大量消費、大量生産の時代が終わり、モノが飽和する時代に突入し、機能や外観を意識するようになりました。そこで、モノを買うときにはどのような感情が働いているのかを考えてみようと思い購入しました。

    2.現代の人間には社会的欲求、価値観、モチベーションの3つの感情が備わっています。これを満たすことで快楽を得ます。そのための手段として人は消費をします。
    消費をすることで見られたい自分像を相手に示したいという欲求、かっこいいものを手にしたいという欲求が働きます。
    つまり、人はモノを買うために他人みられるという感情が働きます。自分自身の評価のためという思いが強く働きます。そのためのメカニズムを述べてい

    0
    2020年07月26日
  • the four GAFA 四騎士が創り変えた世界

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    GAFAそれぞれの紹介を通じて、4つの騎士が力をつけてきた経緯が記されています。

    最後に、5番目の騎士になりうる企業はどこか? とも。

    「私たちはこれらの企業が決して善良ではないと知りつつ、最もプライベートな領域への侵入を無防備に許している。営利目的で使用されることを知りながら、自らの最新の個人情報を漏らしているのだ」


    私の情報は、ビッグデータの微細な一つとして利用されていることは、重々承知しています。

    私が誰と交流しているか、どんな話題に食いつくのか、次に買おうと思っている商品は何なのか、こっそり調べ物をしているのはどんなワードなのか。GAFA達に全部見られています。

    でも、便利

    0
    2020年06月08日
  • ニューヨーク大学人気講義 HAPPINESS(ハピネス)―GAFA時代の人生戦略

    Posted by ブクログ

    幸せについて考えることは人生のテーマであるだけに期待。新しかったのは最後の方の章で言われていた、多幸感とは結局脳内伝達物質の分泌によるものに過ぎないという話で、ストンと腑に落ちた。生物学をやっていてよかったと思えた。大学での学びというカードは仕事などではなく、自分が掘り下げたい人生のテーマに切る今の生き方が幸せなんじゃないかと気づくことができた。

    0
    2020年05月24日
  • つながっているのに孤独―――人生を豊かにするはずのインターネットの正体

    Posted by ブクログ

    前半のロボットと人間のコミュニケーションを論じている部分は、何を今更という感じだが、半ばのTwitterやFacebookを取り上げ始めたあたりから、面白いくなる。ところどころ、訳にどうかなと思うところがある。

    0
    2020年04月21日
  • つながっているのに孤独―――人生を豊かにするはずのインターネットの正体

    Posted by ブクログ

    ロボットと人間の関わりについて、批判的に書かれた本。ロボットを人間の代わりにしてしまって良いのか、SNSなどのコミュニケーションツールによる繋がり方の変化など。

    読みながら考えていたけれど、どうしても突き詰めて考えれば考えるほど人間がどれほど特別な存在なのかわからなくなっていく。もともと人間が特別だとはあまり思えない方なので……その答えがどこかにあるかなあと思ったんだけど、あまり納得できる答えは見つからなかった。そういう方向性だともしかしたらフィクションの方が適しているのだろうか。

    0
    2020年03月14日
  • 習慣の力〔新版〕

    Posted by ブクログ

    自分のためにならない悪習でも、脳は報酬を受け取っており、それを書き換えるような行動パターンを定着させられないと、その習慣をやめられない。
    本当に変えたい行動があるときに、読み返したい

    0
    2020年01月19日
  • ニューヨーク大学人気講義 HAPPINESS(ハピネス)―GAFA時代の人生戦略

    Posted by ブクログ

    1.幸せって何で決まるのか気になった

    2.人間関係と愛が人生の基盤となっており、金は人生を豊かにするためのツールでしかないということが本書の一番の伝えたい目的となっている。著者自身大学入試での失敗、離婚、会社を失敗させるなどの経験を持っている。この経験を活かし、人生において必要なことを幸福、健康、成功の3分野に分けて説明している。一握りの成功例をそのまま自分に当てはめるのではなく、自分はどんな人生を送っていきたいのかを考えることから始める。そこに大切なのは人間関係であり、愛となっている。
    本書で取り上げる3テーマは生きてくうえで必須の要素なので、テーマごとに自分の人生と照らし合わせながら読ん

    0
    2019年12月21日
  • ニューヨーク大学人気講義 HAPPINESS(ハピネス)―GAFA時代の人生戦略

    Posted by ブクログ

    きれいごとが書いていないのがよかった。

    礼節。
    当たり前のことを当たり前にやる。
    素早さがあるものが勝つ。
    資産は分配して持つ。

    0
    2019年11月30日
  • ニューヨーク大学人気講義 HAPPINESS(ハピネス)―GAFA時代の人生戦略

    Posted by ブクログ

    「GAFA4銃士が作り変えた世界」 を書いた著者が人生を降伏に生きるためには何が必要かを自分の体験や世の中の研究なども織り交ぜながらまとめ上げた本。
    著者(大学教授)の授業では、幸福の方程式というものが紹介されているらしく、まあそうだよなという内容になっている。ただし、著者がこの本の中でも書いているように当たり前のことを当たり前にやることが、大変なことを成し遂げることよりも重要というように、書いてあるようなことを当たり前に行うのは難しい。だから、意識的にやらないといけないとだよなと。そして、良い習慣を積み重ねていく必要を感じた。

    0
    2019年11月16日
  • 習慣の力〔新版〕

    Posted by ブクログ

    タイトルから受けるのは、自己啓発の内容かな?という印象だが、実際には、組織や社会を、より良く、安全で、住みやすく、優しいものにするには、理念の共有と徹底が重要だ、という話が多い。もちろん読みやすく、面白い。ロンドンの地下鉄火災の話はあまり良く知らなかったので、本書で知ることができ有益であった。

    0
    2019年08月08日
  • つながっているのに孤独―――人生を豊かにするはずのインターネットの正体

    Posted by ブクログ

    前半は、ロボットと人間の関わりについて論じています。中心的な論点は、ロボットに介護を丸投げしていいのかということです。
    というのも、介護をする際、人間は共感をもって相手に接することができるのに対して、ロボットは共感しているフリをしているにすぎないからです。この点に関して、本書では、複数の立場で論じられています。

    後半は、人間とSNSやアバターの関わりについて論じられています。日本におけるLINEの既読スルーや即レスに関する議論と似ています。SNSに疲れたアメリカの少年少女たちの悩みに共感してしまいました。

    0
    2019年06月26日
  • つながっているのに孤独―――人生を豊かにするはずのインターネットの正体

    Posted by ブクログ

    9章常時接続社会のアイデンティティ
    変わる親離れと自立の意味が興味深い
    これまで、自分しか頼れない状況を経験することで、自立への道を踏み出してきた。しかし、常に繋がることで、親や友人、知人と常に連絡をとり頼ることができてしまう。
    離れられないから自立できない。
    人間の成熟を、境界によってのみ判断する事への疑問もあり、感情の共有により自己を確立するというスタイルもある。とはいえ、常にSNSのいいね!がないと不安。などはまさに繋がり依存の一例。一方で、SNSで演じることに疲れたとこぼす若者も多い。その分直接話したいと。
    つまり、常時ではなく必要なときに繋がる。やはりそれを求めているのだと思う。
    1

    0
    2018年11月06日
  • ウォー・フォー・タレント

    Posted by ブクログ

    トップマネージメントに超優秀な人がいれば組織は何とでもなる論。「隠れた人材価値―高業績を続ける組織の秘密」と合わせて読むと非常に興味深い。「ウォー・フォー・タレント ― 人材育成競争」は、トップの能力にスポットが当てられているだけに、優秀なトップをどうやって、獲得するか、維持するかという議論に終始。特に人材をひきつけるための施策について”微にいり細にいり”という感じ。残念ならが我社は、この本によるとNG。まあ、ここ10年のトップマネージメントの力量を見るとこの結果は当たっている。一方、「隠れた人材価値―高業績を続ける組織の秘密」の方は、価値観を統一した組織の強さ、優秀さを実例(NUMMI、サウ

    0
    2018年10月23日
  • YouTube革命 メディアを変える挑戦者たち

    Posted by ブクログ

    好きなアイドルが突然YouTubeチャンネルを始めて戸惑った。YouTuberなんてヒカキンやはじめしゃちょーくらいしか知らないし、ふざけたことをやって再生数を稼いでいる人たちでしょう。そんな人たちと同じ土俵で戦わされるなんて、安売りされているみたいだ。そう思ったけど、それでもあの事務所がYouTubeに進出するのには何か理由がある気がして、まずはYouTubeについて知ろうと思い手に取ったのがこの本だった。著者はYouTubeの副社長だ。YouTubeについてこんなに信頼できそうな本は他にない。

    最初から最後まで衝撃的だった。私がこれまでYouTuberに対して抱いていたイメージがどれだけ

    0
    2018年08月19日
  • YouTube革命 メディアを変える挑戦者たち

    Posted by ブクログ

    ‪YouTubeのメディアとしての側面を同社副社長が自ら語った一冊。中の人であるため客観性は多少差し引くとしても、逆に彼らがやろうとしていることを知るのにこれ以上の本は無い。第9・10章が特に面白かった。YouTubeも御多分に洩れず“おいしいコンテンツ”やフェイクニュースと戦っているのか。‬

    0
    2018年04月29日
  • YouTube革命 メディアを変える挑戦者たち

    Posted by ブクログ

    ユーチューバーが当初のイメージと違って非常に地道な努力を重ねていたり、既存の大手メディアとどう違っているか詳細な実例が乗っている。本の出版活動でも「コミニティ」や「ファン作り」がキーワードになっている中でyoutubeの役割が非常に大きいことを実感する。アメリカの実例中心なので有名ユーチューバーとして出てくる人の名前も初めて聞くし、事例が多すぎてちょっと途中飽きる時もある。
    解説の落合陽一さんの名前が著者のロバート・キンセルよりも大きいとSNSで突っ込まれていますが、はっきり言って難しすぎて分からない。。すごく濃いしノリノリで書いているのが分るので落合ファンの方へはオススメです。

    0
    2018年03月28日
  • クール 脳はなぜ「かっこいい」を買ってしまうのか

    Posted by ブクログ

    「そして暮らしは共同体になる」に似ている

    ・モノが持つ社会的イメージと自己イメージを統合する
    ・クールな製品は私たちの社会的アイデンティティに影響を与えるものであり、クールな製品の経済的価値(の一部)は、社会的アイデンティティへの影響を脳が計算することにより生まれている
    ・私たちの行動を決めるのは根本に存在する自己である
    ・私たちは消費者を、いくつもの選択権を持った何者化だと考える。つまり、あなたは「あなたが選択したもの」なのだ。
    ・教科学習は、報酬や罰といった形の、環境からのフィードバックを通じて学ぶときに起こる。ニューロンはこの情報を使って方向性を決め、私たちは報酬の価値を行動に結びつけ

    0
    2017年02月19日
  • ウォー・フォー・タレント

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ウォーフォータレント

    マッキンゼーが1997年から2000年で、好業績を上げている企業とそうでない企業にどのような組織の違いがあるかを調査したところわかったこと

    ▪️マネジメント人材の重要性
    ・企業の業績向上にはその企業にとって戦略的に重要な事業を特定し、それを構築・運営することが大切。実質的にその事業をリードする有能なマネジメント人材をどれだけ自社内に抱えているかが、企業の競争力の根源と言える。
    ・優れたマネジメント人材の発掘・育成は、トップマネジメント以下、企業全体にとっての優先課題である。
    ・マネジメント人材は今後の企業社会において希少価値、その確保・育成競争は熾烈を極める。自社の組

    0
    2017年01月20日
  • こうして、世界は終わる

    Posted by ブクログ

    未来の歴史学者が、地球で明らかに起こっていた環境の変化に気づいていたにも関わらず人口のほとんどが失われるような状態になったのはなぜかを検証する。

    0
    2016年11月14日