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アップル、クラフトビール、SUV車、ノームコア……
「ヒップでクール」な文化は、なぜ広がったのか?
――消費の奥底にある無意識の理由を、あざやかに解明。
さまざまなブランドが氾濫する現代、私たちはその人がどんな服を着ているか、
どんな車に乗っているか、どんなものを食べているか等で
その人自身を判断してしまいがちです。
消費は単に必要を満たすだけではなく、自分のアイデンティティや
価値観を伝えるものとしても機能しているといえるでしょう。
本書は、このような「かっこよさ」を求める選択や消費が
無意識のうちに何を基準に行われているのか、
私たちはなぜ「かっこよさ」を求め、それはどのように経済全体を動かしてきたのかを、
経済学と脳科学の観点から、あざやかに解き明かします。
マーロン・ブランドやジャック・ケルアックによるカウンターカルチャー、
ニルヴァーナの登場、ヒッピー文化とコンピュータ革命、アップルの象徴的CM、
ミレニアル世代と「ギーク」「ナード」、プリウスの人気など、
さまざまな文化的アイコンも紹介。
そもそも「クールさ」は時代によりどのように変化してきたのか、
またその背景にはどのような力がはたらいていたのかについても、くわしく理解できる一冊です。
Posted by ブクログ 2017年02月19日
「そして暮らしは共同体になる」に似ている
・モノが持つ社会的イメージと自己イメージを統合する
・クールな製品は私たちの社会的アイデンティティに影響を与えるものであり、クールな製品の経済的価値(の一部)は、社会的アイデンティティへの影響を脳が計算することにより生まれている
・私たちの行動を決めるのは...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年06月12日
様々な実験の結果により、消費に対する既存の説明が誤りであったことや、新たな事象が示されている。
それらの各パーツはとても面白い。SUVがなぜ売れたのかとか、アンケートを求める人がラコステのシャツを着ている場合の影響とか。
ただ、それらが総花的に感じられた。もう少し読んでみないと全体の流れが見えない...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月26日
1.大量消費、大量生産の時代が終わり、モノが飽和する時代に突入し、機能や外観を意識するようになりました。そこで、モノを買うときにはどのような感情が働いているのかを考えてみようと思い購入しました。
2.現代の人間には社会的欲求、価値観、モチベーションの3つの感情が備わっています。これを満たすことで快...続きを読む
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