1997〜2000年にかけて行われた調査にも関わらず、現代にも通じるものが多くあった。
(逆に言えば、企業の人材戦略/人材ニーズは、20年以上前から変わっていないとも考えられる)
実際にお客様からも、「人材不足」という観点でお悩みを何度かお伺いしたことがあり、ヒントを与えてくれる1冊だと感じた。
...続きを読む以下、メモ。
・企業の業績向上には、その企業にとって戦略的に重要な事業を構築/運営できる「マネジメント人材」が必要不可欠である。
→有能なマネジメント人材をどれだけ自社内に抱えているかが、企業の競争力の根源である
→希少性の高いマネジメント人材の発掘/育成に関して、経営層も含めて全社的にコミットしていかなければならない(why自社の訴求等)
・日本企業においても、規制緩和やグロバリゼーションをきっかけに「求められる人材像」「その人材が求める要素」が変化しつつある
→×出来上がった仕組みを効率良く回せる、◎収益を生み出すメカニズムを設計したり、新たな需要を喚起したりできる◎有能や人材を引き付け、パフォーマンスを最大化させる指導力と人格がある
→×組織や上司への忠誠心◎自己実現や成長
・日本企業が今からすべき事
→マネジメント人材の需要を明確にする(自社の戦略/事業計画の実現のために今後どのタイミングで、どのようなタイプのマネジメントが何人必要になるのか?)
→需要を満たすために必要な、マネジメント確保プランを策定する(社内の後継者育成プラン〜ギャップを埋めるための採用プラン)
→プランを実行に移す(若手のうちからストレッチな実務を経験させる)
→経営者(Not現場任せ)が舵をとり、目標とプランの見直しを継続的に行う