森内薫のレビュー一覧
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ヒトラー?あの、アドルフ・ヒトラー!!スリラーかと思いきや、そうでない。現代社会で浦島太郎のような体験をしているようです。現代社会をもし、ヒトラーが体験したとしたら?
私から、一言二言。電車で読まないほうがいいかもしれません。ヒトラーの皮肉センス、鋭くて笑えました。Posted by ブクログ -
■人類史における「成長の謎」と「格差の謎」を解明
■人類はいかにして「マルサスの罠」から脱却したか
■そして成長し格差ができたのか。良書。
■2つの謎と人類進化論との強い関連性
■P177の朝鮮半島の衛生画像は衝撃的Posted by ブクログ -
今まで、こんなにポップで軽やかで楽しいディストピア小説は読んだことがなかった。
表現のスタイルも独特だし、出てくる人はみんな個性的。ストーリーも面白くて、思わず吹き出してしまうくらいコミカルな場面もある。それでいて、描かれる未来の姿は奇想天外ではなく、今生きているこの世界から地続きの、妙に現実感のあ...続きを読むPosted by ブクログ -
久々に迫力のある本を読んだな、と思う。ページをめくるたびに「そうなのか」と驚いたり感心したりしながら読んだ。
前半は、いつ人類が豊かになったのかを述べ、後半は格差がなぜ生じたのかを述べている。
人類が豊かになったのはジャガイモやアンモニア合成、産業革命(そのもの)だと思っていたが、まったく違った。...続きを読むPosted by ブクログ -
特に事前情報もなく、書店で目に付いたので購入しましたが、思った以上に面白かったです。日本語のタイトルからも想像できるように、本書はソーシャルメディアについて、生物学の視点からその「生態」を紐解く、というアプローチをとっています。まずこの視点自体が興味深いのですが、私は説得力もかなり高いと思いました。...続きを読むPosted by ブクログ
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ただ、間違って配送されたイルカ型のバイブレーターを返したかっただけなのに・・・。
AIが算出するアルゴリズムによって人間の生活すべてが格付けされた社会で、全く唐突に心当たりもなく自宅にバイブレーターを配達され、これってどう考えても自分の格付けは間違ってるよなぁ...と疑問を感じたスクラップ屋を営む青...続きを読むPosted by ブクログ -
現在の社会は21世紀になっても未だに国家間・地域間の経済格差が生じている。
この大きな格差を生み出した要因とは何か?
という問いに答える本書。
テーマとしてはダイアモンド博士の鉄、銃、病原菌と重複する部分は多い(実際引用も多い)が、それよりも近代の産業革命以降に多くのページを割いているのが特徴的。...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルは「格差の起源」だが、むしろ、「なぜ人類は、ここ200年程度で急速に繁栄したのか」が真髄だと思う。格差(繁栄度の違い)については、「重・病原菌・鉄」などでも分析が試みられているが、本書はそれらの議論を網羅的に踏まえ、一つの完成品と言って良いと思う。大まかに言って格差とは、より生産性の高い技術...続きを読むPosted by ブクログ
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とても読みやすいが、とてつもなく重たい話だった。ユダヤ人というだけで気まぐれに殺されていく描写。人は人に対してここまで残酷になれるのか。奇跡、運、金、コネに恵まれアウシュヴィッツを生き抜いた4才のマイケル。アウシュヴィッツを出ても幸せにはならない。なぜユダヤ人というだけでこれほど憎まれるのか純粋に分...続きを読むPosted by ブクログ
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格差の起源_オデッド・ガロー著_柴田裕之訳
そもそも格差とは?
健康格差、教育格差、経済格差、世代間格差、地域格差など、世の中にはさまざまな格差と呼ばれる言葉がある。
Wikipediaによると、"格差(かくさ)とは、同類のものの間における、程度(水準・資格・等級・価格・格付け、レベル)などの...続きを読むPosted by ブクログ -
様々な研究結果を引用し、サニーブレインとレイニーブレインについて説明している。
特に歳を取っても脳細胞は生産され続け、脳は変化し続けるという脳の可塑性には驚きと共に勇気づけられた。Posted by ブクログ -
様々な研究成果を引用して悲観脳と楽観脳の違いを説明している。とても面白かった。
結論、悲観脳を楽観脳に変えることができるということで、その方法も書かれている点は、悲観脳の私にとって大変参考になり励みになった。
なお、遺伝子の働きを調べる方法には、関連タンパク質から遺伝子に当たりをつけ、実験によってそ...続きを読むPosted by ブクログ -
クオリティランドでは、全ての人が自動的にレベル付けされて、収入や社会貢献などのステータスに直結している。(一桁台だと社会のお荷物扱いをされてしまう)
また、日用品、食事、各種サービス、結婚相手まで様々モノがレコメンド(ユーザーの身体、思考を読み取り、好みに合わせておススメ商品を紹介される世界。偶然な...続きを読むPosted by ブクログ -
HONZノンフブックガイドから。勧められなければ、自分ではスルーしてしまいそうな本。装丁から、巷間に溢れる健康本の一つかな、と思わされてしまう。でもそれ、目を引くということではあるし、結果、良質な作品だったら言うことなしってことだけど。本作は、そういう意味では、内容を伴う”アリ”な一品。巻末の膨大な...続きを読むPosted by ブクログ
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ジョークと下ネタとアイロニーとテクノロジーとネット社会の現状をとらえた秀作!
産業界のネットの巨人達によりがんじがらめになった世の中とAIロボット大統領による世直しの格闘を続編として期待したいなぁと。Posted by ブクログ -
アウシュビッツ関連の本はいろいろ読んだが、この本はその中でもかなり衝撃を受けた本だ。
主人公が4歳だったこと。
過酷なアウシュビッツで生き延びたこと。
その理由が偶然のできごとだったこと。
この本は「ホロコーストは嘘だ」と主張する人たちへの反論として書かれた。「ホロコーストは嘘だ」と主張する人がい...続きを読むPosted by ブクログ -
前作がとてもためになったため、本書にも興味を持ち購読。
著者は本書執筆目的として
「経済のシステムにより生じた精神的・実在的な深淵へと読者を案内するため」
と述べている通り、過去と現在の経済動向を心理学や哲学を絡めて解説している。
『予言』をテーマにした項が、コロナ禍に加えて政権の暴走で疲弊する...続きを読むPosted by ブクログ -
秀逸なダークユーモア
ナチスの問題というよりは、現代社会の問題とそれに対する向き合い方がテーマになっている。
笑えるんだけど笑えないと言った具合。。
とにかく予想よりも全然面白い。
社会学などを学んでいる人におすすめできそう。Posted by ブクログ -
当時の状況がよくわかった。途中読んでいてとてもしんどくなくようなシーンも度々出てきたが、その分アウシュヴィッツから出た後の本の後半部分は感動的だった。
主人公の父親が絶望の中起こした行動、収容所での母親や祖母の勇気ある行動、ヒルダおばさんの、常に前向きでありなさいという言葉、などから状況が絶望的なな...続きを読むPosted by ブクログ -
本当に面白かった。
アウシュビッツで生還した収容者の物語。ホロコーストはなかったとか信じる奴らに対しリアルな経験を物語る。まあでも普通文明人が一つの民族を根絶やしにしようと考えるなんてありえないって考えてもおかしくないよな。事実は小説より奇なり。
ゲットーの物語、アウシュビッツでの苦痛など現実味...続きを読むPosted by ブクログ