あらすじ
人生を変えてくれる本!
いらないのに買ってしまう、ついスマホを見てしまう……
文明化された退屈な人生につけこむ商品やサービスから自由になる方法。
「足るを知る」のはなぜ難しいのか?
スロットマシンの設計に取り入れられた
「機会→予測不可能な報酬→迅速な再現性」
という、ドーパミン系を刺激する「欠乏ループ」が、
あなたを取り巻くあらゆることに組み込まれ、あなたを浪費や依存に駆り立てる。
退屈でつまらない人生から安易に逃げていないか?
私たちは過去のどの時代よりも豊かな世界に生きながら、かつてないほど不幸である。
人類は「もっと」を求めるように進化し、文明化された便利な社会で、私たちは人生に退屈している。
そしてその退屈につけこむ商品やサービスが、私たちを浪費や依存に駆り立てている。
脳に組み込まれた「欠乏ループ」のメカニズムとその対策を示す、現代人の必読書。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
人は報酬が得られるかどうかわからない状態で報酬を得られることに強く興奮するし、もっと多くを求める。モノだけどなく影響力も然り。
というところを軸に人が何かを求めるのはなんでなのかを色々と書いている本。
後半はそういうテーマじゃなくて幸福とは何かみたいな話になっていたがそれはそれで興味深いのでよしとする。
無駄に物欲出てくるなーとか、見栄をはるために買おうとしてるなーとか、そういう時にこの本の内容を思い出すと冷静になれる気がする。自分のくだらない感情に説明がつくのが良いところ。
Posted by ブクログ
面白かったが冗長というか、本題からして脳科学を元にした科学的根拠を基に一般向けに書いた本なはずだが、そういう意図の本なのだが脱線し続けてまるで紀行文メインのようになってしまっていてテーマからも逸脱するまでいってる。まるで作家志望がそれが叶えられず、この場を利用してエッセイを発表している感すらある。欧米のこの手の本には物語や著者の体験から始まる傾向はあるのだが、しかしここまで逸脱感があるのは初めてw。 その話自体は自分に合っていて面白いのだが、本のテーマを期待して読んだということでは肩透かしの部分があり、おまけに長い。
それと本人の主張とは別に科学的根拠がどれだけあるのかについても一抹の不安がある。根拠を基にした解説というより本人の哲学開陳になってはいまいか。ということで「満足できない脳」という現代人に緊急性のあるテーマに対して消化不良で構成に問題、ただし主張に納得することも多かった。
.