森内薫のレビュー一覧

  • 格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか

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    我々人間は、産業革命により、人間の力とは別の機械の力を得て生まれた余裕を、子作りでなく子孫の教育に投資した結果、マルサスの貧困の罠を脱し、現在の繁栄を謳歌することができた。他方で、頭数が絞られた子孫側から見れば、現状の生活水準を維持するための社会的コストを負担にあえぐ結果となった。やはり、そこでもマルサスの貧困の罠を脱し切れていないのではなかろうか。

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    2023年04月30日
  • 帰ってきたヒトラー 上

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    現代にヒトラーが降臨。
    茶化してよいのか、笑って良いのか。史実すらも信用ならないヒトラー像。
    コミカルな展開に導かれるがまま上巻終了。
    帰ってきたヒトラーはインターネットの世界に足を踏み入れることに…。

    下巻へ。

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    2023年02月25日
  • 格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか

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    産業革命まで人類の生活レベルは生存水準から抜け出せていなかったが、産業革命後、人的資本への投資、人口転換などによりマルサスの罠から抜け出して、生活レベルが急激に上昇した。しかし、産業革命が早く始まった地域とそうでない地域には大きな格差が生じた。では、なぜ産業革命が西欧で始まったのか。本書は、その原因を制度、文化、地理、人の多様性に求め、それを人類の旅として検証していく。歴史的、地理的な壮大なストーリー。

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    2022年12月31日
  • 格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか

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    副題がしめすように、経済成長と不平等の起源に関する壮大な人類史。

    本の前半では、まず経済成長の起源について説明がなされる。大まかには、産業革命や技術発展が原因なわけだけど、著者は産業革命で全く違う原理で世界が動き始めたとはみていなくて、産業革命以前からの変化が積み重なって一種の相転移のようなものがおきたとする。そのドライバーとして人口の役割を重視している。産業革命の前と後の連続性を指摘するところはなるほどな議論ではあるが、それほどの驚きはない。

    後半では、格差の起源ということになるが、ここで扱われるのは、ある社会のなかでの階層的な格差ではなく、国ごとの経済格差。なぜならば、そちらのほうが大

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    2022年10月30日
  • 格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか

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    感想
    得意不得意が差を生む。能力が貴重なら高い地位を占めるようになる。自然なことであり格差は悪いことではない。再分配が機能しないことが問題。

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    2022年10月19日
  • 帰ってきたヒトラー 上

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    現代にひょっこり現れたヒットラー。何かのパフォーマンスと思う人々の勘違いをそのままにテレビの寵児になっていく。その演説内容は意外と府に落ちるところもあって、噛み合わない会話が機能している面白さ。ただドイツの歴史にもう少し詳しければもっと楽しめただろう。

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    2022年05月12日
  • 帰ってきたヒトラー 下

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    原題 ER IST WIEDER DA

    けだし、ヒトラーは難しい。

    ドイツの崩壊を目の当たりにしながら、なにひとつぶれずに「彼はまた戻ってきた」というのは…反省はあっても後悔はなく、迷いもなく決断し行動力も1945年そのままに。

    彼の言動を現在の人たちがいいように勘違いして物語が転がっていく。なんとか〝1st〟ではなく〝only〟を叫び、人々が彼を求めた1935年もかくあるかのように…?

    という危険が最後までつきまとう。同じことは起こり得るのか?という不安も。

    肝心な部分が曖昧なままなのは意図的なのか。茶化される日は来てほしくない。

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    2021年12月12日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    アウシュビッツ関連の本は小中学生のときに読み漁ったが、収容所からの生還後の話を書いているものがなかったので、当時の惨状に驚いた。
    少し文体が読みにくかったが、読む価値はあると思う。

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    2021年07月11日
  • 帰ってきたヒトラー 下

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    下巻は、上巻ほど突飛な展開はない。想像できる範囲のものである。ヒトラーが現代においても大きな力を持ったとしたら、どのような国へ変わっていくのか。なんとなくそのような淡い期待のようなものを抱いてしまった。黒い歴史を作り上げた過去のヒトラーと、現代をユーモアに生き人々を魅了していくヒトラー。常にそのどちらにも視点を移しながら読み進めていく、新しい読書体験だった。

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    2021年05月28日
  • 帰ってきたヒトラー 下

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    ネタバレ

    ヒトラーが現代のドイツにタイムスリップし、ヒトラーそっくり芸人としてテレビに出て大受けするのがあらすじ。ヒトラーを一人称として物語が進行するため「ヒトラーがどのように世界を見てたのか」というところが読み応えがあるポイント。

    「おそらくドイツ人ならもっと楽しめるんだろうな。。。」と思える、よくわからない描写が多かったりして楽しめないところが多かった。
    ずっとトルコ人女性が多いという描写があって何のことを言ってるんだろうと思ったら、目元を黒くするヘビメタ風メイクをしている女性のことを言っているのか、とか。

    ヒトラーの抱く感想には、結構共感するところもあるのだが、所々全く共感できないポイントがあ

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    2020年08月23日
  • 空腹ねずみと満腹ねずみ 下

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    近未来、アフリカからドイツまでの難民の行進。盛り込み過ぎのおぞましい結末。シニカルさとコミカルさをないまぜにしたスラップスティック。

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    2020年07月26日
  • 帰ってきたヒトラー 下

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    自殺する直前のヒトラーが現代にタイムスリップしたら...というお話

    誰もが悪人として知っているヒトラーが、その信念と思考力を現代社会で発揮したら、行うであろう思考と
    戦時の状態を引きずったヒトラーと現代の市井の人々のギャップとすれ違いが面白い!

    ただし、100%理解をするにはトルコ移民などの現代のドイツの問題と、ナチスの知識を持っていた方がよいと思う。
    時々?となる箇所がある

    映画も観たが、こちらの方がコミカルに書かれていてメッセージが分かりやすいのでこっちから入るのもオススメかもです。

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    2020年06月14日
  • 脳科学は人格を変えられるか?

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    比較的新たらしい脳科学の知見から人の楽観的、悲観的を後天的に変えられるかなどとても興味深い内容が多い。

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    2019年06月07日
  • 帰ってきたヒトラー 下

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    第二次大戦当時、自殺したとされたヒトラーが70年後の現代に蘇り、当初は本人似のコメディアンとして認知されるものの、メディアを通じて次第に人気が出て行って…という話。
    読んでて面白いのに、読みすすめていく内にとんでもなく不安になる不思議な小説。
    その不安は①そもそもヒトラーの話を面白おかしく読んでしまってる自分がいるけどいいのだろうか?②ドイツやイスラエルの読者はこれ読んでどんな気持ちになるんだろ?③これはヒトラーの事例だけど、似たような状況が知らぬ間に起こり得るってことだよね?、といった具合に様々な思いが入り混じって押し寄せてきます。
    巻末のニューヨークタイムズの書評やイスラエルでの版権を獲得

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    2019年03月21日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    ネタバレ

    アウシュビッツを生き抜いた、というだけでなく、その後が長く描かれているのがとても興味深かった。
    自分たちの家を奪われたり、故郷に戻っても差別が続いたり、ホロコーストから帰還したからといって彼らの生活がすぐに好転したわけではなく長く不遇の時代が続いたことが切々と伝わってきた。
    そして何より母は強い。絶対に生き抜いて、子供を探し出してみせるという信念を貫いていた。

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    2019年02月07日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    時々、戦争関係の本を読んだり、知識を入れたりする必要があるな、と思う

    それにしても「水から茹でた蛙は飛び出せない」という言葉を思い出す

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    2018年11月27日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    もう10年前くらいにアウシュビッツの強制収容所を訪れたことがある。有名なArbeit macht frei の看板も見たし、大量のユダヤ人の髪の毛とかシューズの山の展示物も見たことがある。
    どこか他人事になっちゃうけど、当時4歳の子どもが体験した経験としてはあまりにも悲惨。周りの家族、大人たちの執念と奇跡によって生き延びることができた、無事でほんと良かったあって思った。
    アウシュビッツからの生還がクライマックスかと思ったらその後の再起の物語と戦後にもはびこるユダヤ人差別の実情が暗澹とした気持ちと希望に燃える輝かしさを感じ取れて寧ろ後半わくわく読み進めることができた。
    しかし、家族の別れと再会の

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    2018年11月18日
  • 脳科学は人格を変えられるか?

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    画像内から特定の特徴を探すタスクにおいて、ポジティブな画像とネガティブな画像がある時に、ポジティブな画像に特定の特徴を配置した方がその後の考え方がポジティブになるという実験の話はためになった。
    持って生まれた性格もあるが、その後の修正もできるという意見。

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    2018年09月28日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    アウシュヴィッツを奇跡的に生き抜いたマイケル。戦後、同じく生き抜いた母親と移住した米国で結婚したが、長くアウシュヴィッツのことは語らなかった。しかし、上映されていた映画のドキュメンタリー部分にアウシュヴィッツから解放された自分を見て驚く。そして、ネットで検索するとその写真はすぐに見つかり、その子どもたちの健康そうな姿に、アウシュヴィッツはユダヤ人のでっち上げだ、という書き込みまで見つけてしまう。その写真は、アウシュヴィッツを解放したソ連軍が、数日後に記録のためにもう一度解放時の服装をさせて撮ったもので、連合軍の手厚い保護のおかげで健康を取り戻した後の写真だったのだ。マイケルは、娘のデビーの協力

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    2018年06月11日
  • 帰ってきたヒトラー 下

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    ネタバレ

     終わり方が打ち切り漫画みたいだった。続刊ありますと言われたら信じるくらいアッサリ。
     実際彼がしたことはそんなにないし、周囲の人間に影響を与えた程度で、国民にどれほど人気になったのかもよく分からなかった。
     もう一度総統になるのは現実の風潮が許さないだろうし、人気芸人の頂点に立って終わるのは本人が満足しないだろうし、この終わり方が妥当なのか?
     前編ほど面白くなかった。

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    2018年06月10日