永井紗耶子のレビュー一覧

  • 大奥づとめ―よろずおつとめ申し候―(新潮文庫)

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    ドロドロの大奥ではない、お清たちの日常。
    大奥に入るまでの経歴や背景はみんなそれぞれだけど、お手つき以外で上り詰めていこうとする気構えが見ていて気持ちいい。

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    2023年09月27日
  • 大奥づとめ―よろずおつとめ申し候―(新潮文庫)

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    するするっと読める短編集

    大奥と言えば、愛憎蠢くドラマがあの壮大な音楽で浮かぶがこれは、そういうこととは無縁のお仕事小説

    江戸時代好きな私は今まで幾度となく
    この時代に生まれたら、煮売屋や小間物屋の
    おかみさんになりたいと思っていたがこの本を読んだら
    奥勤めも素敵と思えた
    いまさらながら、大奥とは女性が活躍でき笑って過ごせる職場なのだと知った
    いつの時代も、女性はたくましく、考えたり委ねたりしながら笑って働いていることが素晴らしいんだと思えた

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    2023年09月17日
  • とわの文様

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    冒頭からワケアリで始まる…

    十和の両親のどちらかは身分が高いんだろうなー
    律さんはそこにいるんだろうな…
    いやー続きが気になるっ!

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    2023年09月11日
  • 横濱王

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    青年実業家が出資を得る為に大富豪のスキャンダルを探して実在の人物らを訪ねて周り身辺を探る、と言う前半。主人公の幼少期からと戦後まで、富豪と関わる事での心の変化を描いた後半。横浜の三溪園を作った原三溪の物語。面白かった。

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    2023年08月26日
  • 華に影 令嬢は帝都に謎を追う

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    ネタバレ

    ひとの思惑をうまく拾う狸が裏で画策して、自分の手を汚さずにみんなを幸せに導く話ですが、読んでいて斗輝子や怜司とぐぬぬとなります。

    大狸が強すぎて、今のところ太刀打ちできない、ぎゃふんと言わせたい。いつか斗輝子が成長し、闘って勝つところが見たいです。狸のやり方よりもっと綺麗にまとめる方法を見つけてやってほしいです。
    怜司もころころと転がされ、またこのあと斗輝子と一緒になりそうなのでまた転がされますねきっと。

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    2023年08月12日
  • 横濱王

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    歴史的であり、ちょっとヤクザっぽくもある、実話とフィクションを混ぜた小説。

    横浜育ちの方からプレゼントして頂き積読になっていた本。
    なんとなく読む気になってあっという間に読んでしまった。

    原三溪という人にも、お蝶さんにも、瀬田にも、人間味を感じるものだった。

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    2023年07月31日
  • とわの文様

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    ネタバレ

    冒頭からわけありな始まりなのですが、連作短編集でもあるので、いろんな人々が出てくる事件を利一と十和が解決していくのはとても面白くて、楽しく読むことが出来ました♪
     私は第一話の『麻の葉の文様』と第三話の『更紗の文様』が好きです。

     『麻の葉の文様』は子供ができない武家の跡取り娘・奈緒が、夫と他の女性の間に子をなしてもらうのですが、それがこじれてしまいという物語です。
     当時の武家にとって、子供ができないというのは大問題でしたでしょうし、貧しい家に仕送りをするためにその役目を引き受けたお豊も貧しい家にいる兄弟たちのためにというのが切ないです……。
     その中で安産を祈願した肌着を奈緒が下手でありながらも自分で縫い上げて、お豊に着せているというのが、切ない(つд⊂)エーン

    そして、子供が無事に生まれたときにお豊が選ぶ選択がいい、と私は思ったのです。

     『更紗の文様』は利一がよくいく若竹という料亭が不忍池の側で雀屋という茶店で働いている茶汲み娘の千枝を助けたことが縁となり、彼女から染をした織物を扱ってもらえないかと頼まれる。

     だが、扱っている布が荒くて、店で扱うことはできない。そこでその染めをしている職人のところへ店の人間をつかわせることになるのだが……。

     そこで明らかになる千枝が家出娘で、しかもその染をした職人は姉の知津が恋い慕っているということ。二人の姉妹の互いを思う気持ちがここでぶつかりあってしまい……。

     この話もとってもいい話でした。血がつながっていても喧嘩できるくらいの距離がちょうどいいと思う私なので♪
    こちらはシリーズものなので、続きを楽しみに待ちたいと思います。

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    2023年03月25日
  • 大奥づとめ―よろずおつとめ申し候―(新潮文庫)

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    朝井まかてさんの「残り者」から引き続き、大奥の王道をいかない女性たちの話。かなり面白い短編集。
    ちょぼくれの女が好き。お正さま優しい(⌒▽⌒)
    ねこめでる女も好き。猫好きにはたまらない(=^ェ^=)

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    2023年03月04日
  • どうした、家康

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    バラエティー豊かて楽しい一冊。
    新しい視点が良いと思うのは、「長久手の瓢」山本巧次である。
    上田秀人の「親なりし」はさすがの安定感。

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    2023年02月19日
  • 大奥づとめ―よろずおつとめ申し候―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あとがきにもあった「己のことを、醜いし、御末だし、と卑下しているのは謙虚なようでいて、その実とても楽なのです。醜かろうと、身分が低かろうと、それでも己にできる精一杯をやると決めてみると、そのための道が見えてきます。(中略)恥をかくことは、さほどのことではありません。恥をかくやもしれぬと怯えていることこそ、苦しいのだと、私はそう思います。」

    この言葉は現代にも通じるし、自己肯定感が低い自分にはグッときて今後の指標にしたいぐらいだなと思いました。

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    2023年01月09日
  • 木挽町のあだ討ち 無料お試し版

    購入済み

    語り口がいい

    江戸下町のキップの良い語り口が。江戸下町の風俗を臨場感あふれる様子で描きだしている。一見 単純な仇討の話が、いろいろな語り手によって徐々に真相が明らかになってゆくという、芥川龍之介の藪の中を思い起こさせるような、巧みな展開になっている。

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    2023年01月01日
  • 木挽町のあだ討ち 無料お試し版

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    細かく詳しい描写

    少し昔の時代の香りがする場所を舞台として繰り広げられる、父の命を奪われた菊之助による逆襲のストーリーです。特徴的なのは、当時の芝居小屋運営に携わる各種専門職人たちの描写が、それぞれかなり緻密かつ個性的に表現されている点だと思います。衣装係など完全なる裏方で支える人にもスポットを当てています。

    #カッコいい #ドキドキハラハラ

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    2023年01月01日
  • 横濱王

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    原三渓と言う人物も、有名な庭園のことも全く知りませんでした。今はこれだけの資産家はなかなか現れないと思うし、ただの資産家だけではない、彼の人性がとても面白かった。

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    2022年07月21日
  • 大奥づとめ―よろずおつとめ申し候―(新潮文庫)

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    テレビドラマの大奥を見たことがあるので、情景が想像しやすかったし、求めていた大奥の雰囲気を味わうことができた。

    本書は、それぞれの登場人物の多種にわたる役職や立場に沿って、ひとつの物語が生まれているという感じで、実際に大奥で働いている様子の内容は少し薄めな気がする。でもストーリーはどれも濃く良かったので、大奥という舞台で読み応えのある登場人物に共感しながら物語を楽しめる、という点が個人的には本書の魅力であると思う。

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    2022年05月13日
  • 帝都東京華族少女

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    華族の世界の煌びやかでありながら息苦しい感じが描かれていると思う。斗輝子さんのキャラクターが好きなので続編とかあればいいな

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    2020年11月22日
  • 横濱王

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    ハマっ子は読むべし。

    横濱に生きた魅力的な人物を描いた歴史小説。

    曾祖父が横濱で生糸貿易をしていたので、私小説のように個人的にも当時に思いを馳せることができた。

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    2020年08月24日
  • 帝都東京華族少女

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    お嬢様と書生さんの探偵もどきの話と思ったら・・・。利権と私怨がいりくんで予想外の真相だった。面白かった。

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    2015年01月25日
  • 秘仏の扉

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    廃仏毀釈運動により、数々の寺が廃寺となり数多の仏像や仏画などの貴重な品々が破壊され二束三文で売り払われ海外へ流出してしまった明治の世に、残された宝物を守ろうと調査を始めた人々それぞれのドラマを描く。

    鍵となるのは二百年以上封じられていた法隆寺・夢殿の秘仏、救世観音像。
    大僧正・定朝も見たことがない、秘仏が『調査』の名の下に余所者の手で夢殿の扉を開かれ、包まれた布もはぎ取られていく。

    個人的に一番印象に残ったのは、この定朝の物語。
    法隆寺が一番辛く追い詰められた時代に住職となり、秘仏を見せる許可を下し、さらには法隆寺の数々の宝物も献納し、それでも法隆寺は困窮を極め、施設の修理どころか僧たちの日々の食事すらままならない。
    更には大きな宗派に所属せよと命じられ、宗派すら変えられてしまう。
    こんなに大変な時期があったのかと驚いた。
    定朝を導いた声は秘仏のものなのか、何なのか。その声に導かれた決断の結果が現在に続いているとすれば、正しかったと言えるのだろうか。

    他の人々、写真家の小川一眞(夏目漱石の肖像を撮った人というのを後で知った)、官僚の九鬼隆一と町田久成、東京美術学校を設立した岡倉天心、日本美術を世界に紹介したフェノロサもまた、『秘仏の扉』を開いたことで、人生が変わっていく。
    『扉を開けたものに仏罰が下る』と言われる夢殿。仏罰とは言わないまでも、彼らの多くがその後に思わぬことで足を掬われる。九鬼隆一と岡倉天心、フェノロサについての醜聞は聞いたことがあったが、こういう風にドラマにしてくれると分かりやすい。
    しかし岡倉天心も九鬼隆一も家族にはなりたくないタイプ。

    文化を守ることはその国の人々の矜持を守ること。
    だがその文化の価値は自分たちで決めるのではなく、結局は強者(この時代で言えば西洋列強)が決めている。
    またその時代の政府の意向や社会風潮で簡単に風向きが変わるのも怖い。
    物言わぬ秘仏は二百年以上そこにいるだけなのに、周囲の状況が目まぐるしく変わるのは、不思議な気がする。

    読みながら救世観音像の画像を見ていたが、いわゆる日本的で中性的な仏像とは違っていて、確かにちょっと怖い感じもある。

    永井さんの作品は何冊か読んでいるが、群像劇は初めて。最初は戸惑ったが、やはり読みやすい。

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    2026年10月19日
  • 大奥づとめ―よろずおつとめ申し候―(新潮文庫)

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    2026年10月10日
    大奥内にこんな仕事がある
    こんな身分制がある
    自分の名前は使えない
    不本意な名前がつけられるって私だったらイヤだ
    規制の多い中で自分の位置を決めること
    自分と人が幸せになること
    現代に通じるなと思いながら読んだ

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    2026年10月11日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    まさかの映画先からの原作 時代小説に不慣れか
    あまりに映画が良すぎたか 少し時間がかかった
    やはり世界の渡辺謙のサービスショットは後付けで
    まあそれもあだ討ちみたいなものですかね 昔の全日ブロディスヌーカ組見に行ったら新日のハンセン出てきたサービスショット
    ともあれ小説の方が好きな方もいるんだろうなぁ

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    2026年09月24日