永井紗耶子のレビュー一覧
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購入済み
語り口がいい
江戸下町のキップの良い語り口が。江戸下町の風俗を臨場感あふれる様子で描きだしている。一見 単純な仇討の話が、いろいろな語り手によって徐々に真相が明らかになってゆくという、芥川龍之介の藪の中を思い起こさせるような、巧みな展開になっている。
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白いね、昔の都築道夫のなめくじ長屋の如く、芝居小屋の面々の人生の背景が良すぎて生き生きしているものだから、今回の『芝居』がどうにも≪当たり≫だね、筋書きを描くのも楽しくて仕方がなかったんじゃないかw
仇討は儒教(特に朱子学)の影響が強く、「父の讎は与に天を戴かず」という考えが背景にあり、主君の仇(赤穂事件など)は例外的に美談化されましたが、血縁ベースの親子仇討ちが最も自然で頻出する形でした、でも卑属の手(目下の者が目上の者の敵を取る)ではなく「親が子の仇を討つ、夫が妻の仇を討つ」というケースは許されないんだよね、儒教ってむずい -
Posted by ブクログ
ネタバレ★3.5
ある1夜に行われたあだ討ちについて 見た人に話を聞くとそれはなんと見事なあだ討ちだったという 様々な人物に当時をインタビューしていきながら見えてくる謎は一体…?
みたいなあらすじ
人物描写はすごく良くて、人の生き様や葛藤や心の揺れ動き方は目頭が熱くなること間違いない
ただ残念なのが設定の甘さというか1章時点でオチまで読めてしまう裏切りの無さ 王道とは違って話のオチが読めやすすぎた。 物語の中で1人は嘘偽りない存在のはずがこのせいで全員がフィクションのように感じられて残念だった…
なんであだ討ちの話をインタビューすることになったのか その設定だけは違和感ないものを用意してほし -
Posted by ブクログ
ネタバレ廃仏毀釈に象徴される明治初期のアイデンティティー喪失時に『秘仏』に関わった六人は人生における何かの扉を開けてしまった・・・法隆寺夢殿救世観音像という千年の秘仏が坐す厨子が開かれた明治、欧米人と日本が交わる時代の変動は物語として興味深いが、秘仏開陳の場に立ち会った人それぞれの人生を繰り返し見るのは2~3人で食傷気味だったことは内緒
①写真家小川一眞②宮内庁図書頭(臨時全国宝物取調局委員長)九鬼隆一③法隆寺住職(代表)千早定朝④取調局委員アーネスト・フェノロサ(外国人資産家ビゲロー)⑤宝物調査責任者(その1)岡倉覚三(天心)⑥古器旧物保存方人町田久成
結構人間味あふれる俗人ばかりで時代がそうなさし -