永井紗耶子のレビュー一覧

  • 横濱王

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    歴史的であり、ちょっとヤクザっぽくもある、実話とフィクションを混ぜた小説。

    横浜育ちの方からプレゼントして頂き積読になっていた本。
    なんとなく読む気になってあっという間に読んでしまった。

    原三溪という人にも、お蝶さんにも、瀬田にも、人間味を感じるものだった。

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    2023年07月31日
  • とわの文様

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    ネタバレ

    冒頭からわけありな始まりなのですが、連作短編集でもあるので、いろんな人々が出てくる事件を利一と十和が解決していくのはとても面白くて、楽しく読むことが出来ました♪
     私は第一話の『麻の葉の文様』と第三話の『更紗の文様』が好きです。

     『麻の葉の文様』は子供ができない武家の跡取り娘・奈緒が、夫と他の女性の間に子をなしてもらうのですが、それがこじれてしまいという物語です。
     当時の武家にとって、子供ができないというのは大問題でしたでしょうし、貧しい家に仕送りをするためにその役目を引き受けたお豊も貧しい家にいる兄弟たちのためにというのが切ないです……。
     その中で安産を祈願した肌着を奈緒が下手であり

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    2023年03月25日
  • 大奥づとめ―よろずおつとめ申し候―(新潮文庫)

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    朝井まかてさんの「残り者」から引き続き、大奥の王道をいかない女性たちの話。かなり面白い短編集。
    ちょぼくれの女が好き。お正さま優しい(⌒▽⌒)
    ねこめでる女も好き。猫好きにはたまらない(=^ェ^=)

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    2023年03月04日
  • どうした、家康

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    バラエティー豊かて楽しい一冊。
    新しい視点が良いと思うのは、「長久手の瓢」山本巧次である。
    上田秀人の「親なりし」はさすがの安定感。

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    2023年02月19日
  • 大奥づとめ―よろずおつとめ申し候―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あとがきにもあった「己のことを、醜いし、御末だし、と卑下しているのは謙虚なようでいて、その実とても楽なのです。醜かろうと、身分が低かろうと、それでも己にできる精一杯をやると決めてみると、そのための道が見えてきます。(中略)恥をかくことは、さほどのことではありません。恥をかくやもしれぬと怯えていることこそ、苦しいのだと、私はそう思います。」

    この言葉は現代にも通じるし、自己肯定感が低い自分にはグッときて今後の指標にしたいぐらいだなと思いました。

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    2023年01月09日
  • 木挽町のあだ討ち 無料お試し版

    購入済み

    語り口がいい

    江戸下町のキップの良い語り口が。江戸下町の風俗を臨場感あふれる様子で描きだしている。一見 単純な仇討の話が、いろいろな語り手によって徐々に真相が明らかになってゆくという、芥川龍之介の藪の中を思い起こさせるような、巧みな展開になっている。

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    2023年01月01日
  • 木挽町のあだ討ち 無料お試し版

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    細かく詳しい描写

    少し昔の時代の香りがする場所を舞台として繰り広げられる、父の命を奪われた菊之助による逆襲のストーリーです。特徴的なのは、当時の芝居小屋運営に携わる各種専門職人たちの描写が、それぞれかなり緻密かつ個性的に表現されている点だと思います。衣装係など完全なる裏方で支える人にもスポットを当てています。

    #ドキドキハラハラ #カッコいい

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    2023年01月01日
  • 横濱王

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    原三渓と言う人物も、有名な庭園のことも全く知りませんでした。今はこれだけの資産家はなかなか現れないと思うし、ただの資産家だけではない、彼の人性がとても面白かった。

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    2022年07月21日
  • 大奥づとめ―よろずおつとめ申し候―(新潮文庫)

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    テレビドラマの大奥を見たことがあるので、情景が想像しやすかったし、求めていた大奥の雰囲気を味わうことができた。

    本書は、それぞれの登場人物の多種にわたる役職や立場に沿って、ひとつの物語が生まれているという感じで、実際に大奥で働いている様子の内容は少し薄めな気がする。でもストーリーはどれも濃く良かったので、大奥という舞台で読み応えのある登場人物に共感しながら物語を楽しめる、という点が個人的には本書の魅力であると思う。

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    2022年05月13日
  • 帝都東京華族少女

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    華族の世界の煌びやかでありながら息苦しい感じが描かれていると思う。斗輝子さんのキャラクターが好きなので続編とかあればいいな

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    2020年11月22日
  • 横濱王

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    ハマっ子は読むべし。

    横濱に生きた魅力的な人物を描いた歴史小説。

    曾祖父が横濱で生糸貿易をしていたので、私小説のように個人的にも当時に思いを馳せることができた。

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    2020年08月24日
  • 帝都東京華族少女

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    お嬢様と書生さんの探偵もどきの話と思ったら・・・。利権と私怨がいりくんで予想外の真相だった。面白かった。

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    2015年01月25日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    江戸を舞台に仇討ちを描いた時代小説。
    とある若侍が雪夜の芝居小屋裏で亡父の仇を見事に討ち果たした。その後、目撃した者たちの口から語られたのはただの復讐劇ではなかった。隠された真実が浮かび上がっていく・・・

    お芝居を見ているような感覚の小説でした。時代劇が好きな読者には合うと思います。

    良く言えば、分かり易くて安心感があります。言葉を選ばないならば、少しワザとらしいというか出来すぎの感が否めません。登場人物がみんな波乱万丈なところなどは盛り過ぎで、コメディーの匂いすら漂います。

    ただ、そんな現実味の希薄さも時代小説だと不思議に許容されるので、エンタメとしては素直に楽しめた気がします。

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    2026年09月09日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    一つの出来事について複数の人物から話を聞き、それぞれの半生を描いていく構成は分かりやすかった。ただ、同じ形式が続くため途中で少し食傷気味になり、別れや死のような大きな出来事があっても、深く感情移入する前に次へ進んでしまう感覚があった。一方で、話が進むほど登場人物同士の関係が見えてくるところは良く、後半は比較的面白く読めた。特に、一人で抱え込むことと、人を頼ることの違いを描いた対比は綺麗だった。ただ、一部の登場人物の判断には最後まで納得しきれない部分も残った。それでも全体としては満足でき、読後感もよかった。

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    2026年09月07日
  • 旅立ち寿ぎ申し候<新装版>

    購入済み

    タイトルは秀逸だが

    「木挽町の仇討ち」の作者ということでずいぶんと期待して読んでみたが、セリフがやや教条ぽくって今ひとつ乗りきることができなかった。勝海舟の扱いも必然性や特色がなく持て余しぎみ。それでも後半のタイトルの意味がわかる場面あたりは、かなり盛り上がってよかった。お京さんが登場人物の中では一番魅力的だった。

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    2026年08月12日
  • 青青といく

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    晴れ晴れとした気持ちの良い本だった。青陵先生の見返りを求めない『敬う気持ちは自ずから出る』という言葉が好き。青陵先生の『自由自在』は江戸時代だけではなく、今でも通じる考えだと思う。

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    2026年07月17日
  • 青青といく

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    永井紗耶子さんの『青青といく』を読んだ。前著でも感じたのだけれど実在の人物や史実を扱うとどうしても無下にできない縛りが生じそれこそ永井さんの「自由自在」な筆致が窮屈に制限されてしまっている感がある。海保青陵のことを知れたし惣兵衛の想いや格好良さに涙したけれど純粋な創作が読みたい。

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    2026年07月12日
  • 青青といく

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    ネタバレ

    第5章までは面白かった。海保青陵の自由闊達さや先見の明、愛され上手なところ(笑)、読んでいて楽しかったし、武家社会と商売の話もなるほど~と興味深かった。
    でも、第5章がどうしても蛇足に感じた。読んでいる途中で、あれ?もしかしたら弥兵衛は青陵の子ども?でもそんな浅い設定なわけないか…と思っていたら、まさかの子ども。その話がないほうがスッキリして終わった気がするんだけど、謎解きをどうしても入れたかったのか?なんでそんな設定にしたのか、理由が知りたいな。

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    2026年06月29日
  • 青青といく

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    良かった。

    これまであまり歴史小説を読んでこなかったが、最近気になる様になって来た。

    同じ作者の「木挽町のあだ討ち」が良かったので、この作品も読んでみることにした。

    今の様に自由に職業を選べなかった時代、家や身分に縛られていた時代に生きた青陵。
    今の日本に生きていたらどんな事を感じ、行動しただろう。

    前知識無しに読んだ為、小説の中の人物と思い読み始めた。
    まだまだ知らない歴史的人物が居る。
    もっと若い頃から歴史に目を向けるべきだった。

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    2026年06月29日
  • 青青といく

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    良いと思うことを自由に意見し行動する海保青陵。武家社会では受け入れられないが、関わった人々の心にさまざまな影響を残していく。もし生きた時代が違ったら、とも思うが、現代でも青陵のような正論で社会を変えようとする人が生きやすいかと思うと、考えさせられる。
    「木挽町のあだ討ち」と同じく、関係者を訪ね歩き、語られるエピソードから次第に人物像が描き出される構成が面白かった。しかし、今回は「木挽町のあだ討ち」のような軽妙な語り口や一世一代の大芝居といったワクワクさせる要素かあまり無かったせいか、読む手が止まらなくなるような感覚にはならなかったので、☆3つとしました。

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    2026年06月13日