永井紗耶子のレビュー一覧

  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    木挽町の芝居小屋で繰り広げられる、ある若き武士のあだ討ちのお話。
    脇役にもそれぞれの過去があり、人生がある。ああ、人生ってなんておもしろいんだろう!
    江戸の語り口はつい声に出して読みたくなる軽妙さ。
    爽やかな読後感に満足。映画も観てみたい。

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    2026年03月30日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    映画を先に見た。小説の方は、登場人物の身の上話しを展開しながら、「仇討ち」の真相があらわになる。
    悪所と呼ばれる芝居小屋に、様々な事情を抱え、辿り着き、自分にできる事を生業に日々を生き抜き、命を全うしていく。その姿勢に涙が止まらない。

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    2026年03月28日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    なるほど、これはめちゃくちゃ面白い!!!!!
    最初はどういうこと?と思っていたことが紐解かれていく感覚もあったし、最後のネタバレ?には感動してしまった。こうだったらいいな。が詰まってた。
    人の繋がりを信じられる話だったな。

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    2026年03月25日
  • 秘仏の扉

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    ネタバレ

    「光の在処」 小川一眞
    「矜持の行方」 九鬼隆一
    「空の祈り」 千早定朝
    「楽土への道」 アーネスト・フェノロサ
    「混沌の逃避」 岡倉天心
    「千年を繋ぐ」 町田久成

    『あの本読みました?』で見て気になっていた本。
    廃仏毀釈の話はあまり知らないので、色々驚いた。法隆寺の秘仏開帳に関わった人たちの人生。これはとても面白かった。岡倉天心以外は名前も知らない人たちだけど、色々興味が出てしまう。永井紗耶子さんは『木挽町の仇討ち』も良かったし、他の作品も読みたいな。

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    2026年03月24日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    珍しく時代物を読んでみた。
    ある人がやり遂げたあだ討ちの話を聞いて歩いている。だから人の語りで物語は進んでく。最初は言葉が読みづらかった。
    何故、誰が聞いてるのか気になるけど最後まで分からない。
    最終章で全てが分かると、すごーく納得。
    仇討ちではなく、あだ討ちなのが理解できた。
    おもしろかった。

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    2026年03月23日
  • 青青といく

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    堅苦しい武家社会で、自由闊達な生き方を貫き通した儒学者、海保青陵。願わくば直に訓を説いて欲しいくらいである。読めば読むほど、弟子や仲間に慕われた彼の人柄が目に浮かぶ。最高潮の第五章に注目。家族の絆に感動。

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    2026年03月22日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    モノローグ形式で物語が進んでいくので非常に読みやすかった。あだ討ち自体のみならず、登場人物たちの背景まで深く掘り下げられていたので、身分制度がしっかり分かれていた江戸を生きている人たちの心情や考え方がリアルに感じられた。真相を知ってから本作品を読み返すと、キャラクターたちがどの部分をうまく語っていたのかが分かって面白い。映画のようにきれいな終わり方で、何度もその読後感を味わいたくなる。

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    2026年03月21日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    「お侍様の世は一筋縄では行きますまい。しかし、まずは御身を大切に。腹を満たして笑うこと。それでも割り切れぬ恨みつらみもありましょうが、そいつは仏にお任せするのも、手前どもの処世術というもので。」
    面白かった〜映画化されたのわかる。映像でも観てみたいと思ったもん。観てないけど(^_^)

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    2026年03月22日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    人情の厚さを感じた。登場人物みながバックボーンを詳細に話してくれる。人の温かさ、非情さ、人間味が溢れる内容で時に泣きながらページをめくった。なぜ話を進める主導者は2年も前の出来事を聞き回っているのか、また芝居小屋にいる人たちはどういう人なのかどういう経験をしたのかをなぜこんなにも詳細に聞くのかが全く分からず、どう終わるのかずっとモヤモヤしながら読み進めていたが、最後に全てが分かりその理由にも心打たれるものがあった。
    江戸時代頃の話のため、昔の言葉が難しく読み進めにくいのかなと想像していたが、話が面白いためどんどん読み進めることができる。
    もう一度読みたいと思った。

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    2026年03月17日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    芝居小屋の面々が「あだ討ち」を語る証言形式で、話を聞き進めるほどにジワジワとミステリー感が出てくる
    最後の証言で真相が明らかになったと思いきや、最後の最後で本人が真の事実を語るという返し方
    技法もさることながら、話の結末もしっくりいくいい作品でした

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    2026年03月17日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    面白かったです!終わり方がすごく好み!
    映画が観たかったのですが、上映時間が合わず、原作を読んでみたのですが、良かった!
    映像も観たいので、配信待ちます

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    2026年03月15日
  • 青青といく

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    江戸後期の経世家、儒学者の海保青陵。「経世在民」を唱え、自由自在を旨とし、江戸の世に自由な生き方を説いた青陵が亡くなるところから話が始まる。
    彼の最後の弟子である堺屋弥兵衛が、師の遺言である「遺灰は空に撒け」の言葉を胸に青陵ゆかりの人々を訪ね歩くいわばロードストーリー。

    「変人」と評される青陵の人となりがなんとも魅力的。弥兵衛が訪ねる先々で出会う青陵縁の人々が語る彼の逸話がいちいち面白い。
    膠着した武家のしきたりに異を唱え、自由な意見の交換を何より楽しむ姿。前例踏襲の悪弊を説き、変化を求めることの難しさも知りながら、「自由自在」を若い者たちに伝えていく過程。

    そんな師の姿を見聞きし、改めて

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    2026年03月15日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    こんな小説があったのか!というくらいの傑作。
    (あくまで個人の感想です)

    それぞれに苦い・暗い過去を経験しながらも、ひたむきに生きる芝居小屋の人たちの情や優しさが、ひとつの“仇討ち”を彩っていく。

    文中では「仇討ち」なのに、何でタイトルはひらがななのかな?と思いながら読んでいき、意味がわかった時の感動ったら…!

    仇討ちの真相も、人々の心の内や辛い過去も、見えている部分がすべてではない。
    星の王子さまではないけれど、大切なものは目に見えないところにあるんだなってことをしみじみ感じる。

    すっきりと静謐な感動を味わいたい人にぜひオススメしたい1冊。

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    2026年03月14日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    雪の夜、木挽町の芝居小屋の裏手で

    美しい若者・菊之助が、白装束を血に染めて

    父の仇である作兵衛の首を打ち取った。



    その二年後

    あだ討ちの目撃者を訪ねる武士が現れた



    芝居小屋で働く人々は皆

    菊之助は「立派な仇討ちをした」と語るのだが・・・

    そこには驚きの仕掛けがあった





    ちょうど本の中間あたりで

    たぶん、こうゆう仕掛けなんだろうな・・・って

    わかったのだけれど

    それでも、面白くてページをめくる手が止まらなくて一気読み!



    なんとも、心が温かくなる素敵な物語でした(*^^*)

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    2026年03月12日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    なんと気持ちのいい連中だろう。

    某カリオストロのセリフが出てくるほどの爽やかな読後感を持てる傑作に出会えた。

    舞台は江戸の芝居小屋、2年前に起きた仇討ちの仔細を聞いて周る若侍の視点で物語は語られる。

    事件のあらましが明らかになっていく様はミステリの体裁であり読み進める手が止まらなかった。

    粋と矜恃の江戸人情噺。歌舞伎、映画化される事は納得の出来栄えでございました。

    何か面白くて伏線回収きっちりしてて、読後感が重くない小説を読みたい方はぜひ。

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    2026年03月12日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    映画化の映像が美しいので興味を持ち手に取った。
    面白っくって、あっという間に読んだ。
    木挽町の舞台小屋を背景に起こったあだ討ちを調査にやってきた、ある武士。
    小屋の人々にこの「あだ討ち」の顛末を聞いてまわるのだが…。と、いう内容に、そう来たか!な、顛末が、ぐっときた。
    忠義って、お武家さんだけのものじゃ、ありません。「忠」って言う字は心の中って書くでしょう。心の真ん中から溢れるものを人に捧げるって事だと思う。

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    2026年03月10日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    睦月晦日、木挽町の芝居小屋「森田座」の裏の空き地で、若侍の菊之助が父親の仇であるごろつきの作兵衛を仕留め、見事に仇討ちを晴らした。

    この一件について、関係者からの証言を聞いてまわる武士。話は、それぞれの証言者のこれまでの人生にも及び、やがてこの仇討ちの詳細が見えてくるー

    インタビュー形式で話を進むが、一人ひとりの来し方が描かれており、それぞれのパートだけでも、十分に読み応えがある上に、それらが繋がった仇討ちの詳細は見事としか言いようがありません。

    映画化された方を先に観ましたが、各人の人生部分は省略されてしまっていたものの、原作とは少し変えた部分もあって、笑いどころが盛り込まれていたり、

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    2026年03月10日
  • 大奥づとめ―よろずおつとめ申し候―(新潮文庫)

    匿名

    購入済み

    徳川家斉時代、つまり江戸城の大奥が一番華やかだった時代の大奥で暮らす女性たちの生きざまを描いた作品。
    家斉が手を付けた女性は数多かった(そして子供も多かった)けど、いくらなんでも大奥の女性全員に手を付けられるわけはなく、
    ほとんどの女性は「お清」
    男子禁制なだけに、駕籠かきなどの力仕事も女性が担っていて、上から下まで職域は様々。
    そのうち、祐筆や呉服の間、御三の間、ご膳所などの女性や、
    城外からも御用達の店や、芸事の師匠も女性。

    各話は短編だけど、少しずつつながってる部分もあって、興味深く読めました。

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    2026年03月08日
  • 青青といく

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    出会って僅か4か月。儒学者で経世家の海保青陵の死は、
    16歳の末弟子・堺屋弥兵衛に、大いなる悲しみを与えた。
    そして師の訃を伝えるために兄弟子の暁鐘成と共に
    師の足跡を辿る旅に出る。
    ・序
    第一章 賢弟 第二章 うそ八
    第三章 大地球頭第一花 
    第四章 鰻の蒲焼 第五章 末弟子
    ・終
    主要参考文献、論文一覧有り。

    「死んだら火葬し骨を粉にして空に撒いて欲しい」
    師の訃と望みを伝える相手には、青陵への想いが胸に在る。
    江戸で会うのは、尾張徳川家に仕える青陵の弟・瑞陽。
    彼が抱えるのは、共に過ごした兄への羨望と憤り、そして思慕。
    絵師・司馬江漢。難儀な人「うそ八」の、
    「辞世ノ語」に至る、青陵と

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    2026年03月08日
  • きらん風月

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    久しぶりに、読み終わりたくない本に出会った。勇者ではなく、等身大の私たちが何かを成すとしたら、鍵は蜘蛛の糸にあるのかもしれない。

    父の言葉。
    耐え忍んだかて禄は増えん。とは言え、ただ怠けるのも、それはそれでしんどい。楽しいことをせい。それはいずれ、お前を助けてくれる。

    暇を潰すだけで生きるには、人生は長い。
    心の躍る方へ。

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    2026年03月07日