永井紗耶子のレビュー一覧

  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    絶対読むべき!
    面白い!単なる時代劇ミステリーで終わらない深さがあります。
    一人一人の生い立ちとあだ討ちを果たした青年に対する接し方、想い。臨場感があり、一人一人キャラが立っていて、全ての登場人物に好感を抱けます。
    今の時代では想像のできない困難を垣間見ながら、仇討ちの裏にある辛さを知ることができました。
    ラストで誰もが驚かされること間違いなし!

    0
    2026年02月22日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    映画化するけど、まず本で読むことに価値があるのでは!と思う。芥川龍之介の「藪の中」みたいな構成をしていて、「木挽町のあだ討ち」の関係者が話す内容だけで完結するし、それなのに面白い。映画の予告で知って、観に行きたいし原作読もう〜と思って読んだから、最初は探偵役の聞き手が真相を解き明かす!的な話かと思っていた。でもこの話のメインは別のところにあって、いい意味で裏切られた気持ちだったし、読後感がすごくいい!映画予告の「あだ討ち」のシーン、すごく綺麗だったからそれはそれで楽しみなんだけど、私はたぶん映画より本の方が好きな気がしている。

    0
    2026年02月22日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ※未読の方へ。ネタバレは見ないほうがいいぞ!!

    面白かった!!!!!読後最初の一言はこれに尽きる。あまり時代ものに興味を持たない自分だけど、ちょうど来週から実写映画が上映されるし評判良さそうだし、と読んでみたら読む手が止まらない。あっという間に読み終えてしまった。

    ミステリ仕立てというのは実写映画に出演している役者が番宣で話していたので知っていたし、正直お与根さんの章あたりでこれはもしかして?と感じていたけれど、最後に全ての真実が明るみになってもその面白さは損なわれなかった。
    何より、タイトル回収が気持ち良すぎる!!座って読んでたら本当に膝叩いてたと思うわ。

    役者小屋の面々の一人ひとり森

    0
    2026年02月20日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    登場人物達のそれぞれの物語がテンポ良い語りで進んで行くから気持ちよく読み進められる。
    時代のやるせなさを感じながらも読後感はさわやかで良い作品に出会えて良かったと感じた。
    映画もぜひ観てみたい!

    0
    2026年02月20日
  • 絡繰り心中<新装版>

    Posted by ブクログ

    永井さんの作品を手に取るのは『木挽町のあだ討ち』以来でした。おもな登場人物は若き日の遠山金四郎、狂歌師の太田南畝、浮世絵師の歌川国貞。この3人が絶妙のチームワークで花魁殺しの真相に迫っていくというストーリー。

    金四郎が笛方見習いとして、木挽町の芝居小屋森田座に出入りしていることといい、彼が事件にかかわる人々に次々と話を聞いていくという話のプロットといい、いずれも『木挽町…』に似ていて、もしかしたらこのデビュー作が下敷きになっているのかもと思いました。

    本作は、時代劇にありがちな「勧善懲悪」の枠には収まらない、江戸の世の身分制度やしきたりに絡めとられた人々の、悲哀がずしんと腹に残るような読後

    0
    2026年02月20日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    2人目でもう泣いた。丁寧に描かれててなかなか核心に迫らないのに全然退屈しない。これがミステリって気がつくのはどのあたりからだろう。初めて読んだ時は全く気が付かなかった。とにかく良かった。ストーリーテリングも最高に上手い。

    0
    2026年02月20日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    読みやすくて凄く面白かった!
    これは映画も観てみたい。
    江戸時代は仇討ちは届出て許可されれば認められていたと知って驚く。家と忠義をを守る為に自分の意に反しても義を貫くという武士の生き方は辛いな…。仇討ちを語ってくれた芝居小屋の人々の過去にも心打たれた。

    0
    2026年02月17日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    面白かった〜!時代小説が苦手な方、普段あまり読まない方にもおすすめ!菊之助をはじめ、登場人物全員が魅力的で、頭の中に自然と映像が浮かんでくるような読みやすさ。インタビュー形式で、徐々に事件の核心に迫っていくミステリー要素あり。
    最後に仇討ちの全貌が分かった時には…思わず涙!
    人生の辛酸をなめてきて、木挽町に辿り着いた人達だからこその優しさが溢れる素敵な結末だった。
    結末まで読むと、タイトルの「あだ討ち」がひらがな表記になっている意味が分かる。

    0
    2026年02月19日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    単行本で2回読んで(2回目は歌舞伎観劇の予習)、今回は3回目。
    単行本と文庫は同じ内容のようだけど、たまに、「この記述ってあったかな?」と新鮮に感じるところがあった。どんどん記憶がこぼれていく悲しさ……。

    今回は、映画化に向けての再読。やはり、涙腺が緩むような、胸が熱くなる物語。やっぱり面白い!
    大河ドラマ「べらぼう」を1年間観終えたばかりで、「あのあたりの時代か」と思い当たるところがちょこちょこあったのも面白かった(火山の噴火や、松平定信の娯楽の禁止など)。これは前回も感じたことだが(と言っても読み返すまですっかり忘れていたのだが)身請けが決まったなじみの花魁の花魁道中のシーンなど、「べら

    0
    2026年02月16日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    難しい言い回しや聞きなれない言葉が出てくるので、正直最初の何章かは、読み進めるのが大変に感じました。でもある場面をきっかけに、見え方がどんどん変わってきて…唸りました、見事なあだ討ちでした!映画も気になります!

    0
    2026年02月14日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まず映画を観たいと思い、その前に本を読まねばと思った。国宝と同じパターン。
    あちらのペースで時間内にストーリーが進んでいく映画よりも、自分の意思で1ページずつめくりながら、展開に心を揺さぶられたい。自分のそんなこだわり。

    それはそれとして、雪景色・白装束・真っ赤な打掛・飛び散る血しぶき……と映像として映えそうな描写が続くので、映画の公開が楽しみ。
    これに椎名林檎の「人生は夢だらけ」が乗るんでしょ?やりたいのはそういうことだよね。

    個人的には先に本を読んでよかったと思う。

    あだ討ちにまつわる話を聞きながら、なにかが見えてくる……と思いながら、私はかなり終わりの方までその気配をつかめなくて、

    0
    2026年02月11日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    悔しさって、人を強くも弱くもする。だからこそ、忘れてはいけない。自分が何をしてきた、のではなく、人に何をしてきたのか、を。

    0
    2026年02月09日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    非常に爽やかな気持ちにさせてくれる一冊。
    久蔵の章あたりから、ある程度エンディングのからくりは予想できたが、それ以上に登場人物それぞれが道理のままに行かぬ人生を強いられながらも、しなやなに受け止め、そして人としての心を忘れずに助け合う姿に感動。
    本当に価値のある人生とはどういう生き方かも考えさせられた。

    良い本です!

    0
    2026年02月08日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    映画の告知が無性に気になって、原作を修めておきたいと思い購入。
    江戸時代において、血なまぐさくも誉れ高い仇討ち。その一部始終が、小気味よく、かつ、どこか愛情をもって語られていくのが面白い。
    一人の少年のあだ討ちを発端に、社会に居場所がなくうまく生きることができなかった己の人生を、主人公に伝える語り手たち。その内容に胸がぎゅっと苦しくなったり、人情味を感じて心が温かくなったりする。物語を読むということは、本を通して登場人物たちの人生を追体験するものだとあらためて実感する。
    読み進めるにつれ、主人公とともにあだ討ちの真相に近づいていく。「あだ討ち」の種明かしは驚きというよりも、これまで語り手となっ

    0
    2026年02月07日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    木挽町の芝居小屋の裏手で、菊之助が果たした見事な仇討。父の仇、作兵衛の首をとる。
    それから二年後、目撃者を訪ね歩くところから話ははじまる。元幇間、立師、衣装部屋の女形……。
    「立派な仇討」と語られるあの夜の真実とは。

    それぞれの「目撃者」たちの話にものめり込んでしまうほどの生き様がある。

    仇討ちといえば忠臣蔵か蘇我物か。
    芝居の町だからこその人情劇。
    人との関わりが薄くなりつつある昨今、ラストの真実に辿り着くと胸が熱くなる。
    ラストを読み終えたら、また最初からもう一度読みたくなる。

    色の表現も美しく、読みながら場面が頭に浮かんでくる。
    映像化されるのも納得。
    ますます映画が楽しみになった

    0
    2026年02月07日
  • きらん風月

    Posted by ブクログ

    松平定信は息子の定永に藩主の座を譲って隠居の身になっていたが、隠居になってからもあれこれと息子の判断に口を挟みすぎるために、家臣からマジで隠居として部をわきまえて欲しいと要望されていた。拗ねて権現様を巡る旅に出てきたが、そろそろ飽きたので江戸に帰ろうとする途中、栗杖堂鬼卵という絵師および戯作者のもとを通りがかる。

    何ものも混じりそうにない2人の人生と、人生の徒然話。

    0
    2026年02月06日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「あだ討ち」の場面は少々芝居がかった感じがしたが、なんでこれほど単純な事を何人もの人に聞くのだろう。
    これが読み始め印象だった。
    まあ語る人の生い立ちや、過去の経験などについて聞くのも一興なのかとも思った。
    それが少しずつ変わっていく。
    単純だと思った「あだ討ち」に何かが伏せてある。
    そうなると俄然と面白くなる。
    読み終わると、物語の構成の上手さに驚いた。

    0
    2026年02月04日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ミステリー仕立ての人情物といったところ。
    章ごとの語り手たちの人生がしっかり描かれていて、人情味が感じられるのと同時に、物語の結末に対する納得感にも繋がっていたように思う。

    0
    2026年02月01日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    雪夜に木挽町の芝居小屋の近くで若衆の菊之助が自分の父親を殺害した下男に仇討ちを行った。これが俗にいう『木挽町の仇討ち』である。その2年後、菊之助の親類を名乗る男がこの仇討の背景を探る、といった話。

    あらすじすら読まず読み始めたので、最初は仇討ちを目撃した人々の『なぜ木挽町に流れ着いたのか』という話を聞く意図がつかめず乗り切れなかった。途中を過ぎたあたりでこれらの話が背景に絡み合ってくると非常に楽しく読めた。時代ものですが、確かにミステリの要素あるなと。

    この度、映画化されるようです。「菊之助の親類」が主人公のようですが、小説では影は非常に薄いです。この縁者の行動のなぜを考えながら読むことが

    0
    2026年01月30日
  • 旅立ち寿ぎ申し候<新装版>

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2026/1/8
    よかった。
    推し作家増えて嬉しい。
    危ういがけっぷちを歩いている緊張感。
    安全な方へ手を引っ張ってくれる人とのやり取り。
    信念を持つ人はかっこいいね。とか。
    早くその人に嫁に来てもらうんだ!!とか。
    読みながらいろんなことを感じる本ありがたい。

    0
    2026年01月12日