永井紗耶子のレビュー一覧

  • 青青といく

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     木挽町ほどではないけど、十分楽しめました。京都、大阪が少し好きになりました。江戸時代にこんな日本人がいたことが嬉しかったし、最後の大物登場には度肝を抜かれました。

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    2026年08月19日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    失敗した。この作品は小説から読むべきであったのに、映画を先に観てしまった。
    「国宝」は小説を読んでから映画をみたが、「あの人がいない、あそこが省略されている」と気になって面白さが減ってしまった。その反省をもとに映画を先に観たのだが、作品によって判断するべきであった。

    チャットGPTに聞いたところ、「黒牢城」は小説を先に読むことをおすすめされたのでそうするつもり。

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    2026年08月17日
  • 秘仏の扉

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    ネタバレ

    秘仏を開けられてしまう側の法隆寺の定朝の章は、電車で読んでいても泣きそうだった。
    美術展で仏像はよく見るけれども、見せていただけるという敬う気持ちが足りなかったかもしれない。もう何年前だっけ?昔はこんなに気軽に仏像を美術展で見られることってそこまでなくて、さらに仏像の後ろまで360度の展示がされていたり、写真撮影ができたりと、なんだか不敬なことをしていたのかもしれないと思ったり。

    しかし岡倉天心はもちろんだけど、フェノロサも結構な女性問題を抱えていたのですね。小説ではあるけれども、ウィキを見たら起きたことに関しては事実みたいなので、ちょっと驚いてしまった。

    神仏分離はむかつくけれど、それも

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    2026年08月16日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    かなり後半まで、なんの話なのかわからず挫折しそうだったけど最後まで読んでよかった。ラストの答え合わせでそれまでの登場人物がもっと好きになった。

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    2026年08月13日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    面白かった。一つのあだ討ちについて、関わった人、見ていた人が自身の身の上話と共に各々の視点で話す内容が不幸なのに軽快でスルスルと読める。徐々にあだ討ちの状況が明らかになるのも良かった。ホントに面白かった。

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    2026年08月08日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    非常に大好きなタイプのお話でした!とてもハートウォーミングでエンタメしている。それでいて、社会で無視されてしまうような人々に寄り添うメッセージのある作品。巻末の特別エッセイにあったが、歌舞伎座で舞台化されていたとか。
    正直、このストーリーでは、「歌舞伎座舞台」というのが最も映えさせるアウトプット方法なのかもしれない。
    もちろん、本はめちゃくちゃ面白いしとっつきやすく、そしてわかりやすい。野暮ったくなく、きちんと全てを説明してくれるので、探偵役は読者の我々だが、それでもみんなで真相にゴールできる楽しさがある最高エンタメ。

    アマプラで映画配信されているうちに、こちらも見てみよう。

    さて、以下ネ

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    2026年08月08日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    最初読み始めてる時は、どこがミステリー?来し方?なんでなん??って感じで、仇討ちね、うんうんみたいな感じで読んでた。
     そしたら最後の5章から、どんどん、んん!?ってなってきて、作兵衛はそりゃ死んでないよね〜ってなってきて、"仇討ち"ではなく"徒討ち"でシンプルにうますぎて鳥肌だった。

     とりあえず江戸のみんなが優しくて、愉快で、それでいて自分の人生に誇りを持ってる感じが伝わってきた。

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    2026年08月06日
  • めぐる糸 明治浪漫霊異譚

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    サクサク読ませてくれる。時は明治の終わり、霊が見える帝大生が主人公の5話からなる連作集。
    ホラーじみてるけど一つ一つの文章がリアルで今の世に置き換えても不思議はない程。やはりこの作者は読ませて下さる方と平伏。

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    2026年08月04日
  • めぐる糸 明治浪漫霊異譚

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    ネタバレ

    今まで読んできた永井さんの本にはない感じで新鮮でした。
    ライトでサクサク読めます。

    思わずホロリとしてしまう人情の温かさは相変わらず。
    「祈り猫」「生きていた令嬢」が特に印象に残りました。

    凛ちゃんには幸せになってほしいです。
    縁があるとのことなので、続編で再登場があると信じています。



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    2026年08月03日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    終わりがスッキリ。あだ討ちがひらがなである意味が「あー!なるほど!」となった。
    また、途中まではあだ討ち自体よりも芝居小屋の人たちのバックグラウンドの話が長くて着地点が全く見えなかったが、それぞれの辛いことを乗り越えて今に至っている話を聞いたことで菊之助さんが、武士のルールに背いてでも仇の命を守ることを選ぶ事ができたんだと納得。
    とても良かった。

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    2026年07月26日
  • めぐる糸 明治浪漫霊異譚

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    視えることを受け入れられ、視えないことも強みになり。ひとりの事を皆が気にかけて行動し、その行動の糸は次にまためぐる。
    「厳しい世の中での人間同士の思いやり」を味わいたかったら、永井さんの本は間違いないなあ。

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    2026年07月26日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    芝居小屋を舞台に「かたき討ち」をいろんなバックグラウンドの人たちがチームプレーするお話。途中ドキドキ、時々ドッキリ、最終盤でエーッ、そうなの、よかったなぁ、久しぶりのいい物語でした。

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    2026年07月23日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    最初はどういう趣向の話なのかよくわからなかったけど、4幕あたりから「なるほど」という感じになって、最後は一気に面白く読めた。

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    2026年07月21日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    同じシーンを、違う登場人物の視点から
    語られていく構成。

    初めの方は、また同じような話か…

    と、思っていたら徐々に物語が立体的に
    形をあらわしてきて、読み終わると
    お見事!と言いたくなる。笑

    語り手となる登場人物たちのサイドストーリーも
    魅力的で惹き込まれる。

    あんまり読んだことないタイプの一冊で
    新鮮だった。

    2026.07.05-81冊目/年

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    2026年07月19日
  • めぐる糸 明治浪漫霊異譚

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    明治時代。帝大生の啓吾には霊が視えた。周りの目を気にして視えないふりをしていた彼だったが、子爵家の次男坊である正周と出会ったことで変わる。正周は霊を視ることはできないものの怪異に興味を持ち、そして悪しきものを祓う力を持っていた。二人の青年が数々の怪異に出会い、その謎を解きほぐしていく優しい読み心地の作品です。
    連作短編集で、それぞれの物語は緩やかに繋がっていく展開です。人々の間に張り巡らされた糸のような「縁」もまた物語の中核。何かの導きのようにして出会ってしまった啓吾と正周。好奇心と行動力が旺盛な正周をやや疎みつつも、友人でいることに安らぎを覚えている啓吾の様子にほっとします。このコンビ、良い

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    2026年07月09日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    良質な本、仇討ちを軸に周囲の人たちの生き様を描き、最後まで読ませ切る著者の筆力は大したものです。オチは途中から予想できるけど…
    映画もあるみただけど、映像化には合いそうな描写でした!

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    2026年07月07日
  • 灯台を読む

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    「海と灯台プロジェクト」というものがあることを初めて知った。GPSの発達により、役目を終えつつある灯台を利活用していこうという活動とのこと。読むほどに、灯台という施設が日本の近現代史と深く関わっていることが感じられ、使わなくなったからといってただ放置するのは確かにもったいないなと思った。そして何度か文中に登場する映画『喜びも悲しみも幾歳月』にも描かれた、灯台守という仕事の過酷さ。自動化によって現在はなくなったというが、むしろ2000年代まで存在していたことの方に驚く。

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    2026年07月06日
  • めぐる糸 明治浪漫霊異譚

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    霊異ものの小説というのは初めてだったが、オカルト色は無く、優しい人情話として描かれていて大変面白かった。
    次回作がありそう終わり方に見えるので、凛のその後や啓吾・正周コンビのさらなる展開が描かれることを期待したい。

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    2026年07月05日
  • 絡繰り心中<新装版>

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    お元侍の娘が許婚が決まっていたにも関わらず吉原に売られ花魁の果てに心中を試みる。虚しい社会(法度)人生に悔やんでの行動は悲しすぎる。現代社会でも、人生はうまくいかない時が多い、それがたとえ罪が無いと言い張っても、場合によっては地位と権力で裁かれる。そして、それを悔やんで最悪な結果を招くことがある。特に人間関係は思い通りにはいかないのが常である事を悟って歩むべきだ。本文で気になる言葉、「絡繰り」とは世継ぎの難(法度)世継ぎがいなければ家は潰れる、長男が継げば、次男以降は無役のままで生涯を暮らすことになる。身分ははっきり分かれ、女郎に落ちたら這い上がれないし、武士に切られても文句は言えない。世を守

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    2026年06月28日
  • 大奥づとめ―よろずおつとめ申し候―(新潮文庫)

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    11代将軍徳川家斉の時代なのでおそらく一番御中臈が多かった頃の大奥にいたかも知れない大奥勤めの女性にスポットを当てた6つの短編。
    大奥と言われれば「女同士の妬みや争い」なイメージを持っていたけれど、こちらは「大奥で働く女性の夢と矜持」で安心して読めました。
    どの話にも、女性の強さ、逞しさ、可愛らしさがあってほっこりとなります。
    個人的には「つはものの女」の初瀬様がとてもカッコよくてステキ!

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    2026年06月27日