永井紗耶子のレビュー一覧

  • めぐる糸 明治浪漫霊異譚

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    変わらぬ流麗な文章で読むのが楽しい。既作品とは少し趣を異にする明治の怪異譚(霊異譚)。3話目辺りまでは普通に面白かったが、この終わり方は頂けない。ある程度の解決を読みたかった。「祈り猫」は秀逸。

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    2026年06月19日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    映画も原作もどちらも良かったけど先に映画を観て正解でした。
    原作ではそれぞれが芝居小屋に流れ着くまでの背景が描かれ菊之助に対する各自の思いがより伝わってくるし、菊之助の思いもしっかりと語られているので、原作を後から読めば映画をより深く味わえるように感じます。
    原作を読むとあらためて映画を観たくなるし、映画のキャストがホントにピッタリだと思います。
    蛍姐さんがとても好き!

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    2026年06月17日
  • 女人入眼

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    読んでいると『鎌倉殿の13人』と『平清盛』のキャストで脳内再生されるのでドラマを観返したくなりました。
    『鎌倉殿の13人』を楽しんだ方々にオススメしたい。

    文章自体が読みやすいく書かれているのですが、『鎌倉殿の13人』を視聴済みなので人物関係も分かりやすくて助かりました。
    主人公が大江広元の娘なので大江広元もガンガン出てきますよ!

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    2026年06月22日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    時代小説に慣れていなくても語り手と場面が転々と変わって軽快なテンポで進んでいき読みやすい。結末は想像できなかったもので面白かった。

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    2026年06月17日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    直木賞・山本周五郎賞なので読んでみた。
    山本周五郎賞は見つかれば読みたいと思っている。
    目についたものだけでもとメモしているが読み切れていない。

    最近話題のこの作品はすぐに買って積んでいたがやっと読むことができた。最後になってああそうなのかと、さっぱりほんわかした、ここが驚愕のミステリなどと紹介されている所以かなと納得した。初めて読む著者だったけれど、幕切れに驚いた。
    きちんと落とし前が付いているというのはこういうことかもしれない。驚いて納得。

    木挽町の芝居小屋ではさまざまな過去を持つ人たちが働いている。しかし木挽町という土地柄はあまりいい意味を持たないらしい。
    それでもここで働いている人

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    2026年06月13日
  • めぐる糸 明治浪漫霊異譚

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    明治になってから40年ほど経過した時代が舞台。
    その頃は江戸時代とはガラリと変わり、文明開化の様相を呈している。
    しかしまだ、目黒は一帯が田畑だというから驚きだ。
    現在の東京23区でそんな場所はもう残っていないので、その時代の東京を歩いてみたくなる。

    物語自体は霊の視える青年と華族の青年コンビが謎を解いていくというものだが、怖ろしさはなく、優しい空気が作品を覆っている。
    そういえば大ヒット作の『木挽町のあだ討ち』も、思い返せばそうだった。
    本作は続編も刊行が決定しているので、そちらも期待したい。

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    2026年06月07日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「あだ討ち」が何だったのか、さまざまな人の目線で語られ徐々に明らかになる物語。
    それぞれの章で、菊之助がお世話になった木挽町の人たちが語り部になることで、その人たちの人となりや菊之助がどんな人物だったのかがよく分かる。映画?かドラマにもなっているようだけど、どんなふうに編集されているのか少し気になる。
    この物語の登場人物たちのように相手のことを思って行動できる人間になりたいな。思いやられる側の人格にもなりたい。

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    2026年06月07日
  • めぐる糸 明治浪漫霊異譚

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    怖い話は苦手ですが、こちらは怖いというよりはクスッと微笑ましくなる場面もあり、ほろりとしてしまう場面もありつつ、なぜだろ?ときになって先を読み進めたくもなり、かなり好みの作品でした。
    霊異が見える啓吾と霊異をみたい、会いたいと願う若様もいいコンビ。
    連作になっていて様々な事件や謎を追いつつ、最後にはスッキリと謎が解け、モヤモヤが残らない読後感も好きです。

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    2026年05月31日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    登場人物それぞれの人生が濃く描かれていてとても引き込まれた。生い立ちや生き様から身分の違いや江戸の町をより鮮明に感じられた。
    菊之助がやっぱり良いなぁ。清廉。森田座の方々が守りたくなる気持ちがよく分かる。

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    2026年05月29日
  • めぐる糸 明治浪漫霊異譚

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    怪異というので、もっと怖いというかぞくっとする話もあったりするのかと思ったけどそんなことは一切なく、人に見えないモノが視えるという啓吾が若様と謎を解決するお話。
    若様は視たいのに視えない人らしく、でも祓う力をお待ちとのことでややこしい笑
    若様がまた、いい塩梅にお坊ちゃんで人がよく善意の塊なのよ。
    怖い怪異じゃないけど、気になる謎でサクサク読める。
    皐月がキーポイントになって、続編が出たりするのだろうか、続編でたら若様に会いたいから買ってしまうな。

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    2026年05月27日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「藪の中」のような手法の話に少し似ているのだろうか。1話ごとに話し手が変わり、徐々に真相が見えてくるというミステリー。
     ミステリー要素強く、悲しい話なのかと思ったら、江戸の人情物要素のほうが強く感じられ、人の温かさを思い出させてくれた。
     菊之助が仇討ちをする描写はうつくしく、脳裏に赤と白のあざやかな光景が浮かび上がった。
     登場人物誰も不幸になってほしくないという気持ちになり、最後は温かな真相が明かされて晴れやかな気持ちになった。
     「藪の中」のような手法の話に少し似ているのだろうか。

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    2026年05月26日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    芝居町で行われた仇討ち。目撃した芝居小屋の面々の語りで物語が進んでいく。それぞれの人物が魅力的で引き込まれるうち真相が明らかになっていく展開に魅了されました。赤と白の場面が繰り返しイメージされました。映画も観てみたいです。

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    2026年05月24日
  • 秘仏の扉

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    廃仏毀釈の波を受ける明治の日本
    法隆寺夢殿の扉を開け救世観音と対面した6人の男たちの物語。
    救世観音を写真に納めた小川一眞
    宮内省役人の九鬼隆一
    法隆寺大僧正の千早定朝
    帝国大学教授のアーネスト・フェロノサ
    美術学校長の岡倉覚三
    帝国博物館初代館長・町田久成

    面白かった!!!
    法隆寺が明治の日本で重要視されておらず、廃寺の危機に陥っていたとは驚きでした。

    これは永井さんにとって褒め言葉ではないのかもしれないけれど、原田マハさんのアート小説を読んでいる錯覚に何度も襲われました。

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    2026年05月23日
  • 青青といく

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    永井さんは『木挽町のあだ討ち』の映画化も手伝って若い読者にも支持層を増やして来たようだ。私は本作で5作目となり、今回もまた永井さんワールドに分け入った。前作の『きらん風月』に似ている雰囲気を思い返しながら読み進む。
    主人公・海保青陵は早々に他界してしまい、青陵の弟子・弥兵衛と兄弟子・鐘成のふたりが青陵の足跡を辿る旅に出る構成になっている。弟子・弥兵衛の出自が結末に明かされる前に、たぶん読者には真実が推測できるだろう。
    青陵の遺言である「遺灰は空に撒け」の発想はなかなか。今でこそ散骨はデビューしているが、家を大事にする武士社会の江戸時代に墓を作らず空に撒くとは思いきったものだ。生前青陵と交流の

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    2026年05月23日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    素直に面白かった。
    最初はミステリーの感じがしなかったが、
    ラストで納得。
    出てくる登場人物達に魅力がある。
    それに意外に伏線があるのがいいし、読み応えがある。タイトルに納得。
    映画はどうなんだろう?
    26/05/21 26冊目

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    2026年05月22日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    2026/05/20

    ラストの仕掛けに気付いた時、思わず「すごい!」と声が出た。

    初めは、この話は一体どう展開していくんだろう…と手探りで読み進めていた。
    ある一つの仇討事件。
    それぞれの目撃者の証言と、生い立ちからなる章のストーリーは面白くて、段々と登場人物達に愛着が湧いてくる。
    特に四章の「長屋の段」では子どものかわいそうなお話に涙…
    と思っていたら、これが伏線になっていたとは!
    読後感がすごく良かったし、ラストを知った上でもう一回読み返したい。

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    2026年05月23日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    途中でなんとなく真相は分かってしまったけど、それを残念とは思わず「貴方の話、聞かせて聞かせて!」となってページを捲る手が止まらない軽快な読み口、個性的な登場人物それぞれのエピソードや心情も面白くて気持ちの良い終わり方が最高!

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    2026年05月18日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    「映画が本当に面白かったから」と人に勧められた本。誰がどの役、などのキャストもあまり知らなかったので、あえて何も入れずに読んだ。
    義理人情、どうしようもないやりきれなさを、抱えたことのある人間がもつ優しさが心地良い。
    そしてとにかく読後感が良い…!わたしの考える「江戸の良さ」が詰まっていて、気持ちが良い「あだ討ち」だった。

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    2026年05月18日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    推しグループ、なにわ男子の長尾謙杜が出演した「木挽町のあだ討ち」

    映画見ました。
    絵から出てきたような見目麗しい青年。菊之助。
    うんわかる…わかる!!
    推しの贔屓目かもしれないけど、ナイスセッティングだと思う ✧ (*´ `*) ✧ °

    小説と映画の設定・構成は多少ちがえど、国宝と同じで両方見て読んでなおよし!!


    尊敬していた父が乱心し息子の菊之助に切りかかる、それを助けた側近の作兵衛。
    小さな頃から側にいてくれた作兵衛…
    いくら自分を守るためと言え、故意でないとしても、殺人を起こしてしまった作兵衛に仇討ちしなければならない…若干17歳の心優しき菊之助…

    作兵衛を追いかけ江戸へ…たど

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    2026年05月16日
  • 青青といく

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    江戸後期の儒学者、海保青陵の死後、2人の弟子がゆかりの人を訪ね、青陵の人となりや教えを辿るお話。
    本のタイトルと装丁の影響もあると思うが、読後、清々しい風が通り過ぎたような感じした。最後の方の弥兵衛の両親の関係性にじんわり。

    海保青陵、初めて聞く名前でした。
    この本がきっかけで興味がわき、知識が広がります。これも読書の醍醐味。

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    2026年05月15日