永井紗耶子のレビュー一覧

  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おそらく時代小説を初めて読んだ。一八の江戸っ子口調?にあまり馴染みがなく、最初は少々読みづらく感じたが、読めば読むほど各登場人物の人柄がにじみ出てくるような感じで、まるで木挽町で一緒に話を聞いているような、そしてお芝居を見ているような感覚であっという間に読み終えてしまった。

    仇討ちの目撃者の話を聞いていくごとに明らかになる真実。途中の職人の話の章で「もしかしたら…?」と思い、作兵衛が登場したところでそれが確信に変わり、思った通りの結末ではあったけれど、それでも本当にお芝居を見ているような感覚で、最後まで飽きることなく楽しめた。芝居小屋が舞台だからこそ成されたあだ討ち。タイトルがなぜ「あだ討ち

    0
    2026年03月01日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    映画の方を先に見て本を読みました。
    映画は原作と変えているのだろうと思いましたが、どちらも素晴らしいものでした。
    私は映画の方が好きですがそれも素晴らしい原作があってのものです。
    武士を現在の大企業サラリーマンと重ねてしまうのですが、ちょっと違いますか?

    0
    2026年02月28日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    木挽町で起こった仇討ちについて目撃者の話を聞いて回る建て付け。
    それぞれの目撃者の過去や人となりにも触れ、それぞれの人が語ってくれる。
    一体どう展開していくのか…と全く先が読めない。
    ネタバレしたくないので言わないが、あぁ、そういうことかと最後には全てが腹落ちする。
    いやー、よく出来てる。
    映画化もされ、原作も面白いと聞いていたけど御多分に洩れず面白かった。
    コレってどうやって映像化されてるの?という興味が湧きました。
    映画も見てみようかしら。

    0
    2026年02月28日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    素晴らしい!ここ近年の1番‼︎めっちゃ面白かった!なんでこれ読んでなかったんだろう。一見地味なタイトルと最初にチラ見した時の語り口調で手に取らなかったんだろうな。アホだな自分。映画前の駆け込みで読んだけど映画を先に観るべきだったか先に小説読んで正解だったかどっちかなぁ。とにかく素晴らしかった。これはホント直木賞!軽妙な江戸っ子の語り口も心踊るしラスト近くはなんだか不穏な話からミステリー仕立ての経過をたどりハラハラドキドキもあり、芝居や芝居関係者たちだからこその粋なラストも痛快で楽しく、出てくる人たちみんな魅力的でそれぞれの人情溢れるエピソードも感動的で電車で読んでて涙が出てきて困りました…こん

    0
    2026年02月28日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    映画化を機会に文庫を買って読みました。半分くらいまで、ちびちびと読んでいて、半分以降は夜更かしして一気に読みました!時代劇普段見ないし読まないけど、コレは面白く読みました!キャラクターが皆んな素晴らしい!さて映画はどうかなぁ、今から見に行きます!!

    0
    2026年02月27日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「悪所」である芝居町木挽町で起こった「あだ討ち」についての話。登場人物がみな懸命に生きててカッコいい。これからの生き方の指南を受けた。面白かった。

    0
    2026年02月26日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    なんと後味のよい物語だろう
    登場人物にちゃんと個性がありそれでいて皆根が温かい
    菊之助には切なく哀しい仇討ちだったんだろうなと思っていたが作兵衛の印象も一変
    個人的には金治と菊之助の母との関係に一番「あぁ!」と驚いた
    とにかく最後は春が来たように明るく暖かくなります。そういう意味でネタバレです

    0
    2026年02月26日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    読後、じわじわと感動が胸に広がってく、素敵な話でした。
    何の前情報も得ずに読み始めたので、
    最初の方は、どういう構成で話しが進んでいくのか戸惑いながら読み進めましたが、どんどん引き込まれていきました。

    少し前に、時代小説の面白いさを教えてくれる本と出会い、本著で更に、時代小説の言葉から滲み出る温かさを満喫。
    永井沙耶子さんの他の本をこれから読み進めたい。

    0
    2026年02月26日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    話の筋は全体的にも面白いが、要素要素も面白かった。
    芝居小屋に集う人々の身の上話に大きなカタルシスがある訳ではないが、それぞれが異なる環境で生まれ育ち、それぞれに苦悩を抱え、そして時に他者に助けられ生きて来た様子は正に人生そのものであり、彼らの息遣いを感じるようで興味深かった。フィクションの存在には違いないのだろうが、歴史の中には偉人と呼ばれるでもないこうした名も分からぬ市井の人々が確かにおり、物語とどこか似たところのある人生もあった筈だ。自分自身もまたそういう一人であることを思うと、後世にはこうしてその時代にいたかも知れない自分と近しい要素を持つ架空の人物が時代小説の中に出て来て同じように読

    0
    2026年02月26日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    絶対読むべき!
    面白い!単なる時代劇ミステリーで終わらない深さがあります。
    一人一人の生い立ちとあだ討ちを果たした青年に対する接し方、想い。臨場感があり、一人一人キャラが立っていて、全ての登場人物に好感を抱けます。
    今の時代では想像のできない困難を垣間見ながら、仇討ちの裏にある辛さを知ることができました。
    ラストで誰もが驚かされること間違いなし!

    0
    2026年02月22日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    映画化するけど、まず本で読むことに価値があるのでは!と思う。芥川龍之介の「藪の中」みたいな構成をしていて、「木挽町のあだ討ち」の関係者が話す内容だけで完結するし、それなのに面白い。映画の予告で知って、観に行きたいし原作読もう〜と思って読んだから、最初は探偵役の聞き手が真相を解き明かす!的な話かと思っていた。でもこの話のメインは別のところにあって、いい意味で裏切られた気持ちだったし、読後感がすごくいい!映画予告の「あだ討ち」のシーン、すごく綺麗だったからそれはそれで楽しみなんだけど、私はたぶん映画より本の方が好きな気がしている。

    0
    2026年02月22日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ※未読の方へ。ネタバレは見ないほうがいいぞ!!

    面白かった!!!!!読後最初の一言はこれに尽きる。あまり時代ものに興味を持たない自分だけど、ちょうど来週から実写映画が上映されるし評判良さそうだし、と読んでみたら読む手が止まらない。あっという間に読み終えてしまった。

    ミステリ仕立てというのは実写映画に出演している役者が番宣で話していたので知っていたし、正直お与根さんの章あたりでこれはもしかして?と感じていたけれど、最後に全ての真実が明るみになってもその面白さは損なわれなかった。
    何より、タイトル回収が気持ち良すぎる!!座って読んでたら本当に膝叩いてたと思うわ。

    役者小屋の面々の一人ひとり森

    0
    2026年02月20日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    登場人物達のそれぞれの物語がテンポ良い語りで進んで行くから気持ちよく読み進められる。
    時代のやるせなさを感じながらも読後感はさわやかで良い作品に出会えて良かったと感じた。
    映画もぜひ観てみたい!

    0
    2026年02月20日
  • 絡繰り心中<新装版>

    Posted by ブクログ

    永井さんの作品を手に取るのは『木挽町のあだ討ち』以来でした。おもな登場人物は若き日の遠山金四郎、狂歌師の太田南畝、浮世絵師の歌川国貞。この3人が絶妙のチームワークで花魁殺しの真相に迫っていくというストーリー。

    金四郎が笛方見習いとして、木挽町の芝居小屋森田座に出入りしていることといい、彼が事件にかかわる人々に次々と話を聞いていくという話のプロットといい、いずれも『木挽町…』に似ていて、もしかしたらこのデビュー作が下敷きになっているのかもと思いました。

    本作は、時代劇にありがちな「勧善懲悪」の枠には収まらない、江戸の世の身分制度やしきたりに絡めとられた人々の、悲哀がずしんと腹に残るような読後

    0
    2026年02月20日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    2人目でもう泣いた。丁寧に描かれててなかなか核心に迫らないのに全然退屈しない。これがミステリって気がつくのはどのあたりからだろう。初めて読んだ時は全く気が付かなかった。とにかく良かった。ストーリーテリングも最高に上手い。

    0
    2026年02月20日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    読みやすくて凄く面白かった!
    これは映画も観てみたい。
    江戸時代は仇討ちは届出て許可されれば認められていたと知って驚く。家と忠義をを守る為に自分の意に反しても義を貫くという武士の生き方は辛いな…。仇討ちを語ってくれた芝居小屋の人々の過去にも心打たれた。

    0
    2026年02月17日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    面白かった〜!時代小説が苦手な方、普段あまり読まない方にもおすすめ!菊之助をはじめ、登場人物全員が魅力的で、頭の中に自然と映像が浮かんでくるような読みやすさ。インタビュー形式で、徐々に事件の核心に迫っていくミステリー要素あり。
    最後に仇討ちの全貌が分かった時には…思わず涙!
    人生の辛酸をなめてきて、木挽町に辿り着いた人達だからこその優しさが溢れる素敵な結末だった。
    結末まで読むと、タイトルの「あだ討ち」がひらがな表記になっている意味が分かる。

    0
    2026年02月19日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    単行本で2回読んで(2回目は歌舞伎観劇の予習)、今回は3回目。
    単行本と文庫は同じ内容のようだけど、たまに、「この記述ってあったかな?」と新鮮に感じるところがあった。どんどん記憶がこぼれていく悲しさ……。

    今回は、映画化に向けての再読。やはり、涙腺が緩むような、胸が熱くなる物語。やっぱり面白い!
    大河ドラマ「べらぼう」を1年間観終えたばかりで、「あのあたりの時代か」と思い当たるところがちょこちょこあったのも面白かった(火山の噴火や、松平定信の娯楽の禁止など)。これは前回も感じたことだが(と言っても読み返すまですっかり忘れていたのだが)身請けが決まったなじみの花魁の花魁道中のシーンなど、「べら

    0
    2026年02月16日
  • きらん風月

    Posted by ブクログ

    松平定信は息子の定永に藩主の座を譲って隠居の身になっていたが、隠居になってからもあれこれと息子の判断に口を挟みすぎるために、家臣からマジで隠居として部をわきまえて欲しいと要望されていた。拗ねて権現様を巡る旅に出てきたが、そろそろ飽きたので江戸に帰ろうとする途中、栗杖堂鬼卵という絵師および戯作者のもとを通りがかる。

    何ものも混じりそうにない2人の人生と、人生の徒然話。

    0
    2026年02月06日
  • 旅立ち寿ぎ申し候<新装版>

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2026/1/8
    よかった。
    推し作家増えて嬉しい。
    危ういがけっぷちを歩いている緊張感。
    安全な方へ手を引っ張ってくれる人とのやり取り。
    信念を持つ人はかっこいいね。とか。
    早くその人に嫁に来てもらうんだ!!とか。
    読みながらいろんなことを感じる本ありがたい。

    0
    2026年01月12日