永井紗耶子のレビュー一覧

  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    大傑作。本当に面白すぎて聴くのを止められなかった。江戸時代の時代小説×ミステリーという構成で、展開にドキドキしつつ「これが"人情"…!これが"粋"…!」と感激し、ボロボロ泣きながら聴いていた。

    江戸時代の芝居町が舞台で、歌舞伎が題材に出てくるのだけど、『国宝』よりも歌舞伎の源泉のようなものが分かりやすかったように思う。どういう人々が歌舞伎という文化を作り上げてきたのか、歌舞伎がどんなふうに愛されてきたのか…というような。そして同じ歌舞伎を題材にしているので「あっ、これ『国宝』の小説にも出てきた演目の話だ!!」となる部分もあったりして…歌舞伎もまた観てみ

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    2026年04月05日
  • 大奥づとめ―よろずおつとめ申し候―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2026/3/14
    江戸時代のお仕事小説。
    おもしろかったなぁ。別小説で出てきてた祐筆の人が出てたね。

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    2026年04月04日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    木挽町で起こった仇討ち事件。真相を調べるため目撃した芝居小屋の人達に聞き込みをする。仇討ちを遂げた菊之助と証言者たちそれぞれの背負ってきた人生の物語を聞いていくうちにある事件の裏に隠された話を紐解いていく。よくある仇討ちの話かと思ったら全然違う。ミステリーなのに江戸の人情味溢れていて読みやすく最後には心温まる気持ちになる。
    基本はそれぞれの証言者視点のみで語られていくので、実際に聞き込みにきた浪人加瀬について詳しく語られないけど、映画では加瀬を主人公に進んでいくみたいだから、芝居小屋のひとたちとの絡みとかもあってまた違って視点で楽しめそう。

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    2026年04月05日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    映画もとてもよかったので再読。単行本も持っているが文庫でも買ってしまった。映画を見終わってから違いを楽しむのも良い。それぞれの章で話者が変わる形で進み、涙なしには読めない箇所も多々。最初と最後であだ討ちの印象ががらりと変わる。出てくる人みんな優しくて菊之助がかわいがられてて心温まる。久蔵の妻が特に好き。ネタバレなしにみる、もしくは読んでほしいけど、オチを知ってからでも楽しい。時代小説をあまり読んだことがない方でも楽しめるように思う。実写映画ってそんなに期待できない偏見があるが、出演者がほんとうによかった。特に茶室でのあの3人の話し合いは涙を堪えられなかった。笑いと涙のバランスがとても良い。早々

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    2026年04月02日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    木挽町芝居小屋の裏であだ討ちが起きた。それを目撃した芝居関係者達。なぜ仇討ちをしたのか、なぜ仇討ちをされたのか。仇討ちをした菊之助と木挽町の人達との出会いが大きく運命を変えていく。辛い思いをしながらも人に優しく思いやる事ができる。魅力的な人ばかりだった。

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    2026年03月31日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    点と点が章ごとにつながっていき、真相の詳細が読み進めるにつれて明らかになっていく構成が面白かった。そうして明らかになった真相も素晴らしい真相だった。

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    2026年03月31日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    これは面白かった!まんまとハマってしまった。映画化したいと思うのも納得。
    登場人物がひとりの主人公に対して語る、という手法は今までないわけではなかったが、なぜだか新鮮味を感じてしまう。
    それぞれの話も吸い込まれるように面白いし、最後の展開まで飽きさせない。まさにエンタ−テイメントな作品。映画も観てみたい。

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    2026年03月30日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    映画が素晴らしかったので原作に戻ってきた。小説は小説にしかできない、映画は映画にしかできない手法で語られていたことがわかり、それぞれの形態のこの作品がますます好きになった。
    小説として、各登場人物たちの過去が回想形式で深く掘り下げられている点がよかった。各々が各々の地獄を背負い、それでもと集まってきたこの場所で、どうして菊之助を助けるのか、これ以上ない説得力になっていた。
    「己の想いを貫くことの難しさも、道理のままに行かぬ割り切れなさも、この世の中には数多ある。それを嘲笑うのではなく、ただ愧じるのでもなく、しなやかに受け止め生きる人々がいる。そのことが私の背を押し、己の心に従う力を与えてくれた

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    2026年03月30日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    木挽町の芝居小屋で繰り広げられる、ある若き武士のあだ討ちのお話。
    脇役にもそれぞれの過去があり、人生がある。ああ、人生ってなんておもしろいんだろう!
    江戸の語り口はつい声に出して読みたくなる軽妙さ。
    爽やかな読後感に満足。映画も観てみたい。

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    2026年03月30日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    映画を先に見た。小説の方は、登場人物の身の上話しを展開しながら、「仇討ち」の真相があらわになる。
    悪所と呼ばれる芝居小屋に、様々な事情を抱え、辿り着き、自分にできる事を生業に日々を生き抜き、命を全うしていく。その姿勢に涙が止まらない。

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    2026年03月28日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    なるほど、これはめちゃくちゃ面白い!!!!!
    最初はどういうこと?と思っていたことが紐解かれていく感覚もあったし、最後のネタバレ?には感動してしまった。こうだったらいいな。が詰まってた。
    人の繋がりを信じられる話だったな。

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    2026年03月25日
  • 秘仏の扉

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    ネタバレ

    「光の在処」 小川一眞
    「矜持の行方」 九鬼隆一
    「空の祈り」 千早定朝
    「楽土への道」 アーネスト・フェノロサ
    「混沌の逃避」 岡倉天心
    「千年を繋ぐ」 町田久成

    『あの本読みました?』で見て気になっていた本。
    廃仏毀釈の話はあまり知らないので、色々驚いた。法隆寺の秘仏開帳に関わった人たちの人生。これはとても面白かった。岡倉天心以外は名前も知らない人たちだけど、色々興味が出てしまう。永井紗耶子さんは『木挽町の仇討ち』も良かったし、他の作品も読みたいな。

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    2026年03月24日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    珍しく時代物を読んでみた。
    ある人がやり遂げたあだ討ちの話を聞いて歩いている。だから人の語りで物語は進んでく。最初は言葉が読みづらかった。
    何故、誰が聞いてるのか気になるけど最後まで分からない。
    最終章で全てが分かると、すごーく納得。
    仇討ちではなく、あだ討ちなのが理解できた。
    おもしろかった。

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    2026年03月23日
  • 青青といく

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    堅苦しい武家社会で、自由闊達な生き方を貫き通した儒学者、海保青陵。願わくば直に訓を説いて欲しいくらいである。読めば読むほど、弟子や仲間に慕われた彼の人柄が目に浮かぶ。最高潮の第五章に注目。家族の絆に感動。

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    2026年03月22日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    モノローグ形式で物語が進んでいくので非常に読みやすかった。あだ討ち自体のみならず、登場人物たちの背景まで深く掘り下げられていたので、身分制度がしっかり分かれていた江戸を生きている人たちの心情や考え方がリアルに感じられた。真相を知ってから本作品を読み返すと、キャラクターたちがどの部分をうまく語っていたのかが分かって面白い。映画のようにきれいな終わり方で、何度もその読後感を味わいたくなる。

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    2026年03月21日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    「お侍様の世は一筋縄では行きますまい。しかし、まずは御身を大切に。腹を満たして笑うこと。それでも割り切れぬ恨みつらみもありましょうが、そいつは仏にお任せするのも、手前どもの処世術というもので。」
    面白かった〜映画化されたのわかる。映像でも観てみたいと思ったもん。観てないけど(^_^)

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    2026年03月22日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    人情の厚さを感じた。登場人物みながバックボーンを詳細に話してくれる。人の温かさ、非情さ、人間味が溢れる内容で時に泣きながらページをめくった。なぜ話を進める主導者は2年も前の出来事を聞き回っているのか、また芝居小屋にいる人たちはどういう人なのかどういう経験をしたのかをなぜこんなにも詳細に聞くのかが全く分からず、どう終わるのかずっとモヤモヤしながら読み進めていたが、最後に全てが分かりその理由にも心打たれるものがあった。
    江戸時代頃の話のため、昔の言葉が難しく読み進めにくいのかなと想像していたが、話が面白いためどんどん読み進めることができる。
    もう一度読みたいと思った。

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    2026年03月17日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    芝居小屋の面々が「あだ討ち」を語る証言形式で、話を聞き進めるほどにジワジワとミステリー感が出てくる
    最後の証言で真相が明らかになったと思いきや、最後の最後で本人が真の事実を語るという返し方
    技法もさることながら、話の結末もしっくりいくいい作品でした

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    2026年03月17日
  • 青青といく

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    江戸後期の経世家、儒学者の海保青陵。「経世在民」を唱え、自由自在を旨とし、江戸の世に自由な生き方を説いた青陵が亡くなるところから話が始まる。
    彼の最後の弟子である堺屋弥兵衛が、師の遺言である「遺灰は空に撒け」の言葉を胸に青陵ゆかりの人々を訪ね歩くいわばロードストーリー。

    「変人」と評される青陵の人となりがなんとも魅力的。弥兵衛が訪ねる先々で出会う青陵縁の人々が語る彼の逸話がいちいち面白い。
    膠着した武家のしきたりに異を唱え、自由な意見の交換を何より楽しむ姿。前例踏襲の悪弊を説き、変化を求めることの難しさも知りながら、「自由自在」を若い者たちに伝えていく過程。

    そんな師の姿を見聞きし、改めて

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    2026年03月15日
  • 大奥づとめ―よろずおつとめ申し候―(新潮文庫)

    匿名

    購入済み

    徳川家斉時代、つまり江戸城の大奥が一番華やかだった時代の大奥で暮らす女性たちの生きざまを描いた作品。
    家斉が手を付けた女性は数多かった(そして子供も多かった)けど、いくらなんでも大奥の女性全員に手を付けられるわけはなく、
    ほとんどの女性は「お清」
    男子禁制なだけに、駕籠かきなどの力仕事も女性が担っていて、上から下まで職域は様々。
    そのうち、祐筆や呉服の間、御三の間、ご膳所などの女性や、
    城外からも御用達の店や、芸事の師匠も女性。

    各話は短編だけど、少しずつつながってる部分もあって、興味深く読めました。

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    2026年03月08日