鬼頭莫宏のレビュー一覧
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ネタバレコックピットの中に報道カメラが入り、テレビで戦闘の様子を中継するうち、パイロットへの応援メッセージが届きはじめる。
過酷な戦いを終えたアンコは、残された時間でカメラに向かってスピーチをする。
アンコのスピーチは素晴らしかった。
「でも私達は私達の立場が全体の奉仕者であるべきことを理解しているつもりです」
これはナカマがしきりに言っていたことだよね…ちゃんとここで触れてくれている。
残りの子もずいぶん少なくなってしまったな…。
次はカンジ。カンジはコミュニケーションの下手なウシロの友人だから、ここまで生きてきてくれて、ウシロやみんなを支えてきてくれてよかったな…。
父母の建築した沖天楼にこだ -
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ネタバレ前巻に引き続きコモの話。
逃走した敵パイロットをおびき出すため、自分がパイロットだと世間に公表し囮となったコモ。おとなしそうだけど芯のしっかりした子だなあ。
続いて、子どもたちが関係していることも世間の知るところとなる。
ニュースキャスターであるアンコの父親は、自分の娘がこのロボットにかかわっていることを知り、それをテレビで報道することを決める。
アイドルになるのが夢だったアンコはキャスターの父とテレビに出ることを純粋に喜んだ。
この父親も、表面的に見ればひどいことをしていると思われるのかもしれないけれど、親としての苦渋、愛情、仕事人としての責任感がしっかり描かれているので、嫌な気分にはな -
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ネタバレ3巻からの続きのエピソード。
聖母のような千鶴の姉、私にはちょっと理解できないかも…
お姉ちゃん、素晴らしい人かもしれないけど、醜い部分を受け止めてくれる人が身内にいないのは、それはそれでつらい気がするなぁ。
ここにきて、誰か一人、契約していない人がいる?という新たな事実が判明。
仲間割れの様相を呈してきたぞ…。。
次のパイロットは、千鶴と同様に「特定の誰かを殺す」ことを考えていた少年。けれど誰かを殺しても自分が生き残ることはないと知って、彼は違う答えを選ぶ。これまでのパイロットと違って、清濁併せ持った感じのエピソード。
選ばれる順番というか、一人一人の選択の内容のつながりや展開が秀逸だ -
Posted by ブクログ
ネタバレいきなりのシビアな展開。
1巻では「自分たちはヒーローに選ばれた」と思っていた子どもたちが、本当はとんでもない運命を背負わされたことを知らされる。
ゲームに関するルールが次々に明らかにされる。
・ロボットのパイロットは戦闘が終わると死ぬ。
・契約は途中でやめられない。
・負けた場合、戦わなかった場合、もしくは48時間以内に決着がつかない場合、地球は滅びる。
「勝ってこの地球を守って死ぬか、負けてこの地球を失って死ぬか」選択肢はその2つだけ。
さらに、戦闘で巻き込まれた一般人にも被害が及ぶことに子どもたちは気づく。
それを知った子どもたちが残された時間をどう生き、どう戦闘に立ち向かうか。
2 -
Posted by ブクログ
ネタバレ殻都市~を読んで、鬼頭莫宏にハマリ中。カバー折り返しの乙姫のビジュアルにやられました。なんとエロチックな。
この人は生き生きとした女の子も鬱々とした女の子も うまいなあ。
と、上記は1巻を読み終わった時点の感想。以降は全12巻読み終わっての感想。いや重かった。なんか怪しげな噂は目にしていたけどなるべく見ないようにしていたがこれは重い。
1巻のハツラツとした明るい雰囲気も、後で落とすための伏線なのか?
全部読むのは相当覚悟が必要な漫画だなあ。これから読もうという人は精神的にダメージを負う覚悟をして、ネットのネタバレ情報は一切見ないで、できれば読み終わった次の日はお休みで回復をは