鬼頭莫宏のレビュー一覧

  • なるたる(1)

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    原作漫画のほうも噂にたがわぬ鬱漫画だった。
    エヴァンゲリオンやデビルマン、あるいは最終兵器彼女などにも負けないレベルで、
    世紀末、終末、セカイ系だった。

    無駄に元気で少年漫画の主役っぽい女の子が、
    このダークな世界に侵されていく過程も見もので、
    世界はまったく根拠もなく彼女を選んだ、という理不尽さが現れている。

    また、人は増えすぎたんだ、だから……、という、かつて夢想したことのある感情だが、
    これが実現したら? という設定を考え出す能力がすごい。
    セカイ系というのは、世界の存続にかかわってくる世界観にするためのギミックにリアルさがあることが、ひとつの要件なのだとわかった。

    2
    2016年07月13日
  • ヴァンデミエールの翼(2)

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    この作者は「ぼくらの」「なるたる」が有名らしいが、
    読んだことがあるのは「短編集 残暑」のみ。

    線が細く、華奢で、絵そのものが切なさを感じさせる。
    淡々とした描写。
    機械式人形という魅力的ではかない存在。

    話も故意にわかりづらくしているのか、接続詞がない映画みたい。
    しかし全編を通して伝わってくる情感は、驚くほど、濃い。

    「ポーの一族」を少し髣髴とさせる。

    ともかく傑作。
    うまく感想がまとめきれない。

    1
    2016年07月13日
  • ヴァンデミエールの翼(1)

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    この作者は「ぼくらの」「なるたる」が有名らしいが、
    読んだことがあるのは「短編集 残暑」のみ。

    線が細く、華奢で、絵そのものが切なさを感じさせる。
    淡々とした描写。
    機械式人形という魅力的ではかない存在。

    話も故意にわかりづらくしているのか、接続詞がない映画みたい。
    しかし全編を通して伝わってくる情感は、驚くほど、濃い。

    「ポーの一族」を少し髣髴とさせる。

    ともかく傑作。
    うまく感想がまとめきれない。

    0
    2016年07月13日
  • ぼくらの 1

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    全11巻 地球を守るために自らの生命を犠牲にすることを強いられた少年少女たちの物語。各少年少女の背景が様々なのが魅力。悲劇だがカタルシスを得た気がする

    0
    2016年07月08日
  • ぼくらの 11

    ネタバレ

    最後は最後で

    ありだと思った。
    マチがウシロに告白した後、帽子被ったチビに撃たれるのはマジかって思ったけどね。
    最後の方にあった6p分くらい使ったみんなの絵はとても良かった。

    賛否は別れると思うけど良作だと思う。

    1
    2015年09月10日
  • のりりん(1)

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    弱虫ペダルもなるたるも読んで好きな私ですが、鬼頭莫宏さんの人の死なない、それもスポ根漫画はどうなんだろうと思ったけど読んでみると以外!とても面白い!初めてロードバイクに乗るというのがリアルに描写されているし特別にロードバイクに乗るのがうまい訳でもない主人公ってのがとてもいい!読者自身が走っているかのような風を感じ熱を感じた!一気にハマった!

    0
    2015年06月03日
  • なにかもちがってますか(1)

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    作者のコメントで「また小さな世直しを始めます」というような事が書かれていた覚えがあります。漫画の内容はいつものアレです。人は死にます。そして当然面白いです。今後どうなっていくのか楽しみですね。一社くんかわいい。

    0
    2015年01月31日
  • なるたる(10)

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    初めて読んだ時はボロボロ泣きました。のり夫の気持ちを考えると本当に切なくて。
    その後完全にトラウマになりました。今は本に触れる事すら、いや見る事すら怖いです。
    万人にお勧めしようと思える作品ではありませんが、個人的には好きです。

    0
    2015年01月31日
  • ぼくらの 11

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    心に残る作品でした。結末に賛否両論あるかと思いますが個人的には綺麗でスッキリとした終わり方だったと思います。オススメ出来る作品です。

    0
    2015年01月31日
  • のりりん(10)

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    ネタバレ

    (9巻、10巻)
    レースをやらなくても面白かったが、レースをやっても面白い!自転車漫画。ポイ捨てに怒ってレースに出場というのが鬼頭先生の作品らしい。

    9、10巻は自転車レースのカケヒキの面白さ満載。表立った熱血とは違うけど、たまにさらっと言うセリフに気付きがあります。自転車以外でも色々な場面で使えそう。


    なあオレ達はプロじゃない シュミで走ってるだけだ
    1位にでもならない限り 他人はほめちゃくれない
    だからやってることに意味を見出せるとしたら その答えは自分の中にしかないだろ
    桧山さんのことなんてどうでもいいんだよ
    お前程度失うものなんて何もねーよ 何とかしろ(9巻)

    プロはお金を

    0
    2014年12月19日
  • ぼくらの 1

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    なかなかのトラウマ漫画・・・・
    少年少女に課せられた重い使命。
    自らの命を使って人類を守る使命・・・
    今回はラストまで読もう。

    0
    2014年08月21日
  • のりりん(6)

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    ネタバレ

    おすすめ度:90点

    箱根に初ツーリングに出発。でもトラブル続出で、ヒルクライムをすることに。
    ウサギさんチームとカメさんチームの登場人物の個性がでてきて楽しい。
    見栄っ張りの仲間がビンディングシューズを履いていることを忘れてコケたシーンには笑った。

    0
    2014年03月23日
  • なにかもちがってますか(3)

    購入済み

    これはすごい・・・

    BOOKLIVE全部半額フェアやるまで存在すら知らなかったのですが、これはすごい・・・。なんというか、もう、完全に鬼頭漫画ですよコレ。ポイ捨ておじさんが逃げた時の焦燥感はガチでした

    0
    2014年02月08日
  • ぼくらの 11

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    感想。ネタバレ。アニメ全話視聴後に漫画を読み始めたのですが、断然漫画の方が好きですね。特に終わり方。マチとウシロくんの関係性。コエムシの心的成長。
    マチがウシロくんを好きになって、告白して、夜お誘いするシーンは読んでいてかわいらしく、普通の中学生だな、マチが幸せになってジアースの戦いが終わればいいのになと思った矢先の銃殺で…鬼頭先生ふざけんなと思いましたね。でもこのことをきっかけにコエムシが人として成長を遂げるので…マチの死は無駄ではなかったな…と。
    ウシロくんの最終対決ではかなちゃんに暴力をふるっていたことを悔やんでいる描写にウシロも大人になったなと母親のような目で喜びました。ウシロくんが敵

    0
    2013年12月08日
  • なるたる(1)

    こういう風に

    日常から、非日常なことが起こると本当に面白い。
    この話では殺すってこと。
    この重い十字架の背負わされ方がよい。

    0
    2013年10月08日
  • ぼくらの 11

    購入済み

    ただの「デスゲーム」じゃない

    「絶望的なデスゲーム」を題材とするマンガを読破したくて、まずこのマンガを読んだ。

    もう10年ぐらい前の漫画なので、テーマはネタバレではないと思って書いてしまうが、
    これは「戦闘後に必ず死ぬ」というロボットを操縦して戦う子供たちの話。
    細かい点についてはネタバレになるので伏せます。
    また、各巻のあらすじには前巻までのどぎついネタバレが含まれているので、
    これから読もうという人は、あらすじをあまり見ないことをオススメします!

    感想、とにかく衝撃を受けた。
    読む前のイメージは、
    「騙されてロボットに乗せられ、死ぬのが嫌だと絶望しながらも目の前の敵と戦うしかない。
    次が自分の

    4
    2013年10月05日
  • ぼくらの 1

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    アニメ未鑑賞。
    最終話まで、まさに目が離せない展開の連続でした。
    毎巻色々と衝撃的でしたが、一番はワクが死んじゃったとこです。

    0
    2013年08月24日
  • なにかもちがってますか(1)

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    これぞ鬼頭莫宏ワールド。「なるたる」「ぼくらの」以上に人が死ぬのがスピーディ。
    もし私がこの能力を持ってたら、一社くんと同じことを考えると思う。ただしそれで本当の”世直し”ができるのかは疑問だけれど。

    0
    2013年07月21日
  • ぼくらの 1

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    ネタバレ

    夏休みの自然学校に参加した15人の小中学生たちは、偶然出会った風変わりな男とのやり取りの中で「ゲーム」と称して「契約」を行う。
    その「契約」とは、地球の命運をかけて巨大ロボットで「敵」と戦うこと。負ければ地球ごと消滅、そして勝ってもパイロットを担当した1人は必ず死んでしまう。
    契約を行ったのは1人を除く14人の筈だったのだが、戦いが進む中、もう一人の未契約者がいることが明らかになる。

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    ひかりTVのビデオサービスでアニメを視聴し、原作は後半の展開がまるで違うことを知り(というか連載途中でのアニメ化だった)、読んでみました。
    この作者の漫画は絵が

    0
    2013年05月01日
  • ぼくらの 11

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    ネタバレ

    最終巻。
    最後のパイロットとなったウシロ。戦闘に勝利したかと思えたが、コックピットを開けてしまったがために、最後に重い決断を迫られる。

    最後まで残酷な展開だった…。
    たくさん、たくさんの人が死に、戦いはすっきりと終了したとは言い難い。
    それでも、読後感はどこかすがすがしい。

    結局ゲームは次元を変えて続いてゆき、何の意志によるゲームなのかは最後まで明らかにならない。
    コエムシは言う。
    「ただの自然現象だよ」

    …たしかに、極端に残酷な例であるだけで、似たような現象は今のこの地球上でも絶え間なく続いているのかもしれない。
    誰かの存在を生命を犠牲にしてほかの誰かが生きながらえていく、そしてその誰

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    2013年09月16日