鬼頭莫宏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ(1~2巻の感想)
自転車嫌いの主人公が、ロードバイクにハマっていく話。
他の鬼頭作品とは一線を画す爽やかなマンガに仕上がってますが、独特の明朗快活な物言いは健在です。
ロードとはどういうもので、どういうことに注意しなければならないのか。
真偽のほどはわかりませんが、初心者にもわかりやすく書いてあります。
そして何より、登場人物(輪)がロードバイクを本当に楽しそうに乗っているところ!!
ロード初心者の主人公についても、わざとらしくなく、少しずつ、自然に面白さを知っていく感覚の描写が巧みです。
ただの入門マニュアルにはなっていません。
これはやりたくなりますね!! -
Posted by ブクログ
私は原則として、「命」を題材にした作品に高い評価をしません
「命」という最も大切な物をテーマにして書き上げた作品が
つまらない物であるはずがないと信じているからです
そんな私が例外的に高い評価を与えるのが、この作品です
異界から攻め入ってくる謎のロボット
戦う事ができるのは同じ謎のロボットだけ
でもそのロボットは駆動する度にパイロットの命が代償になる
そしてそのパイロットは子供達
死の恐怖と向き合いながら、それでも戦いに臨む子供達
彼らひとりひとりの内面が、実に丁寧に描かれています
悩み苦しみ葛藤し、それでも自分なりの答えに辿り着き、
戦いに臨む彼らは、儚くも美しく強く輝いて見えました
これほど陰鬱になりそうな設定にも拘らず、
むしろ爽やかな感動を与えてくれる素敵な作品です -
Posted by ブクログ
ネタバレ巨大な人型兵器「ジアース」に乗って、地球の存亡を賭けて敵と戦う。
戦闘に勝っても負けても、引き換えにパイロット1人の命が失われる。
過酷な運命を背負わされた15人の少年少女たちの物語もいよいよ最終巻。
小・中学生にとんでもないものを背負わせてます。
個人的には、幼稚な選民思想を振りかざす者の存在や性と暴力の描写でムナクソ悪くなる前半より、敵の正体がわかる5巻以降が、俄然話に深みが増すので好きです。
自分の死を前に、もうすぐ産まれる弟を思う阿野万記。
義理の兄に寂しさを感じさせないためにあえて虐待を受ける宇白可奈。
田中一尉、関さんの軍人魂を全うした死に様も立派でした。
最後のパイロット・宇白順の痛すぎる選択・・・・・・!!!
「あなたは好むと好まざるとにかかわらず、もうすでに生命の犠牲の上にある。だからそのことに感謝して、その犠牲の上にある自分を有効に使いなさい。」
「だからわたしの死が、悲しい話としてだれかの目にうつるのなら、他の子供の特別じゃない死にも、みんな想像力がはたらくといいなあって」
これはもうぼくにとっての忘れられないマンガのひとつです。