鬼頭莫宏のレビュー一覧

  • ぼくらの 3
    カコは、死を怖れる姿勢については一番人間らしかったかなぁと個人的には思う。
    千鶴は…悲しい。復讐をすることが許容される状況であり、それを容易くできる力を手に入れてしまったら、人は自分の復讐心を制御できるのか。
    この漫画は、人間が描かれている。そう思う。
  • ぼくらの 11
    あんまりすっきりしないって聞いてたけどこれはこれで個人的には満足だなーと思った。
    宇白は、なにも事情を知らなければ悪魔、鬼畜と思える行為を選択し、それに及んでまでも、自身の世界を守るためにジアースを動かした。それに一番感動したな。
    やっぱりこーゆー、「戦いたくないのに戦わなくちゃいけない」という理不...続きを読む
  • ぼくらの 11
    話は全体的に暗いが内容は面白い。

    時間軸的に、エヴァ→ぼくらの→未来日記と流れていったのかなと。

    ロボットものと思いきや人間ドラマものです。

    分別のある中学生に読んで欲しい作品w
  • のりりん(1)
    自転車マンガです。しかし、単に根性だけで自転車をこぎまわして、勝負をする作品ではありません。現実の自転車メーカー、一般ユーザーたちがかかえている負の特徴にも、目を向けています。もちろん、それだけでなく、自転車にのることの楽しみも描かれています。
    作者さんは自転車が、なんやかんやで好きなんだと思います...続きを読む
  • ぼくらの 11
    後味が悪い。もやっとする。読み終わったあとにぼーっと考え込まされてしまう。鬱屈してるのにどこか爽やかな漫画。
  • のりりん(4)
    自転車の購入を検討している方、必見。
    今回は自転車(特にロード)の購入する際の
    検討すべき点が説明されています。
  • ぼくらの 2
    なんということだ…。
    まさかこんな…。
    1人1殺のドラマだったとはな。
    (「殺」は己と敵、双方に対するものだが)
    毎回がエヴァの5巻…。
    エンドレスの切ない結末、そしてまた。
    ダイチィィィ!!!
    ナカマァァァ!!!
    うぁぁぁぁぁ
  • ぼくらの 1
    セカイ系と称されているが、むしろセカイ系のフォーマットを利用して進化させたように感じさせる。


    戦っても死ぬ、戦わなくても死ぬ。どちらにしても「死」の運命にある無秩序状態の中で少年少女達は自分とは別の繋がり(社会)に何かを見いだして戦うのだ。


    セカイ系に顕著な自意識を社会にしか見いだせないよう...続きを読む
  • ぼくらの 1
    私は原則として、「命」を題材にした作品に高い評価をしません
    「命」という最も大切な物をテーマにして書き上げた作品が
    つまらない物であるはずがないと信じているからです
     
    そんな私が例外的に高い評価を与えるのが、この作品です
     
    異界から攻め入ってくる謎のロボット
    戦う事ができるのは同じ謎のロボットだ...続きを読む
  • ぼくらの 11
    巨大な人型兵器「ジアース」に乗って、地球の存亡を賭けて敵と戦う。
    戦闘に勝っても負けても、引き換えにパイロット1人の命が失われる。
    過酷な運命を背負わされた15人の少年少女たちの物語もいよいよ最終巻。

    小・中学生にとんでもないものを背負わせてます。

    個人的には、幼稚な選民思想を振りかざす者の存在...続きを読む
  • ぼくらの 1
    これを読み終わったあとのやるせなさ・・。
    ロボット系漫画は少し苦手なのだが
    ぼくらのはすんなりと読めた。
    人物同士の絡みの描写が細かい。
    かなり重たい内容をサラっと描いてる
    感じ。
    何の罪もない未来のある子供達が
    戦って、死んでいくのに対し
    チズを妊娠させた先生が社会的制裁を
    受けずにのうのうと生き...続きを読む
  • なるたる(1)
    子供なりに精一杯考えているのだよ。たとえそれが間違っていても。

    後半の竜の子が世間に知れ渡ってからの軍事介入や人々のリアクションは時間がなかったのか、超早回し。
    その辺はぼくらのでまとめ直した感があるので、それを見るとわかりやすいかも。
  • ぼくらの 1
    巨大ロボット、パラレルワールドと本格的SFの要素がありますが、やはり鬼頭さんなので、そこは、かなりの屈折した登場人物達の葛藤があります。
    テーマはF・ブラウンの「闘技場」かなぁ
  • なにかもちがってますか(1)
    特殊な能力があるが自分は特別じゃないと思っている日比野。
    特殊な能力はないが自分は特別だと思っている一社。
    二人で世の中を正そうと…みたいな話。

    一社が言っていることは、できる人間からすれば正論のような気もするし、完全に否定することは難しい。屁理屈という言葉ですますのはずるい気がする。ただ、日比野...続きを読む
  • なにかもちがってますか(1)
    これはいい!一社のとても中二的な発想とか、光の人を憎めない性格が相まって葛藤っぽい葛藤が繰り広げられている。しかし私の中の一社のイメージが完全に夜神月(笑)自分で能力を使えないってあたりは違うけど、極端な正義思考とかとてもそっくりだと思う。だがそこがいい。
    20年計画も一部盛り込まれてるあたりが何と...続きを読む
  • ぼくらの 2
    セカイ系とくくってしまえばそれまでなんだけど。
    エヴァの二番煎じといえばそれまでなんだけど。

    でも、アッツイ!!これはいい。

    あくまでもロボは器でしかなくて、そのなかで

    何を成すのか、子供たちはなにをするのか。

    ストーリーがしっかりしているから、感情移入できる。

    今まで思ってきたものや感じ...続きを読む
  • のりりん(2)
    これ、自転車が趣味じゃない人にこそ、読んで欲しいなぁ~! もちろん自転車趣味の人にもオススメです! 「お母さん」がイイ味出してます。^^;
  • なにかもちがってますか(1)
    「また、ささやかな世直しごっこを始めようと思います」

    絶対にハッピーエンドにはならない。
    それはわかっていても、非常に先が気になる。
  • ぼくらの 1
    突然突きつけられた死に向き合う子どもたちの話。重いテーマ。ストーリー作りが非常に繊細で、伏線の仕込み方など「仕掛け」が絶妙。SFとしても楽しめる。一時期流行ったエヴァ派生(セカイ系)のように見えるが、全然違う。オススメ。
  • なるたる(1)
    たまに空しい時に読みたくなり、全巻読後に更なる空虚感を得る漫画。ひろちゃんのギリギリな想いに、のり夫の鶴丸への一途な想いや最期の悔しさ、ぜんぶやり切れなくて悲しい。

    元々地球は人なしでも生きていける存在で、そこに私達が生きることに特別な意味なんてないから、死ぬまでの毎日、自分が思う今日を生きればい...続きを読む