鬼頭莫宏のレビュー一覧

  • ぼくらの 10

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    ネタバレ

    マチの正体が明かされ、同時にこのゲームの終末(勝利が確定した場合)のことが知らされる。

    ウシロとマチは、今までに死んだ仲間たちの家族のもとをめぐる旅に出る。
    彼らの生き様を、きちんと伝えるために。

    あっという間に何人も死んでいってしまったけれど、ここで一人ずつの姿を振り返ることができて本当に良かったと思う。
    とくに印象の悪かった子たちについても、きちんと汲んでくれていて、ただただ泣けた。
    死にゆく者だけでない、残された者にも壮絶な運命だ。
    ただただ、残された人たちが穏やかに暮らしていけることを祈る。


    9巻までに比べるとゆっくりと時間が経っていたように感じる10巻だったけれど、最後にやっ

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    2013年04月11日
  • ぼくらの 6

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    ネタバレ

    地球の、宇宙の生き残りをかけて襲い来る敵と戦う。
    勝てば、相手の次元の地球(宇宙)が滅び、負ければ、自分たちの次元の地球(宇宙)が消滅する。
    戦いが終わったら、勝っても負けても、パイロットは死ぬ。

    ここまで、少年少女のいろいろな戦いと死を見てきて、もし自分だったら、地球を救うためとはいえ、自分の手で誰かを殺めるくらいなら死んだほうがましだ、とか思っちゃうかもしれない…とぼんやり思い始めていた。

    だから、キリエの「自分たちが生き残るべきかわからない」「自分は正義かもしれないけど、相手も正義かもしれない」という考えはすごく理解できたし、偽善的と言われるかもしれないけれど共感した。


    「あなた

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    2013年04月11日
  • ぼくらの 3

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    きわめて理想的な死にざまが示された2巻のあとの3巻。

    実に人間的な2人が描かれている。
    死ぬのが、戦うのが嫌で、自暴自棄になった少年。
    どうせ死ぬのなら、力を得たなら、と復讐を企てる少女。
    どちらも、きわめて人間的で、とても、悲しい。
    でも、この2人の感情は痛いほど理解できる。
    だから余計に悲しい。

    また、ここから国防軍という「大人」「国家」の介入が描かれる。
    子どもだけの話かと思ってたけど、意外にしっかりしたスケールの話なのかな。

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    2013年04月10日
  • なるたる(1)

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    いわゆるセカイ系。
    サブカル好きな人は大好きだろうなあと思う。

    テレビでアニメが流れているのをぼーっと見て、衝撃を受ける。
    恐らく2話だったと思う。
    え、これアニメにしちゃっていいの?何これ?グロ…とはじめは混乱したものの、ものすごく興味を引かれ読んでみることに。

    必死になって最後まで読み進めてしまう。続きが気になって仕方ないタイプの漫画。
    終盤に伏線がどんどん回収されて、あーそういうことだったんだ、と納得。

    最後のシーンがすごい。読み終えた後のあの感覚。他ではなかなか味わえないと思う。
    一気にガーッと読んで最後でボーゼンとするのがオススメの読み方。
    ぼくらのより好み。

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    2013年04月08日
  • なにかもちがってますか(1)

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    これは…
    青春モノと見せかけて、まーた人がゴスゴス死んでいきます(´Д` )
    なるほどやっぱり『ぼくらの』『なるたる』の人の作品。
    キツイ展開に、読みながら天を仰ぐ事数回。
    どうあがいても鬱展開しか待ってなくて、うわーやだーもうやだーと思いつつ、続きを読みたい…

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    2013年03月16日
  • なにかもちがってますか(3)

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    重い命題と実際に行っていることのギャップと軽快な展開。考えようによっては救いようのない身勝手な話が、ぎりぎりで後味悪くならずに済んでいる、このバランス感覚。とはいえ「なるたる」と「ぼくらの」の作者だから、いきなりバランスが崩れてひたすら鬱展開になる可能性が大いにあるわけですな。新キャラ登場で、その可能性が更に高まった……!うーむ。怖いもの見たさで買い続けてしまうんだよ、結局。

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    2013年01月25日
  • なるたる(12)

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    未レビュー消化。どうしようもねぇ世界で精一杯まっすぐ生きてきた少女の話。秕の人生は大好きな人を失うことが多かった。最初に母から捨てられ、友を失い、最終的にすべてを亡くした。亡くしたからこそ産み出せる、クリの言っていた代替がきくからこそ命足りうるというセリフは鬼頭先生の一貫としたメッセージだけど最初は納得できなくて何回か読み返しました。
     あれだけ自分を否定しながらも精一杯に生きてきた秕が最終的に自己を認め、残された世界で生きようとするなか、ああいった終わり方を描ける鬼頭先生はブレない人だなと思いました。無くてもよい存在だからこそ頑張る そう自分に言い聞かせてます

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    2013年01月22日
  • のりりん(6)

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    のりりん読むとロードバイクにのってみたくなります。
    今回の回は更に乗りたくなるような話でウズウズしました。

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    2013年01月08日
  • のりりん(5)

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    おすすめ度:90点

    ロード自転車の組立て完成。自転車通勤の自転車生活が始まる。
    仲間でツーリングに出発。出発時のワクワク感が楽しい。

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    2012年12月16日
  • のりりん(4)

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    おすすめ度:90点

    ついにロード自転車を購入することに。そこにもさまざまな問題が。
    ブームとなっている自転車。交通規則の問題や公道を乗る意識の問題なども提起される。

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    2012年12月16日
  • のりりん(2)

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    おすすめ度:90点

    ひょんなことからスピード競争をすることになり、自転車通勤で練習。
    ロード特有の服装を着ることが恥ずかしくて、嫌々ながらその恰好でコンビニに行くシーンは笑った。

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    2012年12月16日
  • のりりん(1)

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    おすすめ度:90点

    自転車との出会いと新たな人々との出会い。
    自転車に乗っている爽快感の味わい。そんな味わいの見事な表現力。
    主人公が自転車に妙な嫌悪感を持っていることは何か訳ありのようだ。

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    2012年12月16日
  • のりりん(1)

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    30なったら男は自転車でしょ。
    数ある自転車漫画の中でも日常感あふれる漫画です。
    主人公が最初は自転車嫌いなスタンスというのも異色。
    初心者向けの話かと思えばマニアな単語も出てきたり、作者の趣味全開なんだろーなー。

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    2012年09月24日
  • のりりん(1)

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    主人公が自転車について何も知らない状態で、自転車の知識を交えながら話が展開していくので、自転車入門漫画としてオススメできると思いました。
    輪ちゃんが可愛いです。自転車に乗る女子良いですね。

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    2012年09月18日
  • のりりん(4)

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    この巻もおもしろく読ませてもらいました。もう、一気に読んじゃう感じです。この巻で印象に残ったのは、自転車を「よくわからないけど楽しそうだから始めてみよう」っていう人を見る、自転車に割と昔から好きで乗ってる人の目線、言い分。「グレーゾーンだからいいんだ、遊べるんだ」っていう人は、僕の知り合いでも何人もいて、僕もその恩恵に預かってるのでやっぱり規制が厳しくなってくのはメンドウだなと思いつつ、早くもっと進んで、例えばコペンハーゲンみたいに自転車高速道路なんてものができたりして自転車に乗りやすくなってくならいいな、とも思ってたりします。これからそうなっていく展開もあるのかな。今後も楽しみな1冊でした。

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    2012年08月20日
  • のりりん(5)

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    仲間と自転車を始めることになって、初めてのツーリング!奥多摩トレックリングでもみんなと出発する「一こぎ目」ってホント特別ワクワクする瞬間だったりして、そしてその後の道中でもみんなで声かけ合って走ってるのが本当に楽しいんだよなぁ、あぁはやく奥多摩に行きたい!と思った一冊でした。^^
    うん。僕は僕のやり方で、もっとみんなに自転車の楽しさを伝えるんだ。うん。

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    2012年08月18日
  • のりりん(3)

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    2巻より先に届いてしまったので先読み。自転車に乗ってる人と、自転車に乗り始めたばかりの人のレース展開がおもしろかったです。自転車って、人の機動力を何倍にもしてくれるけど、画一的に○倍になるわけじゃなく、それぞれの自転車やパーツで全然変わってくる。それも楽しみの一つなんだよな~とか思いながら読んでました。いつもクロスですが、ロードもやっぱどっかで手に入れてみたいな~☆

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    2012年08月18日
  • のりりん(5)

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    一漕ぎめのなんとも言えない快感とか、時間と場所を置き去りにする感覚(これは4巻で描写)とか、言葉では伝えにくい感覚を漫画的描写で巧みに伝えていると思う。
    というか、バトルでも萌えでもない自転車漫画ってだけで価値があるよね。今後にも期待。

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    2012年07月29日
  • ぼくらの 8

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    アンコは立派。
    アンコが死の間際、カメラを向けられていてもしっかりと話す様子を見て、やっと娘の成長を理解した父親。子供を養うために仕事に忙殺され、結果として子供と向き合えなく(目を向けられなく)なってしまっていたのか。切ない。

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    2012年07月09日
  • のりりん(1)

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    ネタバレ

    (1~2巻の感想)
    自転車嫌いの主人公が、ロードバイクにハマっていく話。
    他の鬼頭作品とは一線を画す爽やかなマンガに仕上がってますが、独特の明朗快活な物言いは健在です。

    ロードとはどういうもので、どういうことに注意しなければならないのか。
    真偽のほどはわかりませんが、初心者にもわかりやすく書いてあります。

    そして何より、登場人物(輪)がロードバイクを本当に楽しそうに乗っているところ!!
    ロード初心者の主人公についても、わざとらしくなく、少しずつ、自然に面白さを知っていく感覚の描写が巧みです。
    ただの入門マニュアルにはなっていません。
    これはやりたくなりますね!!

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    2012年11月22日