鬼頭莫宏のレビュー一覧
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ネタバレマチの正体が明かされ、同時にこのゲームの終末(勝利が確定した場合)のことが知らされる。
ウシロとマチは、今までに死んだ仲間たちの家族のもとをめぐる旅に出る。
彼らの生き様を、きちんと伝えるために。
あっという間に何人も死んでいってしまったけれど、ここで一人ずつの姿を振り返ることができて本当に良かったと思う。
とくに印象の悪かった子たちについても、きちんと汲んでくれていて、ただただ泣けた。
死にゆく者だけでない、残された者にも壮絶な運命だ。
ただただ、残された人たちが穏やかに暮らしていけることを祈る。
9巻までに比べるとゆっくりと時間が経っていたように感じる10巻だったけれど、最後にやっ -
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ネタバレ地球の、宇宙の生き残りをかけて襲い来る敵と戦う。
勝てば、相手の次元の地球(宇宙)が滅び、負ければ、自分たちの次元の地球(宇宙)が消滅する。
戦いが終わったら、勝っても負けても、パイロットは死ぬ。
ここまで、少年少女のいろいろな戦いと死を見てきて、もし自分だったら、地球を救うためとはいえ、自分の手で誰かを殺めるくらいなら死んだほうがましだ、とか思っちゃうかもしれない…とぼんやり思い始めていた。
だから、キリエの「自分たちが生き残るべきかわからない」「自分は正義かもしれないけど、相手も正義かもしれない」という考えはすごく理解できたし、偽善的と言われるかもしれないけれど共感した。
「あなた -
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いわゆるセカイ系。
サブカル好きな人は大好きだろうなあと思う。
テレビでアニメが流れているのをぼーっと見て、衝撃を受ける。
恐らく2話だったと思う。
え、これアニメにしちゃっていいの?何これ?グロ…とはじめは混乱したものの、ものすごく興味を引かれ読んでみることに。
必死になって最後まで読み進めてしまう。続きが気になって仕方ないタイプの漫画。
終盤に伏線がどんどん回収されて、あーそういうことだったんだ、と納得。
最後のシーンがすごい。読み終えた後のあの感覚。他ではなかなか味わえないと思う。
一気にガーッと読んで最後でボーゼンとするのがオススメの読み方。
ぼくらのより好み。 -
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未レビュー消化。どうしようもねぇ世界で精一杯まっすぐ生きてきた少女の話。秕の人生は大好きな人を失うことが多かった。最初に母から捨てられ、友を失い、最終的にすべてを亡くした。亡くしたからこそ産み出せる、クリの言っていた代替がきくからこそ命足りうるというセリフは鬼頭先生の一貫としたメッセージだけど最初は納得できなくて何回か読み返しました。
あれだけ自分を否定しながらも精一杯に生きてきた秕が最終的に自己を認め、残された世界で生きようとするなか、ああいった終わり方を描ける鬼頭先生はブレない人だなと思いました。無くてもよい存在だからこそ頑張る そう自分に言い聞かせてます -
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この巻もおもしろく読ませてもらいました。もう、一気に読んじゃう感じです。この巻で印象に残ったのは、自転車を「よくわからないけど楽しそうだから始めてみよう」っていう人を見る、自転車に割と昔から好きで乗ってる人の目線、言い分。「グレーゾーンだからいいんだ、遊べるんだ」っていう人は、僕の知り合いでも何人もいて、僕もその恩恵に預かってるのでやっぱり規制が厳しくなってくのはメンドウだなと思いつつ、早くもっと進んで、例えばコペンハーゲンみたいに自転車高速道路なんてものができたりして自転車に乗りやすくなってくならいいな、とも思ってたりします。これからそうなっていく展開もあるのかな。今後も楽しみな1冊でした。
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ネタバレ(1~2巻の感想)
自転車嫌いの主人公が、ロードバイクにハマっていく話。
他の鬼頭作品とは一線を画す爽やかなマンガに仕上がってますが、独特の明朗快活な物言いは健在です。
ロードとはどういうもので、どういうことに注意しなければならないのか。
真偽のほどはわかりませんが、初心者にもわかりやすく書いてあります。
そして何より、登場人物(輪)がロードバイクを本当に楽しそうに乗っているところ!!
ロード初心者の主人公についても、わざとらしくなく、少しずつ、自然に面白さを知っていく感覚の描写が巧みです。
ただの入門マニュアルにはなっていません。
これはやりたくなりますね!!