鬼頭莫宏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこの物語の舞台である装置によって物語が生み出される狂った街についての話が80ページほど続き、7本目の章以降から本格的に物語が始まるといった構成。野井奈緒という少女の死はこの街においては特異な死、つまり「物語とならない無意味な事故死」であり、これに意味を与えようとする(物語にしようとする)クラスメイトたちとそれを傍観する「ぼく」といった内容。
感想としてはとにかくメタ。この本の物語全体は主人公「ぼく」が作ったメタ的記録としての「物語」であり、太字で書かれた19+1の章と冒頭のページが「物語」より1つ上の次元から書かれた「物語」だというのが本作の肝、というか重要な仕掛けである。
読んでいる途中で最後の章でやりたかった仕掛け(メタのメタ)がなんとなく予想できてしまったのと、個人的にはもう少し物語に厚みが欲しかったと思ってしまったので星-1にした。とは言っても全体的に読みやすく非常に面白かったし、メタを用いた新鮮さもあったため良作だと思う。
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Posted by ブクログ
一巻でどう終わらせるのかと思ったけど、結構まとめてきたな…不完全燃焼な感じだけど。桜山とお母さん達の過去とか心情とかはもう少し描いてほしかったな…それにもう暫く話が続いてほしかった…。登場人物の過去とか心情が端的に示されて、何となくは全体がわかるけど。
ハルはこの弟にしてこの姉ありなのか…社会不適合な何かの天才なのかな。ニコが複雑な心境を誰かとわかちあえたらいいな…桜山は面倒見よさそうだけど。イッサは案外自分のせいで母親を狂わせたのにショック受けてそう…でも、飲み込めてはいるのかな。
一夏ならぬ、一春の冒険みたいだったな…まあ、終わってない感じだけど…イッサとミツがどうなっていくのか気になる! -
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人生
ひとりひとりの短い人生と家族への思い。つらい話ばかりで息が詰まる。
市街地での戦いで家や人を押し潰してしまい多数の被害が出てしまう。恐ろしい…
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無料版購入済み
死に対する恐怖と生に対する絶望を持った子供達。武力を持つ大人達がなんとか事を納めようと出てくるがあっさりと敗北する。巻き込まれた子供達を助けようとする者は誰もいないのがつらい…
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ネタバレ 購入済み
全巻読んでの感想
結局、全巻購入してしまいました。
1巻で書いた、主に絵の違和感は相変わらず。
キャラのデザインは最後はかなり慣れたものの、やはり丁寧な描画と適当っぽい描画が混じっている気がする。
また、戦闘シーンの動きが全くダメなのも相変わらず。
また、作者の趣味で無意味に凝った車や兵器のデザイン等、さらには反米的な思想がうかがえる点等、なんだかなあという思いも感じた。
ただ、これらに関しては、今にして思えば「この物語自体、現実とは少しずれた別の地球」という事なのではないかと思う。
そう考えると、微妙なズレも全てキレイに説明が付く。
主人公たちのキャラ設定、これも中1と言うのはやはり無理があると思った。
中3~高1くらいの設定であれば、いろんな面でつじつまが合うんじゃないだろうか。
で、肝心のストーリーだが、個々の人間描写がすごく深く、特に後半は戦いよりそちらの方がメインテーマとなってきている。
敵を倒す最後の瞬間と、操縦者が亡くなる瞬間の描写が、後半からはほぼなくなっているのもより情緒的。
残酷な現実を前に、様々な受け止め方をし、様々な反応をする子供達。
より残酷な事実が少しづつ明らかになるにつれ、心の葛藤なども含めた描写はかなり深い。
もっとも、中1ならもっと単純に現実逃避をする人の方が多いような気がするけれど。
色々突っ込む点も多いが、独特の世界観で、深層心理まで深堀りしている点は極めて個性的で、評価できる作品だと思う。
ただ、もう少し細部をブラッシュアップすれば、よりすごい作品になるだろうなとも感じたのも事実。 -
無料版購入済み
背景設定がすごい
独特な雰囲気。
まず読み始めて「まどマギじゃん」と感じた。
魔法少女が中学1年の少年少女に変わり、ロボットマンガ?になったような感じ。
ご丁寧にキュゥべえみたいなのまで登場する。
これは相当影響を受けているなと思ったが、調べてみると本作の連載が2003年11月からで、まどマギの放送が2011年1月から。
となると、逆にまどマギが本作の影響を受けている可能性が高い?
そう考えると、本作の発表当時としては非常に斬新な発想の作品だと言えるだろう。
話が進むにつれてどんどん明らかになる冷たく残酷な設定は圧倒的。
1話ごとに1人のキャラクターを深く掘り下げて描写するやり方は「鬼滅の刃」にも通じる面があるし、そこで描かれる重さ(と古さ)は(線の細さもあいまって)山本直樹のマンガにも通じるせつなさ、やりきれなさがあるように思える。
もちろん、エヴァの影響も大きいだろう。
さらに、後の作品で言えば「まどマギ」「結城友奈は勇者である」「世界鬼」あたりが似た雰囲気。
ただ、気になる点も多い。
・キャラ絵とメカのデザインが古い
絵の線が細く、パッと見では古さは感じない。
が、一部キャラクターの顔などは、いかにも古い。これで中1とかありえないだろうという見た目のキャラも複数いる。
車や兵器などのデザインも古く、作者が好きだったという松本零士の影響を強く感じるし、メカオタ、ミリオタ度がにじみ出ている。
・動きのシーンが下手
ロボットマンガ?として致命的なくらい、動きの描写が下手。
戦闘中に何がどうなっているのかわかりづらいシーンが多々ある。
・登場キャラが個性的過ぎる
1話目は極めて真っ当な中1の少年だったが、マンネリ化を防ぐためか、その後のキャラの多くが考え方や生い立ちなどで中1としては特殊過ぎる。
・キャラの描き分けが今一つ
普通にキレイに描かれているキャラと、そうでないキャラが混在している感じで、男女の区別がつかないキャラや他人との描き分けがうまくできていないキャラもおり、混乱する。
・設定の時代背景があいまい?
町並みや登場キャラはやや古く、昭和末期の雰囲気。
一方、車は松本零士的な未来風のものと、プリウスやBMW、アルファザガート、軽トラなどの既存車種が混在しており、違和感がある。 -
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どう生きどう死ぬか
夏休みの臨海学校に訪れていたそれぞれ学校の違う十五人の子供たちは洞窟の探検中に一人の男と出会いロボットに乗って敵を倒すゲームをやらないかと持ち掛けられる。
軽い気持ちで契約した子供たちだったがゲームではなく実際に操縦して敵を倒すものだった。
その男、ココペリが試しにやるのを見た子供たちは次に自分たちがやることになり、ワクというサッカー少年が操縦席に向かい見事勝利を収める。
しかしその後彼は死亡。
その後に乗ったコダマも何とか敵に打ち勝ったあとに息を引き取ってしまう。
動揺する彼らにコエムシが告げたのはこのジアースと名付けられたロボットは操縦者の命と引き換えに一回駆動するという残酷なものだった。
いつ自分が死ぬかわからない中で日常を過ごす子供たち。
ある少年は残された家族が少しでも不便のないように過ごし、ある少女は自分で背負うという覚悟を日常生活の中で決断するようになる。
しかしあまりの事についに国防省が出てくることになる。
しかし実際の戦闘では空母や戦闘機も役に立たず結局子供たちが戦うしかないのだった……。
子供たちが危ない目にあっているのに何もできず任せるしかない大人たちの無力感がやるせない。
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つらい
夏休みに過疎が進む海辺の村で開かれた学習交流自然学校に参加した十五人の中学生たちと小学生の子供は、探検中に見つけた洞窟で一人の男に出会う。
その男は自らをココペリと名乗り子供たちにロボットに乗って敵を倒すゲームをやらないかと契約を促し子供たちはそれに乗る。
ただのゲームだと思っていたがそんな彼らの目の前に巨大なロボットが出現。
そして目の前に現れたコエムシという奇妙なぬいぐるみのような生き物によってロボット内部に転送される。
ココペリが戦うのを見た子供の一人ワクが戦って見事撃退させるがその後彼は死亡。
その後は選民思想の激しい父親に育てられたコダマが戦うもその戦闘中に父親を巻き込ませて死なせてしまい悲しみに明け暮れる暇もなく戦う。
なんとか勝利を勝ち取るが彼も死亡してしまう。
動揺する彼らに対してコエムシが告げたのはジアースと子供たちに名付けられたこのロボットは操縦者の命と引き換えに駆動するというものだった……。
残酷なのはいうまでもないが年端もいかない子供たちに契約の際のいろいろな確認まで気が回らなそうだしゲームにしか見えないあの状態でそれをやらせるのは悪意があるなぁと思った。
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名作
夏休みに学校の枠を超えた臨海学校に参加した中学生の男女が地球にやってくる未知の敵と戦う運命を背負ってしまうSFロボットものの第一巻。
過疎の進む海辺の村で学習交流自然学校が開かれた夏休み。
そこに15人の中学生と小学生が参加した。
和気あいあいという雰囲気で自然を満喫していた彼らだったが、参加者の一人、町洋子が見つけた洞窟に探検に行くことになる。
すぐに行き止まりがあるという予想に反して奥深くまで続いている内部に入っているとそこには大量のパソコンがあった。
そのすぐあとにそこを住処にしているらしいメガネをかけた男に遭遇する。
その男からゲームをしないかと持ち掛けられる子供たち。
内容は巨大ロボットを操縦して地球にやってくる敵を倒すというものだった。
軽い気持ちでその契約を交わし男が試しにやるゲームを観戦する子供たち。
しかしそのゲームが終わった後男は消え洞窟もなくなっていた。
夢を見たのかと思っていたが、子供たちの前に巨大ロボットが現れて……。
アニメ化もした名作。
過酷な運命に翻弄される子供たちを見ているのはつらいが面白かった。