名称未設定さんのレビュー一覧
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購入済み
ただの「デスゲーム」じゃない
「絶望的なデスゲーム」を題材とするマンガを読破したくて、まずこのマンガを読んだ。
もう10年ぐらい前の漫画なので、テーマはネタバレではないと思って書いてしまうが、
これは「戦闘後に必ず死ぬ」というロボットを操縦して戦う子供たちの話。
細かい点についてはネタバレになるので伏せます。
また、各巻のあらすじには前巻までのどぎついネタバレが含まれているので、
これから読もうという人は、あらすじをあまり見ないことをオススメします!
感想、とにかく衝撃を受けた。
読む前のイメージは、
「騙されてロボットに乗せられ、死ぬのが嫌だと絶望しながらも目の前の敵と戦うしかない。
次が自分の番かと脅え続ける絶望的なストーリー」だった。
読後の今として、それをどう否定していいか悩む。
間違いではないと思う。だが、何かが決定的に違う。
そこはぜひ読んで感じ取ってもらいたいと思う。
子供に残酷な運命を背負わせる、だなんていかにも流行りそうなストーリーだと思っていたが、
話題性をさらうためのものではなかったことは読めばわかる。
子供だからこその価値観、夢の描きかたが素晴らしかった。
もっとも、各々の生い立ちや家庭事情などはあまりにもドラマティックすぎるし、
登場人物のほとんどが中学生としてはしっかりしすぎている。
だけれど、もしこういう事態が本当に訪れたら、
その時にこうやって強い心で戦えるのは子供なのかもしれないという感想を、大人になった自分は抱いた。
大人みたいに苦しい事に耐え続けるのは無理かもしれないけど、
大人からすれば大したことがないように見えることを今の自分の全てだと思えて、それをめいいっぱい大事にしようとする姿が、ぐっときた。
絶望的なデスゲームの漫画を辿ろうとしていたが、
これから読み始めたのは間違いだったかもしれない。
彼らがあれだけ精一杯戦ったのを見届けた今、
戦いなんてない方がいいんだと、真面目に考えてしまっているからだ。
絶賛しましたが、二巻か三巻ぐらいまではいまいちピンと来てませんでした。
だんだん謎が明かされ、大人達も巻き込んで、それでも子供達は「地球」ではなく「自分の周り」と一生懸命向き合っていく、そのあたりがとても読みどころだと思うので、ぜひ読破してもらいたいです。 -
購入済み
悔しいが面白い
とにかく巷で大人気の漫画。流行り物に手を出したら負ける気がしていたけど、50ptバックが魅力的で全巻揃えてしまった。
結論から言うと面白い!
多分、舐めてた人ほど引き込まれる漫画だと思う。
最近よくあるような、「日常の価値観をひっくり返す」(パラレルワールドとか、世界がループとか)
系の漫画ではない。
これぞ漫画!という作品だと思う。
巨人に立ち向かいます、というテーマでとにかく一貫しているのも潔い。
作中はとにかくバトルバトルの連続で、飛んで跳ねて斬って血肉が飛ぶ。
グロテスクだとは聞いていたが、不快には思わなかった。
この漫画にはそういった表現が必要なのだと感じられた。
どんどん明かされていく謎に引き込まれてしまうが、謎自体は古風なネタが多い。
奇をてらうようなどんでん返しではなく、あくまでも王道な展開に好感が持てた。
そして何より魅力的だと思ったのが、作中での命の描かれ方だった。
もっとぷちぷちと人が死ぬのかと思ったら、そんなに容易いものではない。
粘っこく殺される者もいれば、ほんのわずかな描写で殺される者もおり、かと思えば寸前のところで生き延びる者もいる。
多種多様な命の散り様は、まさに巨人に弄ばれているようで、この作品の重要なシーンだと感じた。
続きが楽しみだが、完結してからまとめて読みたい漫画、でもあるような気がする。
続刊が出たら、まず1巻から読み直して最新刊に挑もうと思う。