ヤマウチシズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書録「ホーンテッド・キャンパスこの子の
ななつのお祝いに」4
著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫
p261より引用
“「ハイヌウェレ型神話は、インドネシアの
セラム島に伝わる伝承だ。ココヤシの花から
生まれた少女ハイヌウェレは、尻からさまざ
まな宝物を生むことができたという。村人た
ちはそんな彼女を気味悪がり、殺してしまっ
た。ハイヌウェレの父親は、掘り出した死体
を切り刻んであちこちに埋めた。すると、彼
女の死体からは芋が生えてきて、人々の飢え
を満たしたそうだ」”
目次より抜粋引用
“ここはどこの細道じゃ
天神さまの細道じゃ
ちいっと通してくだしゃんせ
御用のない者通しゃせ -
Posted by ブクログ
読書録「ホーンテッド・キャンパス死者の花
嫁」4
著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫
p69より引用
“「もちろん、すべて一次審査落ちでした。
小柳は『既定の賞なんかではおれの才能は推
しはかれない』と主張し、各出版社の編集者
宛に抜き打ちで送りつけたようですが、当然
返事が来るわけもなく」”
目次より抜粋引用
“さいなむ記憶
追想へつづく川のほとり
ファイアワークス
うつろな来訪者
死者の花嫁”
見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
を主人公とした、短編連作青春オカルトミス
テリ。シリーズ第四弾。
部室もカビる梅雨の長雨、いきなり大声を
出したオカルト研究会部員・三田 -
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Posted by ブクログ
なかなかホラー色の強かった一冊。
森司とこよみは相変わらずだが、ホラーで息が詰まった合間に、ふっと一息つかせてくれる。
森司の勘違いポンコツぶりには、呆れる部分もあるが…
最後のエピソード、浅間山荘や連合赤軍の事件が、深く関わってくる。
この作品には実際に起こった出来事や事件がよく扱われているが、参考として扱われることが多く、ここまで深く関わったのは初めてだ。
私が小学生にあがったばかりの頃、浅間山荘立てこもり事件のニュースがテレビで流れていた。
おそらく連日TV中継されていたのだろうけど、幼かった私は遊びながら横目でチラッと見た記憶があるくらいで、その印象も警察もののTVドラマを見てい -
Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりにこのシリーズを読んだのだが、森司とこよみちゃんは付き合っているのか、いないのか。どうなんだっけ?と混乱した(*_*)
キャラクター紹介の森司のとこに「こよみに片思い中」とあるので付き合ってない。と判明!
いやいや、付き合ってるよね!当事者だけがまだ交際してないと思ってる状態なんだよね。じれったい~。でもそこが面白いのだよね(*^^*)
今回三編収録されてるけど全部怖かった!
ご飯を食べられることのありがたさも身に染みた。破棄される食料がある一方、お腹を透かせている人もいる。どうにかうまくいかないものなのだろうか。
お気に入りシーン。p168「馬鹿を言うな」森司は吠えかえした。「おま