ヤマウチシズのレビュー一覧
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「大日本サムライガール」からのスピオンオフ作品。
アイドルとして神楽日毬に次いでひまりプロダクションに所属することになった朝霧ちとせ。その辺りの経緯は本編ではちとせが唯一活躍らしい活躍をしている「大日本サムライガール」の2巻に詳しく書かれているので、まずはそちらを読むことをお勧め。
ちとせ以後にひまりプロダクションに加わった面々が売れていく中、敏腕プロデューサーの織葉颯斗をもってしてもなかなかブレイクできずにいるので、本編ではちとせ=どんくさいキャラとしてある種のネタキャラ的な感じになっていますが、そこがちとせの大きな魅力。
本編ではスポットライトが当たりにくいちとせだけに、ちとせがメイン -
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自分が死んでいる、見え方が違う祖父母、四谷怪談。
それはちょっとどうだろう…という真相な最初の話。
選び取るのは本人、とはいえ、これはちょっと
無責任な感じがします。
それによって引き起こされたとも言える内容。
一番の元凶は…ですが。
笑っているか、怒っているか。
これはどっちだ、と思っていたら…。
これはこれで、生きている人間も変わりないですし
本人にとっては、確かに怖くないかと。
やはり、生きている人間が一番怖い。
言わずと知れた、な四谷怪談。
上澄み程度しか知りませんでしたが
こういう話なのか、と。
これは今でも使える男女間ではありますが
写真については、当人の心があるので、なんと -
ネタバレ 無料版購入済み
テッパン
転生モノ、婚約破棄、追放、からの出会い、溺愛。
テッパンどころを押さえたつくりですね~。
ヒロインに母国への未練を残さないためか?聖女なのに便利なモノ扱いな設定で、国王も王妃も王太子も揃って浅慮。ヒロインを引きずり下ろした義妹も。最後は自業自得。
隣国の王家はとても愛情深い一家で、ヒロインの居場所ができて。大切な人達を守るために、母国の闇の元凶を祓おうとするヒロインに、ずっと寄り添う王太子。素敵でした。 -
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ずっと愛読しているシリーズ。
櫛木理宇先生の著作にしてはマイルドなホラーで心にダメージがくる展開は少なく読みやすい。
もはや恋愛小説だと思ってよんでいる。
怪異に対する蘊蓄などまだまだこんなネタがあるのかと毎度驚かされる。
死霊や無差別な呪いだけでなく、人の悪意や害意がしっかり練られていて読み応えがあった。
今回は表題作が好みだった。
今回は三編載っている。
さよならカサブランカ
シネマバーで起こる空間が閉鎖する異常事態
原因は建物自体に棲みつくものか別にあるのか。
さえずりとドライブ
ドライブ好きな姉と同乗する弟。
乗車後に車や飼う鳥に異常が起き始める。
狼は月に吠えるか
妹が恋人