カズオ・イシグロのレビュー一覧

  • クララとお日さま

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    初作家さん。読むタイミングが良くなかったのか、ちょっと単調で、特に中段は読むのに苦労しました。徐々にジョジー家族の事情が分かっきて、AIのクララの健気さや一生懸命さが、後半になるにつれ哀しくなる。

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    2025年10月04日
  • 遠い山なみの光〔新版〕

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    伏線回収!すっきり爽快!本ではありません。
    自分的に気になってた箇所が明確にはならないのでモヤモヤ感が残りました。
    あとがきを読んで、なるほどなぁと思う事が多々。ニキの言葉にはハッとさせられて思わずブックマークしてしまう文章も。そして会話がとても独特。会話の中で何度も繰り返される言葉が印象的だが、会話でその人の表情、心情まで読者に想像させてしまうところがすごいところ。

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    2025年09月27日
  • わたしを離さないで Never Let Me Go

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    終始女性の一人称で進む物語。土の中でじっとし続け、最後の一章で飛び立つような展開でした。
    境遇がわからないまま、大きくなっても子どものままのような主人公達。荒れた感情に悲しさや怖さ、色々重ねたら丸になったような独特な感覚を覚える本でした。ひどい話なのになんだか爽やかさも感じるのは、淡々としているからでしょうか。

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    2026年01月24日
  • 遠い山なみの光〔新版〕

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    小説を読む限りは、佐知子は実在した人物で、過去の悦子にとってはその価値観に腹の底からは承服しかねる異質の存在だったように解釈していたが、映画ではそれは実は悦子そのものであり、そういう人物がいたかのように二キに嘘をついていたと最後にネタバレをして終わるように脚色されていた。原作に対してあまりにも分かりやすく説明し過ぎであり、火曜サスペンス劇場のような単なるエンタメサスペンス映像になってしまっており、舞台のセットや俳優陣は豪華であるものの、映画としてみると☆1。

    記憶を無意識に変えずしては思い起こすこともはばかられるような過去を抱えながら、強く生き抜いてきた当時の人々の人生が思い起こさせられる。

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    2025年09月24日
  • 遠い山なみの光〔新版〕

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    ネタバレ

    映画化を機に購入。有名作「わたしを離さないで」の世界観が好みだったことを思い出して迷わず読み始めたものの、私にはやや難解だった...。

    起承転結が掴みにくくて、どうにも読み進まない。

    ただ、日本にルーツを持つ著者が日本を舞台にして英語で書いた作品を、日本語で読む。
    このねじれは面白かった気もする。

    映像の方もやや掴みづらそうなので
    ただ世界観に浸るつもりで観に行こう。

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    2025年09月14日
  • 遠い山なみの光〔新版〕

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    過去と現在、真実と虚構が錯綜し、半ば混濁した視点から語られる物語に終始翻弄されながら何とか読み終えた。理解できた気はとてもしないけど、題名とも深く関わるケーブルカーの場面は忘れ難い。あと、三宅香帆さんの解説が「渾身」を感じさせるやつだった。

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    2025年09月14日
  • 忘れられた巨人

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    難しかったけどなぜか読みきれた。

    「霧」は認知症のことなのかな、最後のボートの行き先は死後の世界なのかな、息子を探す旅は長い夫婦生活で起きることかな、と解釈した。

    あと「霧」は不幸なこととして捉えられてるけど、本当に不幸なだけなのかな。と思わされた。

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    2025年08月17日
  • 忘れられた巨人

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    3.5 なかなか読むのに苦戦しました。読んでも読んでも進まない感じ。大きな出来事も淡々と語られていく。世界観はファンタジーだが、モチーフは不変の愛はあるのか?がテーマかな。我が身を振り返ってしまう。最近、連れ合いには優しくしてないな。まあお互いにやけど。それでも読んで良かった。別の作品にも挑戦したい。

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    2025年08月09日
  • クララとお日さま

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    人工フレンドのクララが、ジョジーの回復を
    お日さまに願う姿が印象的だった。
    宗教の概念がないはずの彼女が
    自然と“祈り”のような心を持つのが美しく切ない。

    ラストの「歩き方」にジョジーを重ねる場面も
    実際の再会ではなく
    クララの記憶が見せた投影なんだろう。
    静かでやさしい物語だけど、
    読後にじんわり効いてくる。

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    2025年06月19日
  • 夜想曲集

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    好きな作家の短編集。もう少し音楽に造詣が深ければ (背景が分かれば) より味わえるのだろうが、分かったのはABBAのdancing queenだけというお粗末な自分には少々 (?) レベルが高かった。音楽と男女の関係をモチーフに、時の流れの残酷さ (過去も未来も) と共にどこか「日の名残り」を連想させるノスタルジックな雰囲気や人間関係の機微を感じさせられる。

    全般読みやすい文章で、ハチャメチャなものから、コメディタッチなものまでテイストが違う作品も含めてサラッと楽しめるのは短編集ならでは。音楽に疎くても。

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    2025年04月20日
  • クララとお日さま

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    あまり得意ではない翻訳もの。
    近未来的な話なので輪をかけた苦手分野。
    そのせいかなかなかページが進まず、ずいぶん読み終わるまで時間がかかってしまった。
    ロボットが主人公ということでか、あまり細部まで明らかにならず物語はすすんでいき、最後も含みを持たせて終わる…
    それでも余韻が残り、ああ、カズオイシグロってと思わざるを得ない。

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    2025年04月11日
  • 充たされざる者

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    難しかった…退屈といえばもうそれまでだし、不条理?とかそういう世界を楽しめる人向けかなと。休み休み、どうにかこうにか読んだけど、よくわからなかった。私はストーリーがないとダメなんだなぁと思った。

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    2025年03月29日
  • 浮世の画家〔新版〕

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    語り手の小野によって戦前・戦後の様子が語られていて、序盤はつらつらと読んでいたけど、途中から「ん?」という内容が増えてきて、どんどん「ん?え?ん?」となり、ページをめくる手が止まらなくなりました。面白かったです!

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    2025年03月29日
  • 浮世の画家〔新版〕

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    戦後の日本が舞台
    有名な画家の晩年
    下の娘の結婚話が直前で流れてしまい・・・
    そして画家は過去を語る
    今の話もありますがほとんどは過去のできごと
    でした

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    2025年03月26日
  • 浮世の画家〔新版〕

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    『「浮世の画家」でいることを許さないのです』という小野の言葉。モリさんは歓楽(耽美主義)に美しさを見出し、「浮世」を描くが、時代が進むにつれて小野は師の「浮世」への考えに対して自分の考えを表す。ただ、小野の当時の作風について改めて考えると、小野が導き出した精神主義的な作風もまた、大きく見ると「浮世」だと言える。小野自身もまた時代に翻弄された「浮世」の画家なのでは。
    小野に限らず、この作品の時代背景も、紀子の縁談も、一郎の好むヒーローも、時と共に流動的に変化している。浮世の中で人々は時代に合わせて生きている。
    小野の語りからは、古風かつ独善的で自己を正当化しようとする性格が滲み出ている。当時を思

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    2025年03月06日
  • 夜想曲集

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    2024/6/9

    初イシグロ
    淡かった

    五個?の短編
    あのイギリス田舎の、ホテル勧める話が一番すき
    あと友達の家めちゃくちゃにする話もいいな

    内容というより、ジャズ聞にながら時間を楽しむ本だわ

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    2025年02月08日
  • 夜想曲集

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    カズオ・イシグロの短編集。

    音楽と夕暮れって、本当によく付けたタイトルだと思う。いわゆる人生の黄昏時を表現してるんだけど、短編の主人公5人とも自分とはかすりもしない人生を歩んでいながら、もう節々に「その気持ち分かるわー」と感心する時がある。

    カズオ・イシグロって、そういった誰の人生でも経験する言葉にし難い気持ちを文章に表現するのがすごく上手い。

    正直ストーリー的にはそれほど引き込まれなかったんだけど、その絶妙な文章に出会いたいために、また他の作品も読みたくなってしまうんですよ。

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    2024年09月28日
  • 浮世の画家〔新版〕

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    ネタバレ

    ページが進むにつれ、小野に対して、「お前…」と思いながら読んでしまった。もちろん日常で人にお前なんて言うことはないのだけれど。

    戦時中に体制翼賛の戦争画を描いて評価されていた画家の晩年。

    自分のしたことを後悔はしていないが、世間の目のせいで忸怩たる思いを抱えて、無自覚ではあるかもしれないが気持ちも少し揺らいでいるといった感じ。

    弟子にしたことを後悔してなさそうなあたりは恐ろしい。

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    2024年08月10日
  • 忘れられた巨人

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    感想
    記憶。無くしてしまえば楽。楽しいことも悲しいことも何もない。神から授けられた救済。前を向いて歩いて行くための準備。

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    2024年01月27日
  • 忘れられた巨人

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    この作家さんの3冊目ですが、やはり独特の雰囲気がありました。外国の作品だからでしょうか?途中解りにくい所があるので、何回も読むぐらいな熱心さが必要かもしれません。

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    2024年01月26日