カズオ・イシグロのレビュー一覧

  • 充たされざる者

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    一応読んだことにするが、最初の数ページで飽きた。というか自分には面白さがわからない。文学とは難しい。ページ数も多い。

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    2018年12月26日
  • わたしたちが孤児だったころ

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    不思議な感じの小説である。主人公と周りの世界とのズレを匂わせながら展開していき、上海での両親探索にて主人公は異世界に入り込む感じになる。でも何事もなかったように終わる小説。

    前に読んだ「日の名残り」も、同じく一人称独白振り返り式だったが、そちらは主人公のズレがエンディングで明らかになるのとは本書は一味違う。

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    2018年11月05日
  • 忘れられた巨人

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    読んでる最中はハラハラしながらすごく引き込まれてあっという間に読み終えたのだけれど、終わってみれば霧の中、結局何が言いたかったんだ?と、呆然、立ち尽くす、そんな読後感。
    鬼、霧、赤い髪の女、夢、蝋燭、黒後家、兎、船頭、島、雌竜、戦士、山査子、全てが記号?でも一体何の?
    もう、置いてかれ過ぎて、考えてもわからないから、ネット上の色々な方の書評や考察、また、作者ご本人のインタビュー内容で答え合わせ。
    結果、全っ然違うこと考えて読んでたわ、自分。何故だろう、冒頭から一つの仮説に囚われ過ぎて、結局、物語終盤までその疑念が拭えなかった。
    その仮説というのも、実はこの物語に登場する人物全員

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    2018年08月30日
  • 忘れられた巨人

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    記憶を忘れた不安に揺さぶられながら物語がどう進むのかを這いながら読み進んで行ったのに、煙に巻かれて終わったような...私にカズオイシグロ作品は難しいのかも。

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    2018年07月02日
  • 忘れられた巨人

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    あのカズオイシグロ氏の長編。
    やはりイギリスにベースを置く作家は、ファンタジーの世界にも造詣が深くなるのだろうか?
    アーサー王が去り、円卓の騎士は年老いてもまだ生きていた時代のイングランドの話。

    イメージ的には、トールキン指輪物語の第一部旅の仲間に非常に近い世界だが、もちろんトールキンの焼き直しではなく、イシグロ氏の設定した世界での完全なオリジナル。

    派手に盛り上がるシーンはないが、情景描写が非常に細やかで、主人公の息遣いまで感じられるようなリアルさ。
    そして深まる謎とその解決、展開。

    じわじわと面白く、最後まで一気に読んでしまった。
    面白かった。

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    2018年06月22日
  • 特急二十世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー

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    英語と日本語の両方が載っているのが良かった.不安定な世界に対してメッセージを送るのかと思っていたらそうでもなく,自分の生い立ち作家になる動機や作品誕生のあれこれとこれからの展望といったところが主な内容で,ストイックというか佇まいなど静かな感じがした.

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    2018年04月11日
  • 充たされざる者

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    登場人物の会話が多い。脈絡のない場面転換。移動にも違和感が残る。夕べ見た夢をたくさんつなげて、言葉で表現するとこんな感じになるかも。
    ボヤーッとした世界の霧の中をやっと歩み終えた。
    チョット疲れた。

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    2018年02月16日
  • 忘れられた巨人

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    今まで読んだカズオ・イシグロの作品の中では一番良かった。
    相変わらず会話がくどいところは勘弁して欲しいけれど、今回は、そういうシチュエーションなんだから仕方ないか。
    あと、最後は、もうちょっと変えて欲しかった。

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    2018年01月20日
  • 充たされざる者

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    こんな本は今まで読んだことはないし、技巧も文学としてもすごいのだけど、タイトルの通りすぎて、好みで言えば好きとは言えない。。。
    とにかく、卵とベーコン、ソーセージ、トマトにコールドミートや熱々のコーヒー、焼きたてのクロワッサンやロールパンと言ったたっぷりの朝ごはん食べよう、と思った。

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    2018年01月04日
  • わたしを離さないで Never Let Me Go

    購入済み

    淡々としたノスタルジー

    高評価のレビューがいっぱいの中、すいません。
    ノーベル文学賞を取ったというニュースで初めて知り、読んでみました。
    期待が大きすぎたのか若干がっかりしました。

    何の予備知識もなく、提供、3-4度目の提供で使命を終える、とのことから主人公たちがどういう子供たちなのか検討はつきました。
    不思議だった施設での授業や保護官とのやりとりが後に明らかにされますが意外性や驚きがなく終わってしまいました。

    こういう目的のために生まれてきた子供たちの話は日本の漫画でかなり昔にも読んでいたので、その時の衝撃が大きかったのと、内容もはるかに壮大(漫画的)だったからかもしれません。
    ちなみに清水玲子

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    2017年11月20日