秋山瑞人のレビュー一覧
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購入済み
6月24日はUFOの日
2000年代初頭(平成10年代前半)に刊行されたセカイ系ラノベの傑作だ。本シリーズは、スマホはおろかケータイも珍しい時代の中学生達の青春を、不穏な世界とともに描く。物語は、概ね明るく軽やかに展開していくが、終幕に近づくにつれて暗い雰囲気に堕ちていく。この展開はエヴァTV版に似ているが、エヴァと異なり、痛切極まる感涙と爽やかな感動がある🛸感涙&感動ばかりではなく、「正しい原チャリの盗み方」の追走劇や、「無銭飲食列伝」の女子大喰いバトルなど、面白さやスリルの面からも見どころは多い🛸ところで、強大なエイリアンが地球を侵略したら「インデペンデンス・デイ」のように地球人類は一致団結できるのか。できると言
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購入済み
燦然と輝くSF作品
およそ20年前に発売されたこの作品、最終巻が出ないまま、乾いた心のまま風化していくのかと思っていましたが
原作者のよしみる先生の頑張りにより電子化が発売されました。感謝と喜びの念が絶えません。さらに最終巻作成の動きもあるのだから。
内容的には、ライバルの悪役令嬢の嫉妬にあった主人公が軍学校に左遷させられポンコツ部隊の教官となり日々奮闘していく物語です。もちろんそれだけじゃないですけど。読んでほしい。
ただ心情の表現や言葉選びや文体のかっこよさが令和になっても私の心をつかんで離しません、この機会に一度読んでほしい作品です。 -
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Posted by ブクログ
「龍盤七朝」という中華風というか武侠小説風舞台の
「時代」もの(その時場所を描くことに意味あるもの)
日本ならばシノビとサムライ(カタカナで)もの
お話自体も数冊で収まる単純なものなのに
なぜここまで他の小説と違うのか
「ライトノベル」(キャラクタが話しを作るほど特徴的である)であり
「時代劇」(どんな舞台場所でも通俗普遍なお話)なのに
架空舞台の詳細な描写で時代ものでもあるというものが他にないからか
この作者に創作意欲が残っていたことだけで賀すべきことである
もちろん刊行間隔は3年半といわず1年くらいでも全然かまいませんことよよくってよ -
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Posted by ブクログ
途中まで読んでて最後はどうなるのか大体の見当は付いてたが、それでもちょっと悲しくなった。
ボーイミーツガールと聞いて読み始めたので、最後はハッピーエンドを勝手に期待していたのもあるかもしれない。
いや、ハッピーエンドなのかな?
この4巻を読み始める頃には、中華料理店で大食いをしていた頃にどうして戻れないのかと、もどかしくなった。あの生活がずっと続けばいいのにと、物語のキャラクターでもないのに思ってしまった。
無理なものは無理と割り切って行動できた浅羽のような真似は自分にはできない。いや、割り切るどころか、最後まで抵抗していたか。どちらにせよ、自分にはできないんだろうなあと、少し悲しくなった。
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